業務連絡です☆
ホームページやフェイスブックではアップしましたが、
ご覧になられていない方の為に、記事をアップします。
内容はコリンアスリート在庫艇情報です☆
バックオーダーがあるハズなのに在庫⁇ って思われるかもしれませんが、バックオーダーは全て新規製作艇で、今回はそれ以外の艇の話になります。
現在はバックオーダー解消に向けて順調に製作を進めており、製品が完成し次第順次出荷中ですが、
今年の夏場は気温が高すぎて、受注艇の生産が出来ない状況に陥って約2ヶ月ほど生産停止に追い込まれてしまいました。
中でも、
塗料の色分け作業が出来なかった事が一番の要因です。
マスキングテープを貼って色分けをするのですが、
気温が高い状態が長期にわたった為に、生産型自体にも熱がこもり、吹き付けた塗料がマスキングテープを剥がす前にゲル化(硬化)してしまう現象が発生しました。
私自身、ヤマハ時代を含めるとかれこれ20年近くFRP作業に携わってきたのですが、今回ほど対処のしようが無い事態は初めてでした。
とにかく、作業場の気温を下げ、生産型にこもった熱を放出しない事には成形が出来ない状況にありました。
対策として、まずは冷房設備の導入がありますが、
現在の工場(建屋)はスレート壁1枚で屋根も低くく、冷房効率を考えるとまさに「焼け石に水」です。
冷房設備を導入するならまずは壁に手を加えなければ意味がありません。
屋根が低い事で発生する不具合は、
屋根の表面が日光で温められ、その熱が屋根裏に伝わり工場内の温度を更に上昇さる点にあります。
天井に換気ファンなどがあれば多少は違ってくると思いますが残念ながら1つもありません。
そこで、そもそも屋根が熱を持たないようにする方法「屋根散水」を試してみようと思い、手っ取り早くホームセンターでスプリンクラーやホースを購入しDIY。
これは気化熱を利用したシステムで、
実際には雨水タンクや電動ポンプ、起動タイマーなどを組み合わせて設備する必要がありますが、今回はあくまで効果確認の為、散水のみとしました。
結果どうだったか?
散水した場合、工場内の気温は3〜5℃ほど下がり、かなり効果が期待できる事が分かりました。
屋根散水DIY動画↓
https://youtu.be/UHnQLWGKREA
しかし、そもそもの気温が高すぎます。
日中散水無しで工場内の温度は〜45℃
3〜5℃下がったところで成形可能な気温には程遠い状況でした。
ここまで色々と述べてきましたが、
結局のところ、高温を回避克服するためには建屋の構造自体を含めて根本的な対策を実施する必要があると言うところに達します。
じゃ、かと言って、
オーダーを頂いてる方々へ言い訳ばかりで何もしなくて良いのか?
そんな訳にはいきません。
そこで、
マスキング作業を必要としない艇(単色)を製作し、オーダー艇をお届け出来るまでの間、とりあえず使ってもらう事を考えました。
これは誠に勝手な判断で、早めにオーダー頂いた方へは大変申し訳ない話ですが、
オーナー様の所在地を考慮し、季節の進行によって水温低下がより早く訪れる北陸地方の方から優先的に発送する事にしました。
そして現在、
オーダー艇の発送と共に、貸出ししていた単色艇が弊社に戻って来ている状態です。
これが冒頭に述べた在庫艇になります。
今現在もバックオーダーの解消に向けて製作を進めている状態にある為、新規オーダーに関しては明確な納期回答が出来る段階になるまで受注再開の時期を見合わせているところですが、カラーリングにこだわらない、中古でも良いという方が居ましたら在庫艇にて即対応可能ですのでご連絡を頂ければと思います。
在庫艇の仕様や状態などに関してのお問い合わせは弊社HP内「お問い合わせ」からお願い致します。
ベイロマンスカヤックスHPお問い合わせ↓
https://bayromancekayaks.com/contact
在庫艇の数には限りがあります。
既に完売となってしまった場合は何卒ご理解頂きますよう宜しくお願い致します。
以上、
業務連絡☆在庫情報でした☆