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健康的食生活のための情報を発信です。
1980年以前の中学に家庭科、未必修の男性諸氏に医療従事者を含め必要かも。

[薄荷]食生活について語ろう

2025年05月16日 | 美容ダイエット

・薄荷Mint はっか
  シソ科、西アジア、日本、ヨーロッパを主産地とする多年草で交雑しやすく種類が多い。秋植えと春植えがあり、一般には秋植えで5月頃に湿気のある所に生え、草丈20~60cm、全体に芳香がある。茎は四角柱で、長楕円形の葉が対生する。8~10月、葉の付け根に淡紫色の唇形のラベンダーに似る小花が群がってつく。古代エジプト、インドで紀元前より、日本でも、古くから自生のハッカも見られるが盛んに使われるようになったのは江戸時代になってからという。
 大別してハッカ(和種:Japanese peppermintメントール含量が多い)、ペパーミントPeppermint(セイヨウハッカ)、スペアミントSpearmint(オランダハッカ) 、防虫(ノミ・アリ・カメムシなど)用のペニロイヤルミントPennyroyalmint (目草薄荷:めぐさはっか)に分けられる。日本では、主に北海道北見市で合成品が出きるまで栽培していた。
 清涼感があって生の葉の若葉、乾燥葉が天ぷら、お浸し、はっか味噌、お茶、ハッカ酒にする。またアイスクリームの上に若葉をあしらうとよい。
 近年は、石油よりメントールMentholを合成し市販の8割が合成品といわれ、天然のものの多くは中国、インドより輸入している。清涼感のあるよい香りが葉茎、花より精油し、その成分(メントール)が食品、化粧品、医薬品で消臭、鎮痛、整腸、目薬、歯磨き、アロマオイル、入浴剤、殺菌など多くのものに利用している。


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[アミロペクチン]食生活について語ろう

2025年05月15日 | 美容ダイエット
・アミロペクチンAmylopectin あみろぺくちん
  でん粉の構成成分であり一般のでん粉には、65~85%のアミロペクチンを含んでいる。もち米、もちとうもろこしでは殆ど100%を占めている。ヨウ素と反応して赤紫色になる。温水に溶けにくいが水を加えて加熱すると糊を作りやすい。アミロペクチンは粘りがあり老化しにくいので食用ラベルの接着剤にも使われる。


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[回青現象]食生活について語ろう

2025年05月14日 | 美容ダイエット

・回青現象 かいせいげんしょう
 晩柑類(バレンシアオレンジや河内晩柑など)によく現れる現象で花が咲いた翌年の5月中旬から気温が高くなると、果実が不要になった"葉緑素"と水分を取り入れてしまうためにヘタの周りから徐々に起きるという。

バレンシアオレンジは、なんと花が咲いてから400日も樹で過ごすので収穫するまでに二度 春と夏を迎え回青現象は果実を日光に当てないことで防げる。青色光照射は回青現象を引き起こす要因の1つであり、青色光によりクロロフィルおよびカロテノイド代謝に関わる遺伝子の発現変動が起き、フラベドFlavedo(外果皮)が回青したと考えられた。日本の気候で起こりやすいといわれる。

 

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[ペプトン]食生活について語ろう

2025年05月13日 | 美容ダイエット
・ペプトンPeptone ぺぷとん
  たん白質がアルカリ、酸あるいは酵素によって部分的に分解した誘導タンパク質のひとつでかなり分解が進んだポリペプチドであり水溶性で加熱しても凝固しない。 プロティオースProteose(第2次誘導タンパク質)よりは分解が進んでいるので酸や塩類によって沈でんしないがリンタングステン酸 Phosphotungstic Acid(触媒の一種:蛋白質の沈殿剤)により沈澱する。胃液中のペプシンによりタンパク質は、プロティオース→ペプトン→ペプチドに変化していく。
天然タンパク質の酵素による消化生成物でタンパク質の一般反応を示すがビュレット反応(用量分析に用いる)はたん白質より赤い色を示す。 牛乳カゼイン、肉類、大豆蛋白質などをペプシン、トリプシン、パパインなどのプロテアーゼやアルカリまたは、酸で部分的に加水分解すると得られている。


