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乳がん発覚から乳房再建までの奮闘記

再建を考え始める

2019-09-09 11:39:00 | 乳房再建
2019年7月乳がん発覚、9月左胸全摘手術を受け、今日は退院後初めての通院。

昨晩関東を直撃した台風にやられて、交通網はズタズタ。電車バスはほとんど動いてない。病院に電話すると診察は通常通り、シャトルバスも運行しているとのこと。よかった。

道路には枝葉が散乱し、バス停も倒れていた。入院のとき同室だった人も今日診察の予定。ご主人に車で送ってもらってるらしいが大渋滞だそう。病院のシャトルも10分くらい遅れて来た。運転手さんは病院の設備も担当していて、昨日の夜中に電気系統が故障したので直して今朝の診察に間に合わせたんだって。ありがたい。

診察は、傷を見て溜まった水40ccを抜いておしまい。

退院直後だというのに、兄弟から再建の先生を紹介してくれるという先生に会うから、一緒に話を聞かないかと言われて、気が早いかなと思いつつ、夜、聞きに行った。夕方には電車も動いていた。

その先生は乳房再建はやらないものの、形成の先生と一緒に先天的な奇形を治療しており、乳房再建にも共通する知見を話してくださった。

シリコンインプラントを入れる方法、自家組織(お腹の脂肪)を移植する方法、脂肪注入の方法。

自分でもネットで調べていたから、少しは知識がある。シリコンインプラントは、この7月にアラガンの部材のリコールがあり、今保険適用で使えるものはない。一緒に行った兄弟は仕事で医療用ではないがシリコンを扱っている。シリコンは変形しないから、動かなければキレイだが動くと不自然に見えるかもと言う。自家組織は魅力的だけど、手術は大変そうだ。胸だけじゃなくてお腹も切って傷が残るし、何より痛そうだ。その点、脂肪注入は、胸もお腹も小さな穴を開けるだけで切らないから、ものすごく魅力的。ただし保険が効かないから高額になる。

先生曰く、一番キレイにできるのは、自家組織だとのこと。脂肪注入は、ゲル状のものを入れるから形を整えるのが難しい上、思った通りに定着しないこともある。自家組織移植で技術の高い先生がいる。周りの女性医師に聞いたら、みんな、もし乳がんになったらその先生に再建してもらうと口を揃えて言っていたそう。一度話を聞くといい。

その場で再建の先生に電話をしてくださった。すると、その先生が今年いっぱいで遠隔地に転勤することが判明した。本当はもう新患はとらないんだけど、診てあげると言ってくださった。今日話を聞きにきてよかった。

その後、先生も一緒に夕飯を食べに出かけた。沢山の輪切りのスダチが一面に浮かんでいるスダチ蕎麦。美味しかった。ビールも一杯だけ。シャバの空気はうまいね〜。