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好奇心の部屋 デロール

2014年01月12日 | 絵本

「好奇心の部屋 デロール」
(2003年 月刊たくさんのふしぎ 12月号)
今森光彦 文・写真
出版社:福音館書店
☆10年前、子供達へ購入。
読むと、私が欲しそうな物がたくさん売っていそうで、
デロールへ行きたくなりました。




ミシ、ミシ、ミシ。お店のスタッフが、通路の奥から大きなシロクマを
かかえて歩いてきました。
だきかかえられているシロクマは、ぬいぐるみのようにかわいく見えます。
しかし北極圏にすむシロクマは、見かけとちがって荒あらしい動物で、
野生では人をよせつけません。
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シロクマをはじめ、ムースやライオンなどは、条約により現在では
剥製(はくせい)がつくられていません。
そういう貴重な剥製は、売らずに貸し出しをしていたのです。


デロールにはち、ちょっとかわったものも売っています。
小さな引き出しをあけると、なんとそこには動物の目玉ががいっていました。
もちろん本物ではなく、ガラスでつくられたものです。
黄色、青色、赤色、灰色、大きさもいろいろのガラスの目玉が、引き出しごとに
わけられてはいっていました。

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顕微鏡で見るためのプレパラートもありました。
色々な植物の線維が染色されて売られています。きっとデロールが、
理科の教材を売っていたころのなごりなのでしょう。