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[カラマンダリン]食生活について語ろう

2025年05月12日 | 美容ダイエット
・カラマンダリンKara Mandarin からまんだりん
  ミカン科、尾張系温州ミカンとキングマンダリンを1915年(大正4年)に交配 した品種で1935年にカリフォルニア大学で育成しフロスト博士が、命名している。
日本での栽培は昭和30年(1955年)に田中長三郎が種子を導入し三重県で栽培した。温州ミカンなどと比べ極晩生種で4月頃に収穫し、酸の落ち着いた5月頃に春みかんとして出荷する。
見た目が温州ミカンに近く、むきやすく大きさも同じくらいで表面がややデコボコしているがジューシーな濃厚さと酸味が感じられ、オレンジ風みかんとして美味しいという。現在では主に愛媛県で栽培し全国の約半分を他に三重県、和歌山県で産出しているが量的には少ない。
生100g中でエネルギー65kcal、水分83.41g、タンパク質1.2g、脂質0.1g、炭水化物14.9g、灰分0.4gを含む。


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[カーネーション]食生活について語ろう

2025年05月11日 | 美容ダイエット

・カーネーションCarnation かーねーしょん
  ナデシコ科、原産は南ヨーロッパおよび西アジアの地中海沿岸、日本には江戸時代初期に伝来している。主な開花時期は4月~6月で品種によっては四季咲き、秋(10月~11月)にも花を咲かせる。花色は赤以外にも黄・桃・白色など、八重を多く栽培するが、原種は一重の花という。

原種はクローブに似た香りで、ハーブとしてワイン、料理の香り付け、香水などにクローブの代用で使用し clove pinkの別名がある。 母の日に贈るカーネーションの赤いカーネーションの花言葉は、「母への愛」や「母の愛」「純粋な愛」「真実の愛」という。 1914年には、アメリカで「母の日」として5月の第2日曜日が記念日に制定している。 1905年のことアンナが亡き母を偲(しの)び好きだった花として参加者に手渡した。母の日に贈る花の色のタブーがあり白いカーネーションは亡くなったお母様を偲ぶ花とし、黄色いカーネーションは「軽蔑」「嫉妬」などの花言葉を持つため、母の日の贈り物としては避けるのがよい。香りには酒酔いを防ぎ、消化の働きを助けると信じられ、酒席ではカーネーションで作った冠を頭に載せたという。

語源をCoronation(冠飾り)に由来するという。他に肉(ラテン語:carn)の色の花という説もある。溶剤抽出法によって採集するが、収集率0.03%と低く高価になる。甘い香りの微香性で、主要香気成分は安息香酸メチルよりなる。香りは暖かく、開花するほどによい香りを放つ。

 

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[黄烏瓜]食生活について語ろ

2025年05月10日 | 美容ダイエット
・黄烏瓜 きからすうり
  ウリ科、日本全国に分布の、つる性多年草で山野の山野の草木にからみついて繁殖自生する。
烏瓜の変種で花期は6月から9月の夏の時期に見られ縁がレース状をして花びらは五弁で白色かやや黄色を帯び香りが良く夕方に花が咲き翌日の朝頃にしぼみ始める。
葉は5裂して光沢があり表面は少しザラザラする。
若芽、葉は下ゆでにしてゴマ和え、天ぷら、油炒めに、果実は長径10cmの広楕円形で未熟の黄熟で塩漬け・粕漬けで熟した果実は甘く、そのまま食べることができ食用となる。淡黒褐色の種子を煎じて解熱、鎮咳、利尿などに用いる。乾燥した塊根を括楼根(かつろうこん)といい、解熱・鎮咳に、塊根のデンプンを天瓜粉(てんかふん)とし、あせも、汗知らずに利用していた。


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[鰹節]食生活について語ろう

2025年05月09日 | 美容ダイエット

・鰹節 かつおぶし
  脂質1%程度のカツオの頭、内臓、腹肉を除き3枚におろし、雄節、雌節、あるいは左右一本の亀節を取っている。煮熟し油抜き、その後燻煙、乾燥を10回前後繰り返し行ない整形する。

