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乳がん発覚から乳房再建までの奮闘記

再建は一旦中止に

2020-03-03 19:49:00 | 乳房再建
2019年9月、乳がんのため左胸全摘。10月から自家組織による再建を目指して、形成外科受診。2020年3月にエキスパンダーを入れる手術をすることに決め、2月末、術前検査、麻酔科の診察を受けた。いよいよ再建が開始すると思っていた。

しかし、その術前検査の日、形成外科に戻ると、予定通りに手術出来ないかもしれないと言われた。

昨年9月の乳腺摘出の際、癌の一部が露出し皮膚に触れていた。その部分の皮膚には再発の可能性があるため、エキスパンダーを入れるときに、皮膚の追加切除をすることになっていた。これは、10月に初めて形成外科を受診した時から、前の先生と今の先生を交えて協議して予定したことだった。

それが、ここへきて、追加切除については、この病院の乳腺科に診てもらい手術にも立ち会ってもらう必要があると言うのだ。乳腺科の診断によっては、そもそも追加切除とエキスパンダー挿入を一回の手術で同時にすることはできない。もしできるとしても、乳腺科の予定が合わなければ、今予約してある日程での手術はできないと言う。

そんなこと、なぜ今頃になって言われなきゃならないの?と思いつつ、担当医が変わったのだから仕方ないと思い、今日、乳腺科を受診。

乳腺科の先生からの説明は、皮膚をとり、病理検査をして、問題がないことを確認しないと、エキスパンダーを入れることはお勧めできない。すなわち、まず皮膚切除をやり、病理の後、エキスパンダーを入れる手術をやるということ。両方とも全身麻酔の必要性がある。

そうすると、昨年の乳腺摘出も合わせて、3回の全身麻酔をわずか半年のうちにやることになる。その半年後には皮弁移植手術があり、これも全身麻酔。どの医師も問題ないというが、脳への影響が不安。

また、乳腺摘出を受けた病院で皮膚切除をしたほうがいいが、この病院でも出来ないことはない。ただし、乳腺摘出を受けた病院の医師の同意が必要とのこと。

取り敢えず、予定した3月25日にエキスパンダーを入れる手術は受けられないことだけが確定した。

その後、形成外科の先生と、今後のすすめ方を協議すると、次のことが判明。

腹腔鏡手術で大きな穴(4センチ)を開けても、時間をおけば、お腹から皮弁をとることは可能。これも又、前の先生と異なる見解。前の先生は大きな穴を開けちゃうと皮弁がとれなくなるとおっしゃっていた。

この先生の見解によれば、腹腔鏡、エキスパンダー、皮弁移植という手術を、時間をおいて受ければ良いということ。乳腺摘出と皮膚切除を含めると、5回の全身麻酔を受けることになる。時間をおくといっても不安は残る。

いすれにしても皮膚切除と病理が終わらないことにはこの病院でエキスパンダーの挿入はできないので、今日で一旦、再建は中止となった。中止と決まったとき、先生の顔に安堵の色が浮かんだように思う。この先生も、前の先生が残した置き土産の患者の処理に苦労しているのかもなぁ。

この病院でエキスパンダーを入れて、遠隔地で自家組織再建をして、そのアフターケアはまたこの病院でやってもらうことになっていた。だが、前回、担当医が転勤してしまうと聞いたので、アフターケアはやってもらえるのかきいてみた。転勤しても非常勤でこの病院に来るので診られることは診られる。とのこと。

でも、自家組織再建の場合、一回の手術で完成せず、後から手直しが必要なことが多い。追加手術は、自家組織再建を執刀した医師にやってもらうようにとのこと。それも含めてアフターケアと呼ぶと思っていたのだが。そうすると、何度も遠隔地に足を運び、手術を受けないとならないということになる。それも大変だ。

前の先生は、この先生が面倒を見てくれるとおっしゃっていたのだが、この先生にその気はないらしい。冷静に考えれば、他の医師がした手術の手直しをやるという約束を、手術をやる前にするのは、リスキーだもんね。

やれやれ。今後どうなるか???新型コロナの大流行も懸念されてきた。新型コロナが収束するまでは、不急の手術(子宮筋腫摘出と再建)は避けた方が無難ではないか。

今日は3月3日雛祭り、おまけに結婚記念日。こんな日に何て仕打ちだ!

来週、乳腺切除した病院の先生の意見を聞きに行く。