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[アロマ] 食生活について語ろう 

2021年08月24日 | 美容ダイエット

◎ アロマセラピー  あろませらぴー
 近年アロマセラピー(Aromatherapy:芳香療法)を注目しています。Aromaはギリシャ語で芳香植物、スパイスなどの香り、刺激のある香辛料、薬味をTherapyは、フランス語で治療、療法を意味しておりフランス人の作った造語といわれます。

1920年代後半より使われ始め日本への紹介には、30年も経っていないといわれます。1990年代以降今では世界中に広まっています。日本には以前から、におい袋、お香(伽羅〈きゃら〉、白檀)を焚く、薬草風呂(当帰〈とうき〉湯、よもぎ湯、菖蒲湯、柚子湯)、森林浴、温泉を生活の中に取り入れている習慣がありました。これも最近のアロマセラピーと同様と考えます。

紀元前数千年も前からからエジプト、ローマ、ギリシャでで使われていたことを壁画、ミイラから知ることができます。麝香(じゃこう:麝香鹿の分泌物)のような動物は特異な存在で主に植物からの精油された成分をアロマとして利用しています。ハーブ、樹皮、フルーツの精油を主に利用して免疫力の低下、自律神経失調、ストレス、肩こり、頭痛、アレルギーなどの体の不調を改善するのに役立っています。その香りを嗅ぐ(吸入)、マッサージ、湿布、入浴法あり代替療法のひとつとなっているのです。  
 普段食物として摂取しているものの中の成分で香りの成分が体内に入って栄養成分として活躍しているものがたくさんあります。ハーブティ、エディブル・フラワー(食用とされる花冠〈かかん:花びら全体〉、花弁〈かべん:はなびら〉)、香辛料として利用されているものもありその辺からアロマセラピーとの関連を探ってみたいと思います。
 植物は、地に根を張り動物のように外敵から逃げ出すことができません。子孫を残す為に種を運んでくれたり、受精させるのに蜂、蝶(ちょう)を寄せ付ける香り、害虫などの外敵から身を守るための防御作用を持っています。そのオイルが現在200種を超え製造しています。

 精油(こうりょう)を抽出するのにおおよそ3つの方法があり組み合わせ行われています。収油率は蒸留法で、原料により0.1%から10%程度で原料に対する採油率は非常に少なく高価なものとなるのです。
1圧搾法:レモン、ベルガモットのような柑橘系の果皮を潰(つぶ)して絞り出す方法。
2浸出法:豆(バニラ)、樹皮、花びらの原料をアルコールに浸してエキスを流出させ溶剤を蒸発させて取り出す方法。
3蒸留法:原料を蒸して水蒸気を通し精油と水蒸気と共に取り出したものを冷却して液体になって上に浮いてできた製油成分を取り出す方法。

 更年期障害、ストレス、生活の乱れによって身体のホルモンバランスの分泌が崩れ障害が起こってきた時に利用し心身の状態の改善に役立てられブームとなっているのです。生活上の疲れが蓄積すると気持ちが暗くなりウツの状態になりますが感情の不調をアロマセラピーの香りによって心身共にバランスをとってリラックス、リフレッシュさせるのです。
 植物からの精油(エッセンシャルオイル)を使った香りの療法を一般にアロマセラピーといっています。体調、状況により混合して用いたりして使い分け、使用方法があります。
 鼻からの吸入は、香りを鼻を通して嗅(か)ぐことは、大脳の司令塔のひとつ臭覚神経に信号が送られそれぞれの物質の内分泌、免疫力強化の分泌を促(うなが)し自立神経の働きを調整して体調のバランスを整え、ストレスを解消しリラッス効果を生み出します。香りとその生理作用には密接な関係があり各々の働きをする役目を持っているのです。喘息、気管支炎にはスチーム噴霧も行われます。
アレルギー(花粉症、アトピー、喘息)、皮膚炎(水虫、アトピー、にきび、しみ、かゆみ)、鎮痛、鎮静作用、血行促進(動脈硬化、冷え性)、新陳代謝促進、消化器系疾患(胃もたれ、消化不良)、ストレス、不眠、更年期障害にも利用します。
 オイルマッサージは、精油を希釈(きしゃく:うすめる)したオイルで身体をマッサージすることによって体質、精神状態にあわせ不調を改善し、リラックス効果を楽しみ美容、健康に役立てます。皮膚から吸収されすみやかに効果が発揮できます。頭皮、毛髪、乾燥肌に作用させ潤いを持たせたり芳香浴を楽しみリラックスをもたらします。
 入浴法では、温泉療法と同様、皮膚から身体全体に行き渡り、湯気となって体内に吸い込まれることによりリラックスし美容と健康、病状の軽減に役立ちます。精油(エッセンシャルオイル)は、浴槽に数滴たらしよくかき混ぜてから入浴します。

 家庭では、衣服に1、2滴(シミになることがありますので目立たないところで行う)たらして、アロマランプ(アロマキャンドル:成分によっては高熱によって化学変化を起こし効果がなくなることもある)を利用し精油を温めること、ルームスプレイによって室内を香りで満たし吸入する、湿布(希釈したものを使う)する、入浴剤として、ボデイソープ、マッサージ、ハンドクリームを利用することにより香りの成分がホルモンの分泌を促し治療の一助になります。