そしてアオカビをつけ乾燥を繰り返しながら酵素作用を働かせる。タンパク質および核タンパク質を分解し旨み成分イノシン酸のヒスチジン塩の生成、増加することにより保存性と風味を増した鰹節ができあがる。かつお節オリゴペプチド[イミダペプチドImidapeptide:カルノシンアンセリンなど]が血圧を正常に保つ働きがあり健康食品として出回る。

 


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[袋海苔]食生活について語ろう

2025年05月08日 | 美容ダイエット

・袋海苔 ふくろのり
  カヤモノリ科、全国的に分布し、春から夏にかけ水深2~3mの潮間帯(ちょうかんたい)下部から潮下帯(ちょうかたい・しおかたい)の岩礁や他の海藻の上に生育していることもある。
紅藻類に属し形態は膜質で長径5~20cm、ときにそれ以上の中空の袋状で、表面は波打ち不定型の球形を呈する。地域によっては海底を覆(おお)うほどに群生する。手触りはやや硬いが、もろく、力を加えると簡単に裂ける。
 生体は褐色。外見はネバリモに似るが、ねばりがなく台紙に付きにくい。抽出のフノランFunoran(多糖類)が虫歯予防にガムなどに使われていた。名前の混同しやすいフクロフノリはフノリ科に属する。

 


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[副腎]食生活について語ろう

2025年05月07日 | 美容ダイエット

・副腎Suprarenal body, Adrenal glands  ふくじん
  腎臓の上部に存在する小さい内分泌腺で内側の副腎髄質と外側の副腎皮質2つの部分から成り立つ。
 副腎髄質からアドレナリンとノルアドレナリンの髄質ホルモンが、副腎皮質は3層に別れ内側から網状帯、束状帯、球状帯となっている。副腎皮質は、生命を維持する上で最も重要なステロイドホルモン(コルチコイドCorticoid)の内分泌腺としている。



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[樹 豆/木豆]食生活について語ろう

2025年05月06日 | 美容ダイエット
・樹 豆/木豆Toor dal/Cajanus cajan/Pigeon pea きまめ
   マメ目 Fabales、マメ科 Fabaceae、マメ亜科 Faboideae、インゲン連 Phaseoleae、キマメ属 Cajanus、キマメ Cajanus cajanに分類する。
半乾燥地帯の農業において重要な豆類で、インド(世界の80%)、アフリカ東部、中米の順に生産量が多い。インドは世界で最もマメ科 植物が多く存在し代表的なものとしてはヒヨコマメとキマメ(ピジョンピー・ツールダールとも)があげられる。種まき4~9月に発芽適温は23~30℃収穫までに5~11ヶ月ほどで樹高1~3m、花は黄色く、枝は灰色の短い毛でおおわれ葉は飼料、根は薬用として用いる。
若い豆果を野菜に、熟した種子から油を、砕いて スープ、粉にして利用する。黄色いえん どう豆の皮をむき半分に割ったもので長く煮込んでも、あまり煮崩れしないのが特徴で、インドでは菜食主義者の蛋白源としてダール(挽き割り豆)カレー、サンバル(豆野菜のスパイシーな汁カレー)やラッサム(酸味の利いたニンニクと黒胡椒風味のスープカレー)などのベースとして欠かせない。インドのいわゆるダール料理によく使われる。
未成熟生100g中でエネルギー136kcal、水分ーg、タンパク質7.2g、脂質1.6g、炭水化物26.9g、灰分ーg、ナトリウム5mg、カリウム552mg、カルシウム42mg、マグネシウム68mg、リン127mg、鉄1.6mg、亜鉛1.04mg、マンガン0.57mg、ビタミンA:0μg、ビタミンD:(0)μg、ビタミンE:0.4mg、ビタミンK:24μg、ビタミンB1:0.4mg、ビタミンB2:0.17mg、ナイアシン2.2mg、ビタミンB6:0.07mg、ビタミンB12:(ー)μg、葉酸173μg、パントテン酸0.68mg、ビタミンC39mg 、コリン45.8mg、食物繊維5.1gを含む。
成熟生100g中でエネルギー343kcal、水分ーg、タンパク質21.7g、脂質1.5g、炭水化物62.8g、灰分ーg、ナトリウム17mg、カリウム1392mg、カルシウム130mg、マグネシウム183mg、リン367mg、鉄5.2mg、亜鉛2.8mg、マンガン1.8mg、ビタミンA:0μg、ビタミンD:(0)μg、ビタミンE:-mg、ビタミンK:-μg、ビタミンB1:0.64mg、ビタミンB2:0.19mg、ナイアシン3.0mg、ビタミンB6:0.28mg、ビタミンB12:(ー)μg、葉酸456μg、パントテン酸1.27mg、ビタミンC0mg 、コリン0mg、食物繊維15gを含む。




