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1980年以前の中学に家庭科、未必修の男性諸氏に医療従事者を含め必要かも。

[鎮痛・抗炎作用ある食材] 食生活について語ろう   

2020年01月19日 | 美容ダイエット
・鎮痛・抗炎作用のある食材
 1月20日が大寒です。今が最も寒い時期です。外出も億劫(おっくう)になりがちで背中を丸め動きが鈍くなりがちです。
関節の痛み、ぎっくり腰を起こしがちです。そんな痛みを和らげる、炎症を抑制する食材を集めてみました。
煎じてお茶として飲まれているものもあげてあります。

◇赤松のマツ葉は、主要成分の葉緑素を含み、赤松酒として、乾燥させ煎じて低血圧、冷え性、不眠、食欲不振、去淡、動脈硬化、リューマチ、神経痛に用いられます。

◇赤芽槲・赤芽柏(あかめがしわ)は、樹皮、葉には苦味成分のベルゲニンBergenin、ルチン、タンニンを含み、夏に樹皮(漢方で野梧桐[やごとう])をはいで乾燥し、胃潰瘍や下痢止め、神経痛に煎じて民間薬として用い、葉は腫れ物、痒み止め、湿疹に使われていました。

◇マタタビ科のマタタビ、サルナシ等などのマタタビ属に含むアルカロイドのひとつでアクチニジンActinidineが鎮痛、利尿、血行促進、保温作用があります。

◇五加木Ukogi(うこぎ)は、主な成分として苦味成分トリテルペノイド系配糖体を含み血行を促進し、神経痛、関節炎に用いています。

◇独活Udo(うど)は、旨み成分アスパラギン酸(疲労回復)、香りのリモネン(免疫力強化)、サビネン、褐変物質のポリフェノール(血行促進)を含みます。成熟した根を乾燥させ煎じて神経痛、冷え性、発汗、解熱、湿布に利用します。

◇夷草・恵比寿草Sicklepod(えびすぐさ)の成分は、アントラキノン誘導体Anthraquinone-derivativeのエモジンEmodin、オブツシフォリンObtusifolin、クリソファノールChrysophanolなどを含みます。
穏やかに作用して便通を良くし、高血圧予防、利尿、胃弱、神経痛、リウマチ、更年期障害などに良く身体を暖めます。

◇延胡索(えんごさく)は、アルカロイドのテトラヒドロパルマチンTetrahydropalmatine 、コリダリンCorydalineほかを含有し血行をよくし鎮痛、鎮痙(ちんけい)作用があり、胃粘膜を保護します。

◇黄耆(おうぎ)は、フラボノイド、サポニンを含有し、長くのびた根を乾燥し虚弱体質、止汗、利尿、鎮痛、リウマチ、呼吸機能促進に用いています。

◇加味逍遥散(かみしょうようさん)は、よく知られる漢方薬で女性の更年期障害や自律神経失調症の改善に、漢方の中では最も効果があると言われます。
生薬として柴胡(サイコ) 、芍薬(シャクヤク)、蒼朮(ソウジュツ)、当帰(トウキ)、茯苓(ブクリョウ) 、山梔子(サンシシ)、牡丹皮(ボタンピ) 、甘草(カンゾウ)、生姜(ショウキョウ)、薄荷(ハッカ)を主に含みます。
更年期障害・自律神経失調症・冷え性・頭痛・ひざ痛・肩こり・便秘・しもやけに効果的です。

◇桔梗Balloonflower(ききょう) は、毒性が強いですが晩秋に日干しした桔梗の根を煎じてキキョウサポニン、 イヌリン、フィトステロールPhytosterol、トリテルペノイド類を含み咳止め、鎮痛、解熱、葉や茎から採れる白乳液が塗り薬として排膿(はいのう)、扁桃腺炎に用いられてきました。

◇キャッツクローCat'sclawは、アルカロイド(免疫力強化)、ポリフェノール(抗潰瘍)を含み樹皮よりエキスを抽出、濃縮しスプレードライ加工によってカプセルにしたものが健康食品とし市販しています。主に鎮痛作用があり、リウマチ、腰痛、膝の痛みなどの関節の痛みに用いられます。

◇クローブCloveに含む主成分オイゲノールは、揮発性でフラボノイドが、香辛料、薬用、香料として抗菌、鎮痛、麻酔、健胃、保湿、消臭、育毛、化粧品に利用しています。

◇ココアCocoaは、苦味を形成するアルカロイドは、テオブロミンTheobromineで1.7%含みカフェンより穏やかに神経、腎機能、心機能に働き鎮痛、鎮静、利尿、発汗を促し有効に作用しています。  

◇牛尾菜Greenbrier(しおで)は、秋に根茎を掘り起こし天日で乾燥させ生薬で馬尾伸筋(ばびしんきん)といい血行促進し関節炎、リウマチ、鎮痛などに煎じて用いられます。