甘い、穏やかな香りは、緊張を解きほぐし、感情、気持ちのたかぶりを軽減させます。
刺激的なスパイシーな香りは、元気を振るい起こさせてくれます。
各種のエッセンシャルオイルを混合して相乗効果を生みだして利用されることがよくありますが、成分が濃縮されたもの同士ですので化学変化を起こすこともあります。みだりに勝手に混ぜて使うことは避けたほうがいいでしょう。

精油(エッセンシャルオイル)は、熱、光に弱く揮発性ですし、酸化しやすいですので、密閉して冷暗所での保存とし1年以内には、使い切るようにしたいですね。混合されたものはより早くに使い切ったほうが安全です。濃縮度が高いですのでそのまま飲用にすることは薬用として使われている成分のもありますので避けたほうがいいですし適しません。

医療の現場でも活躍しています。直接肌につける場合は、刺激が強すぎて適さないこともあり使用方法を守って利用しましょう。体質により合わないこともあるので腕の内側など目立たないところでパッチテスト(塗布試験)をして1日置いて赤く脹れがでていないか確認することが重要です。

医薬品ではありませんが代替療法のひとつとして注目しています。産地、育成方法によって香り、品質が異なってきます。薬用、食用として栽培をおこなっているものから抽出したものを選ぶことが大切です。

・香りのノート 
 エッセンシャルオイルには、フローラル系の甘い香りから、スパイシーな香りまで、様々な香りがあります。香りは時間の経過に伴って変化しています。
オイルを選ぶ際の目安となるように、香りを分けて「香りのノート」というのがあります。消えるのが早い柑橘系、イランイランは割合に長い時間楽しめます。どのような香りの変化があるのでしょうか。
香りを揮発する持続性、度合い、速さにより、精油を分類したものをノートと言い主に3つに分けられています。
香りの持続性により目的に応じ、また単に香りを楽しむのに用いるとよいでしょう。

トップノート:第一印象のフレッシュでリフレッシュ出来るような最初に香り立ちして、間もなく消えていく、よい香りです。
オレンジ、レモン、グレープフルーツ、ベルガモットなどの柑橘系、スペアミント、ペパーミントなどのメントール系の多くが分類されます。
(持続時間15分~約2時間)


ミドルノート:フローラルなラベンダー、カモミール、ゼラニウム、ジャスミンなどの花系の多くがここに分類されています。エキゾチックな香りのイランイランもここに分類します。
種類が多く香りを選ぶときに最も大事にしてほしい香りといわれます。香りのハーモニーを奏で香りを調合する調香師もミドルノートを一番大切にしているといわれています。
(持続時間約2~6時間)


ベースノート・ラストノート:時間が経ってからほのかに香りだし、深く濃厚な長続きする香りです。サンダルウッド、ベンゾイン、シダーウッド、パチュリ、ベチバー、パチュリー、サイプレス、フランキンセンス、ミルラなどの樹木・樹脂系の多くがここへの分類になります。
つけている人の体臭と混じりあって香りが構成され、個人個人で香りが異なり、その人の香りのイメージを決定付ける香りとなることもあります。 (持続時間約6時間から数日間)


それぞれのノートから一つずつ選んでブレンドすると、徐々に変化する香りを楽しめますが、ブレンドするときには、濃縮されたもの同士ですので化学変化を起こすこともあります。
みだりに勝手に混ぜて使うことは避けたほうがいいでしょう。説明書きをよく読んだり、アロマセラピストAromatherapist に相談するようにしましょう。

使用目的により使い分けることもよいでしょう。入浴、ルームスプレー、消臭、鎮痛、血流改善、消化促進、疲労回復、リラックス、保湿、アレルギー改善、免疫力強化など利用状況にあわせて用います。

 

毎日の運動、休養、栄養のバランスに充分注意された上でアロマセラピーを生活の中に取り入れていくことはより生活の質を向上させます。
日本では公益社団法人日本アロマ環境協会(AEAJ:2005年4月設立)が、表示基準適合精油の認定制度を設けているが品質に関しては認定基準に含まず、表示の認定であり、精油の品質認定ではないとしています。

まだエッセンシャルオイルの基準が定められておらずどこででも手にいれることができます。品質の粗悪なものもあったり、また使い方が不適切で製品に対する知識不足のために皮膚炎などの思わぬ皮膚障害を起こす事故が多く増加傾向にあります。

濃縮された精油は、そのまま飲用にすれば胃壁を荒らしますし、直接肌につければ皮膚に炎症を起こすこともあり、時として薬剤同様に副作用を生ずることがあるのです。ハーブの名称、原産国表示、内容成分の表示を確認し、ハーブに対する知識を得た上で購入するようにしましょう。
香料の合成品は多数あり体質によって症状が悪化することもありますので利用に際しては、取り扱い説明書をよく読んで指示に従ってください。

 

ご愛読戴きましてありがとうございます。よりよい情報をお届けしてまいります。

 


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