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[粽:ちまき]食生活について語ろう

2025年05月05日 | 美容ダイエット
・粽 ちまき
 端午の節句に、茅・笹の葉で包んだもち米の縁起物の餅菓子としている。もち米、うるち米、米粉などで作られた餅米を、三角形、ないし長円錐形に作り、笹、茅(ちがや)の葉包み茹でたり蒸したりして餡子、きな粉、砂糖醤油で食べられている。地域により、中身が、団子、灰汁巻などがある。主に茅、笹の葉で包み、イグサなどで縛る。中国では、茅の葉には邪気や疫病を祓うという言い伝えが、さらに三角や筒状の円錐形で、ちまきを毒蛇に見立て食べることで毒を消す、転じて無病息災を願う。ちまきは「忠誠心が高い象徴」として考えられ武士の携帯食としても活躍していた。 

端午の節句について記載しています。


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[果実の気温差]食生活について語ろう

2025年05月04日 | 美容ダイエット
・果実の気温差Fruit temperature difference かじつのきおんさ
  一般に果樹の栽培適地は、その果樹の原産地、あるいは原産地の土地に似た風土に改良したところであるといえます。果樹の生育に最も大きく影響するのは気象条件、なかでも年間の平均気温と降水量といわれます。
気温差によって収穫するフルーツの種類、北部温帯果樹では年間平均気温が7~12℃で🍎リンゴ、🍒オウトウ、🍐セイヨウナシなどがよく育ちます。
中部温帯果樹では年間平均気温が11~15℃でナシ、🍇ブドウ、🍑モモ、スモモ、ウメ、カキ、🌰クリ、イチジク、🥝キウイフルーツなどなどがよく育ちます。
南部温帯果樹では年間平均気温が15~18℃で🍊カンキツ、ビワなどがありよく育ちます。
  北欧気温では北部の平均気温は夏が12.8度、冬は-13度、南部では夏が17.2度です。
夏には太陽が沈まない白夜(びゃくや)、冬には太陽の出ない極夜(きょくや)となります。 暖流の影響を受けるノルウェーは比較的気温は高いのですが、スウェーデンは山脈で隔てられた分その影響は少なくなります。
南部以外は夏でも冷涼、冬の寒さをスウェーデンの気候としては、おおまかに3つのタイプに分類でき、南部は海洋性気候、中部は大陸性湿潤気候、北部は亜寒帯気候になります。北欧原産のビルベリーの甘味はありません。

日本で栽培している果物では1位ウンシュウミカン、2位リンゴ、3位ナシ(ニホンナシ)、4位カキ、5位ぶどうの生産量です。
日本における代表的なフルーツの温度について調べてみました。
今回はさくらんぼ、もも、スイカ、バナナ、和梨についてです。
 
