あいさつとは、これいかに
「挨」も「拶」も、押すとか、迫るという意味を持っている漢字です。
禅宗では、「一挨一拶」といって、打てば響くように問答を繰り返すことで、悟りの深さをはかるのだといいます。これが挨拶の由来です。すさまじい迫力で問答を繰り返すことによって、自分の未熟さを知り、また、修行に励んだのでしょう。
私たちが日常交わしている挨拶にも、それぞれ意味があります。
「おはよう」「こんにちは」「さようなら」……。
それぞれ、相手をねぎらったり、気遣ったり、無事を祈ったりする気持ちが込められているのです。
打てば響くように気持ちよくかわす挨拶も、自分磨きの一歩なのかもしれません。
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