◇ローズマリー、よもぎ、ウコン、生姜、ユーカリ、月桂樹などからのエッセンシャルオイル(植物から得られる芳香のある精油)は、さわやかな香りで体温調節機能を有し冷え性によいとしています。
胆汁の分泌促進し健胃に、保湿、血行をよくすることから消炎作用があり去痰、腰痛、神経痛、リウマチ、関節痛に、抗菌性があり殺菌、防腐効果により乾物、衣類の防虫に利用できます。

生姜・生薑Gingerは、辛味のジンゲロールGingerol、ジンゲロンZingerone(結晶)、ショウガオールShogaolが新陳代謝を高め、発汗作用があります。黄色の色素クルクミンが肝臓の働きを強くします。アミラーゼ、プロテアーゼなどの分解酵素が微量含まれ消化、吸収を助けます。
香りの精油成分は主にジンギベレンZingibereneを含み他にカンフェンCamphene、シネオールCineole、ゲラニオールGeraniol、ガラノラクトンGalanolactoneが血流をよくし、保温効果が高く、痛みを和らげ消炎作用を有し風邪引き、咳、冷え性に生姜湯、湿布にし利用しています。

◇西洋ヤナギは、ヨーロッパで薬用植物として用いられ、ヨーロッパ薬局方に記載があります。樹皮、新芽より抽出されたエキスにアスピリンにも含む有効成分サリシン(Salicin)が痛み止め、抗炎症作用を有し、頭痛、関節痛の鎮痛に用いられてきました。
主にコンドロイチン、グルコサミン共に調合し利用しています。

◇芹Water dropwort(せり)の香りの成分で、ミリスチン、カンフェン、フタリドPhthalide、ピラジンPyrazineが血栓を作りにくくし血液凝固を防ぎ血行をよくし、肝機能を強化します。発汗を促し解熱、保湿作用があり冷え性、神経痛、リウマチによいとし用いられてきました。

◇セロリーCeleryの成分はアピインApiin(配糖体)、セリネン、リモネン、ミルセンMyrcene、α-ピネン、β-ピネンなの香気精油成分で鎮静、鎮痛作用があり関節痛の痛風、リウマチに、イライラを静め、また消臭、防臭作用があります。

◇タイムThymeは、チモールThymol (殺菌作用)、カルバクロールCarvacrol(抗菌・芳香作用)、ピネン、リナロールなどを主成分としています。清涼剤、歯磨き、石鹸、入浴剤、香水、虫下し、鎮咳、鎮痛に使われています。

◇たらの芽Fatsia sproutsは、成分としてサポニンを含み樹皮、根皮を刻んで乾燥させ胃腸病、神経痛、消炎、糖尿病、利尿、高血圧によいとし民間薬に使われてきました。

◇田七人参 でんしちにんじんは、16種のサポニン配糖体を高濃度で含み血流改善で強心、肝機能強化、高血圧、糖尿病、抗がん作用などに利用してきました。
有機ゲルマニュウム、アルギニンが肝機能改善し滋養強壮作用を強めアレルギー、リウマチ、糖尿病に、フラボノイド、テルペン類が血流促進、抗菌、鎮痛作用をもつとして注目が集まっています。 

◇当帰(とうき)は、根を乾燥させ鎮痛、鎮静、解熱、抗炎、抗菌、末梢血管を拡張させるとし古くから代表的女性の薬草として冷え性、滋養強壮、更年期障害、婦人病に使われてきました。

◇毒痛み(どくだみ)は、花穂、果穂にイソクエルシトリンIsoquercitrin(血行促進・利尿作用)、葉にクエルシトリンQuercitrin(利尿作用・便秘解消)、デカノイルアセトアルデヒドDecanoylacetaldehyde(殺菌作用・美肌効果)、カリウム(利尿作用)を含みます。
高血圧症にも有効で毛細血管を丈夫にします。作用が強いことから効果が期待できます。多くの薬効があることから十薬(じゅうやく)の生薬名があります。

葱Welsh onion, Allium(ねぎ)は刺激臭は硫化アリルで動脈硬化予防、殺菌作用を有し昔から風邪予防に利用してきました。
ビタミンB1誘導体アリチアミンを作るアリン(アノイリナーゼの酵素によりアリシンを生じアリチアミンを生じる)を含み、新陳代謝をよくし血流改善、利尿作用、浮腫み、頭痛を改善します。

◇バジルBasilは、開花前の葉茎より精油しその成分(オイゲノール、リナロール、カンファ)が喘息、気管支炎、鎮痛、鎮静、集中力を高める。また消臭、殺菌、防虫に有効としています。