◇🍒さくらんぼ(西南アジア原産) 
  山形県東根市は、夏は暑く年間降水量は870.0mm前後、梅雨時も雨が少なく、さくらんぼ栽培に適した気候で、生産量も日本一です。さくらんぼ栽培には、年間平均 気温11~13度で寒暖があり、開花期には風のない温暖な気候が適しています。苗を植え付け4年目ごろより開花して実をつけ、成木には10年といいます。山形県で全国出荷量の70%を占めます。
冬眠が必要な樹木で、5月に入りかなり気温が高くなって上旬に一気に花が咲き始めます。夏期に行われる花芽形成には、夜間低温であることが不可欠ですが、開花期の低温と霜は厳禁で、かといって、気温が常に高ければ枝だけが伸び、結実しなくなります。
 14~25℃の開花期に雨の多い地域では、気温と同様に受粉がしにくくなってしまいます。収穫期の雨は、実割れや病気発生の原因となり、梅雨に比較的雨の少ない風土を好みます。実の締まったさくらんぼを朝5~7時くらいまでに朝採りします。
耐水性の弱い根をもつため、水はけのよい礫質(れきしつ)の多い扇状地等が適しています。
現在の日本では、さくらんぼの栽培できる南限は山梨といわれます。

◇🍑桃(中国原産)
 2023年(令和5年)都道府県別桃(もも)収穫量ランキング 1位 山梨県 33,400t、2位 福島県 28,500t、3位 長野県 9200t、順に山形県、和歌山県と続いています。 山梨県の気候は、①「昼と夜」の一日の気温差が大きい、②年間の日照時間が日本一長い、③年間の降水量が少ない、という内陸性気候で水はけのよい土壌です。
生育に最適なph 5.5~6のほぼ中性の土壌で年間の平均気温12℃以上の場所がよく 年間降水量は1,300mm以下としています。特に旬の夏場は日中の気温は35度以上、朝晩は20度という気温差が桃の糖度を上げる好条件になっています。
ブドウ収穫量の地図とよく似ています。

◇🍉スイカ(アフリカ原産)
 スイカの生産量は2020年(令和2年)で中国が世界の約60%、6億0246万888トンにも なります。2位以下は1桁減りトルコ(テゥルキエ)、インド、アルジェリアと続きます。日本は約309.402トンで14位です。日本の全国収穫量は、362.5千トンで日本一は熊本県の16.3%に、2位 千葉県12.16% 、3位 山形県の順に新潟県 、 鳥取県、長野県と続いています。スイカの生産地としては上記のほか北海道や山形県と日本の北から南まで、全国各地さまざまな土地で栽培しています。
 熊本県熊本市北区植木町は、果物や花などのハウス栽培が盛んなところでもあり江戸時代からスイカの名産地として知られスイカは全国有数の名産地です。熊本県北西部に位置し、すいかのトンネル・ハウス栽培の普及で、昭和30年代にすいかづくりが始まったと言われています。小玉西瓜は、2月下旬より6月いっぱいまで出荷しています。
 温暖で一日の寒暖の 差が激しい盆地性の昼は暑くて夜はぐっと冷え込むという 気候のおかげで、糖度が10%以上と高く美味しい真っ赤な果肉のスイカに育ちます。
果物の糖度は、夜の気温と昼の気温の差が高ければ高いほど甘くなります。気象条件は平均気温15.3℃、平均年間降雨量2,006mm、初霜10月15日 、晩霜5月6日と比較的温暖な気候ですが、ここ植木町では、4月から6月くらいまでの天候がまさにこの糖度の高い西瓜を作るのに適した気候風土であり、そこから生まれた実の固さが特徴で、ぎっしりつまったシャリシャリの食感は、日本一の味とも称されています。
連棟加温式より始まり種まきを10月下旬から11月に行い、 挿し木、その後苗を育て定植、12月10日くらいに、苗の植え付けをします。ハウス、トンネル栽培ともに1月中旬頃より、栽培方法により4月下旬頃まで開花の時期を迎え受粉し、生育させ、南から北へと順次収穫の時期となります。
西瓜の日を7月27日として27を「つ(2)な(7)」(綱)とよんで特徴とする縞模様を綱にみたて夏の綱と成る スイカの消費拡大を願い制定です。

