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乳がん発覚から乳房再建までの奮闘記

出戻り

2020-03-06 19:49:00 | 乳房再建
2019年9月、乳がんで左胸全摘。10月から自家組織再建を目指して形成外科にかかるも、問題山積で一旦中止。

その問題の一つが、ガンが触れていた皮膚の追加切除。手術をした病院の先生から形成外科の先生に追加切除を依頼し、再建手術と同時にやってもらうということで話が進んでいた。それが、いざ再建手術(エキスパンダー挿入)という段になって、同時にはできない、再建する病院でも追加切除だけやることはできなくはないが、まず、乳腺を摘出した病院の先生の同意が必要。という話になった。

そのため、紹介状を持って、乳腺摘出を受けた病院に行って来た。この病院の乳腺科の先生曰く、エキスパンダーと同時で問題ない。皮膚切除だけやるなら部分麻酔、日帰り手術で、ここでやってあげるとのこと。

再建する病院では、追加切除だけでも全身麻酔という話だった。病院間でかなりの温度差がある。グズグスしてるわけにもいかないので、皮膚切除は元の病院でお願いすることにした。

同時に、形成外科の体制が変わって、アフターフォローに心配が出てきたことや、遠隔地で子宮筋腫の開腹手術まで受けることが不安なことなどを、先生に相談。

自家組織にこだわる必要はないのでは?と聞かれた。そもそも、私が癌と診断された2019年7月、再建用の表面がザラザラのシリコンに問題が見つかり、全世界的にリコールとなり、保険適用の部材は手に入らなくなった。

そのため、シリコンによる同時再建は断念。自家組織による二次再建を目指した。途中、異例の早さで10月に表面がツルツルのシリコンが保険適用になった。それを知ったのは12月だったと思う。

しかし、ネットの情報では、このツルツルのシリコンはザラザラのシリコンが使われる前に使われていたもので、言わば旧式。皮膜拘縮の発生の危険が高いという。2月の診察のときに形成外科の先生にも確認したが、ネットと同じ見解だった。

この心配があるから、シリコンは怖いと、乳腺科の先生に言うと、経験のあるところでやれば問題ない。ツルツルのシリコンしかなかったときから再建を手掛けている先生がいるから相談に行ってみるよう勧められた。

そうなのかぁ。大前提が覆り、振り出しに戻ったと言う感じ。よくよく練り直してみよう。