◇薄荷Peppermint(はっか)は、清涼感のあるよい香りが葉茎、花より精油しその成分(メントール)が食品、化粧品、医薬品で消臭、鎮痛、整腸、目薬、歯磨き、入浴剤、殺菌など多くのものに利用しています。

◇八角Star anise(はっかく)の主成分がアネトールAnetholeで漢方で胃痛、風邪、冷え性に、局部麻酔作用を利用し歯痛、リウマチにも使われます。

◇鳩麦Jobs-tears,Pearl barley(はとむぎ)は、新陳代謝を促進するコイクセノリドCoixenolide を含み腫瘍抑制作用があり滋養強壮、鎮痛、神経痛・軽いリウマチ、利尿、消炎に利用してきました。

◇パフィアPfaffiaは、エクジステロイドEcdysteroid、テルペン、サポニンを含み神経痛、リウマチ、更年期障害に利用していました。また皮膚中のコラーゲンの合成を促進し肌の老化を抑えることが、動物実験で示されたといいます。


老成生姜(ひねしょうが)は、辛味のジンゲロールGingerol、ジンゲロンZingerone(結晶)、ショウガオールShogaolが新陳代謝を高め、黄色の色素クルクミンが肝機能を強化します。
アミラーゼ、プロテアーゼなどの分解酵素が微量含まれ消化、吸収を助けます。香りの精油成分は主にジンギベレンZingibereneを含み他にカンフェンCamphene、シネオールCineole、ゲラニオールGeraniol、ガラノラクトンGalanolactoneが血流をよくします。
痛みを和らげ消炎作用があり風邪引き、咳、冷え性に生姜湯、湿布にし利用しています。

◇ベルガモットBergamotは、適度な酸味のあるフレッシュな香りで小さなオレンジのような果皮より精油しています。
その成分(リモネン、ピネン)がリキュール、紅茶のアールグレイEarl grey(フレーバーティーの一種)のベルガモットの香りづけ、オーデコロン、アロマセラピーで不眠症、ストレス、鎮痛、抗菌、抗炎に利用しています。

◇木天蔘 Silver vine(またたび)は、アクチニジンActinidinを含み 神経痛、リウマチ、腰痛、筋肉痛に利用、蔓、葉を湯船に浸し使われたりもしています。

◇松の実Pine nutsは、特にピノレン酸Pinolenic acid(P[Pine]-リノレン酸・オクタデカトリエン酸Octadecatrienoic acid:n-6系不飽和脂肪酸)が14.7%含み老化、動脈硬化予防に鎮痛、解熱、抗炎作用があります。
薬膳の素材、海松子(かいしょうし:松の実)として滋養強壮、不老長寿によいと利用しています。

◇茗荷Japanese wild ginger(みょうが)は、香気に富みその有効成分にαーピネン(精油成分:血流改善し、淡い辛味成分で抗菌、風邪予防)を含みます。

◇山桃・楊梅Chinese bayberry(やまもも)の樹皮にタンニンを含み楊梅皮(ようばいひ)として薬用で殺菌、抗炎、鎮痛、解毒、下痢止め、脱臭、抗酸化作用があり用いていました。

◇ユーカリEucalyは、光沢のある葉より精油してシトロネラールCitronellal(アルデヒド類)、シネオールCineole、ピネンPineneなど2-3%を得ます。主に抗炎、解毒、鎮痛、鎮静などに有効としています。

◇蓬Japanese mugwort(よもぎ)は、葉緑素が毛細血管の拡張、抗アレルギー、免疫力を高めます。
グリーンのすがすがしい香りがあり精油(シネオール)しアロマセラピー(芳香療法)に、苦味成分のサントニンSantoninを駆虫に用います。
漢方で艾葉[がいよう]といい血行促進、鎮痛、鎮静、疲労回復、抗菌、解毒作用があり入浴剤としても利用しています。タンニンの殺菌、抗炎作用によりアトピーなどの痒みを和らげます。

◇ルバーフ Rhubarbは、タンニン、アントラキノンAnthraquinone類(色素、苦味成分)を含み消化促進、抗菌作用があります。


柑橘類、みかん科の植物の皮に多く存在しているテルペン系化合物、別名オバクラクトンObakulactoneともいいリモノイドLimonoidの一種で苦味のある成分のひとつであり酸味を伴うとより強く苦味を感じます。
柚子の種子、グレープフルーツに特に多く含む苦味は、2ppmより感じられ15~20ppmで著しく強く感じるとしています。抗がん、鎮痛、抗炎作用があるといわれています。


いろいろと拾い出してみると鎮痛・抗炎作用のある食材、お茶の類は、多岐に渡っています。やはり栄養バランスの取れた食事が一番ということになるのではないでしょうか。
寒い季節ではありますが身体の中から代謝をよくしてエネルギーを発散させ、身体を動かすようにしたいものです。





ご愛読戴きましてありがとうございます。よりよい情報をお届けしてまいります。

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