◇🍌バナナ(熱帯アジア原産)
  熱帯生まれの作物のバナナは、温暖・湿潤という気候を好みますが、一方で比較的乾燥した地域でも栽培しているなど、かなり広範囲の気候条件に適応します。FAO(国連食糧農業機関)の統計では約130カ国もの国々でバナナを生産しているようです。とくに生産が盛んなのは赤道を中心に緯度が南北緯30℃以内までの一帯で、バナナの生産量が多い国々はインド、ウガンダ、エクアドルなどで、この範囲に含みます。この一帯はその「バナナ・ベルト」と呼ばれています。
アフリカへのバナナの伝播経路について諸説ありますが、紀元前1000年頃からといいます。1500年前後のポルトガル人による西アフリカ地域へのバナナの導入などがあり継続的、重層的なものであったと推定しています。アフリカに渡ったバナナは、品種レベルで多様化して栽培と伝播によって独自のバナナ栽培が生みだされていったようです。
 熱帯の地域では大型の多年草で年間を通して花が咲き実をつけ特に旬という時期は定まっていません。果実は最初は下向きですがやがて空に向かって反り返って成長、開花から一月ほどで収穫しています。アフリカ中部は雨が多く熱帯林地帯です。一方で堪水条件には弱く排水されない土壌では根腐れをおこし枯死してしまいます。排水性がよく有機物に富んだ土壌が適しています。
 実験でカリウムやカルシウム、リンといったミネラルは昼間の気温が30℃を超える高温条件下でより多く吸収したという結果があります。
赤道から離れるに従い気候が乾燥していきますがバナナ栽培に適しました。
気候条件として 一年中暖かいことでおよそ14~38℃の広い範囲で最適気温が26~30℃、降雨が一年中で100~200mm/月 程度です。台風の通り道でないこともあげられています。
バナナ輸出量世界第1位の南アフリカの西部エクアドル共和国です。日本への輸入先はフィリピン8~9割、エクアドル0.85%前後、台湾が0.14%前後です。
フィリピン諸島で2番目に大きな島ミンダナオ島では日本に輸入しているバナナの9割程度がこの島で熱帯性気候であり年間を通し高温多湿です。平均気温は26~27℃、6月を中心に年間2,000~2,500mmの雨が降ります。
台湾はバナナ生育の条件である気候的には低温ですが、フィリピンでは8ヵか月で収穫できるのに 台湾では収穫まで12ヵ月~13ヵ月かかるものもあり、促成栽培でなくじっくり成長 するため味、香りが濃くなっているようです。

◇和梨 (中国原産)
  中国や朝鮮半島、日本の中部地方以南に 自生する野生種ヤマナシが基本種としています。丸い和梨には皮の色で大きく2種類の赤梨系と青梨系タイプに分かれます。
現在では青梨系20世紀梨などはあまり出回らなくなりました。和梨と言って、日本だけの品種です。明治時代には、現在の千葉県松戸市において1888年に二十世紀が、現在の神奈川県川崎市で明治26年に長十郎をそれぞれに発見しています。
  和梨の収穫量全国第1位の千葉県は県内産地は白井市・市川市・鎌ヶ谷市 ・船橋の順です。
千葉県に多い火山灰土壌は、排水性が良いことから梨の栽培に向いており、ナシ栽培地帯の気象条件は、年平均気温15.5℃~16℃、雨量は1,200mm~1,500mmです。
台木には和なしの他、マンシュウマメナシやチュウゴクナシ、マルバカイドウも用いられています。本来ナシは高さ10m程になる高木ですが、栽培の際には台風などの風害を避け、十分な日照を確保するの理由によりぶどう棚のような棚仕立てで作られています。
4月中旬、天気がよく気温が15℃以上ある日に交配作業を行います。おいしい梨に育つには、昼と夜の気温差が大きく、メリハリのある天候が望まれます。
千葉県は全国一の梨生産地であり、現在の市川から船橋にかけての江戸近郊では江戸時代後期頃には、既に梨の栽培が盛んだった事がわかっています。遅霜や降雹(こうひょう)等の被害も少なく、7月に気温が高くなり、たっぷりの日差しを浴び甘い梨ができます。
ナシは沖縄県を除く日本各地、北海道から鹿児島県まで広く栽培しています。そのため、主産県でも収穫量におけるシェアはそれほど高くなく、上位10県合計でも全体の7割弱となっています。
  梨特有のシャリシャリとした食感とみずみずしさ、糖度の高さで 人気があり、全国に広く出荷しています。梨の収穫時期は品種により7月中旬~10月上旬ごろで、品種は幸水→豊水→あさづき→新高、二十世紀などがあります。幸水(生産量の35%)は多汁で 特有の風味があり特に夏の盛り出荷される為需要も多くある品種です。 豊水は水分豊富で糖度は13度と高く、若干酸味のある和梨です。
は、リンゴミカンと違い、日持ちしにくい果物です。リンゴやカキと同様、果頂部といわれる尻の方が甘みが強くなります。
7月4日は梨の日です。


  さくらんぼ栽培には、雨が少なく、年間平均 気温11~13度で寒暖があり、開花期には風のない温暖な気候が適し冬眠を必要としています。
  桃の結実栽培には年平均気温12℃以上の場所がよく 年間降水量は1,300mm以下としています。特に旬の夏場は日中の気温は35度以上、朝晩は20度という気温差が桃の糖度を上げる好条件になっています。
  西瓜の気象条件は平均気温15.3℃、平均年間降雨量2,006mm、初霜10月15日 、晩霜5月6日と比較的温暖な気候です。
  熱帯産のバナナの気象条件は一年中暖かいことでおよそ14~38℃の広い範囲で最適気温が26~30℃、降雨が一年中で100~200mm/月 程度です。
  ナシ栽培地帯の気象条件は、年平均気温15.5℃~16℃、雨量は1,200mm~1,500mmです。

果実は、夜間の寒さによって糖度を増し、寒さに耐え、収穫時期の降水量の少ないことが、甘みの強い、おいしい果実を育ててます。熱帯産の西瓜バナナは、高い気温が必要ですが、最近ではハウス栽培によって適温、水量の調節が行われ、安定した供給策の進展が見られているようです。



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[ヒソップ]食生活について語ろう

2025年05月03日 | 美容ダイエット

・ヒソップHyssop ひそっぷ
 シソ科、南ヨーロッパを原産地とし、地中海沿岸に分布する。和名でヤナギハッカといいアニス、ハッカに似た芳香のある半低木または多年草で、高さ30~60cmになる。葉はヤナギ(4月~)に似た形で線状披針形の縁には鋸歯のある細い長方形で2~5cmになる。夏の間7~8月には枝の先端に、まっすぐな花穂で青い花、鑑賞用で白またはピンク色の花が咲く。
 葉は苦味が少し感じられ芳香性で香料、調味料、サラダに少し散らすなどに 花は乾燥させ茶に、スープに入れたりする。 清涼感のある香りで香辛料として肉・魚の料理に、また薬用・観賞用に用いられる。本種はアニス(爽やかな香りとほのかな甘み)が特徴の香りがし、風邪予防に発汗、鎮静、整腸作用があるとして古くから用いていた。

 

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[プタキロサイド]食生活について語ろう

2025年05月02日 | 美容ダイエット

・プタキロサイドPtaquiloside ぶたきろさいど
  ワラビに含まれているえぐみのある発癌物質で、1983年になって名古屋大学の山田静之らによってワラビから単離、分離している。ノルセスキテルペン Norsesquiterpene、配糖体の一種。鹿が嫌う成分だが牛や馬、羊などの家畜はワラビを摂取すると血液凝固不全の出血症状になり、骨髄がしだいに破壊し死に至る中毒症状を示し、また人間でも茹でる、水に浸す、などのアク抜きをせずに食べるとワラビ中毒を起こす。
 約0.05~0.06%と微量に含む弱アルカリ(腸内は弱アルカリ)で不安定な構造の化合物で分解よって di(2つの)+ene(二重結合)+one(ケトン)でジエノンDienoneという発ガン物質とブドウ糖になる。調理したものであっても大量に食べると体じゅうが大量出血症状になり、骨髄がしだいに破壊を受け死に至る。


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