青い鳥

青い鳥

重松清原作、中西健二監督、阿部寛主演

１月３０日（金）
重信でしかしてないし、上映時間が無理な時間帯だったので
諦めてたけどこの日は相方の迎えがいらなかったので頑張って見たよ。

中学で起こったいじめによる自殺未遂事件に関する内容。
隠して無きことにしようとする学校側＆保護者側。
人を踏みにじったのだから決して忘れてはならないと
毎朝、転校したその生徒の机に挨拶をする代理の教員。
いろいろ考えさせられる映画だった。

中学２年生の頃って・・・粋がってみたいころなんよね。
クラスでちょっと悪ぶってる男の子が二人。
対立していたけど、いじめてる時には一致団結していた。
家がコンビニで悪ふざけの延長戦で
いろんなものを要求していた。
ニックネームも「コンビニくん」
いつもニコニコと

「勘弁してくださいよ～、きついっすよ～」

と言って持ってきていたのでいじめという感覚は誰にもなかったけど
良くないということだけはみんなが認識していた。
そういうことが続いたある日・・・
カーテンレールに首をつって自殺未遂事件を起こした。
遺書が残されていた。
いじめていた子の名前が３名書かれてあってそこはマジックで塗りつぶされていた。
どうして表だったか・・・
家族がマスコミに持ち込んだから。

クラス全員が反省文を原稿用紙に５枚以上書かされた。
先生がチェックして先生全員が了解するまで何度も何ども
書き直さされた。
それで本当に反省文と言えるんだろうか
原稿用紙に５枚以上も美辞麗句を並べてないと認めてもらえないということか

担任の先生は体調を壊して休んでいる間に
文部省から代理の教員として吃音の国語の先生が赴任してきた。
学校も保護者も自殺未遂事件のことをなかったことのように扱い
早く忘れ去ろうとしていた。
だけこの先生は、自分たちのしたことは人の心を踏みにじったんだから
その償いをしなければならない、決して忘れてはならないと説く。
倉庫にしまわれていた今は転校していないコンビニくんの机を椅子を
元の位置に配置し、毎朝

「野口くん、おはよう」

と声をかける先生。
クラスの生徒たちが黙っているはずがないし、吃音の真似をして
からかうようになる。
でも、感情的に怒ることなく、冷静にその必要性を説く。

最後は病気療養を終えた先生が復帰することで終わったけど・・・
もう少し後のが知りたいと思った。
いじめの加減なんて紙一重なんよね。

我が家の息子も中１の時にあった。
私はいじめだとは思ってないけれど、周りからは思われていたし、
本人も（息子）嫌がっていたのは事実。
それからは先生が、細心の注意を払ってくれた。
その時はプロレスごっこの延長戦で、やっぱり体力の違いから
いつもやられっぱなしだった息子。
もし、首の骨でも折れたりしたら私も黙ってはいなかっただろう。
今じゃ、そのいじめたとされる側のお母さんとは大の仲良し。
もちろん息子も帰省したら必ず連絡を取り合って会ったりもしている。
先生が細心の注意を払ってる途中にもほかのこといろいろトラブルがあった。
情けないけれど息子が弱っちぃのも原因だけど
それを利用して自分の荷物を持たす友達も悪いよね。
それを先生に見つけられ、（親の知らないところ）叱られて・・・
でもそういうことがあると、えてしてちくったと勘違いされて
反っていじめの対象になることもある。
案の定、息子の場合も次の日、学校に行ってその友達から
文句を言われたらしいけどね（笑）
親の関係は・・・私は表には一切出てないけれど
相手の態度は一変したから先生に泣きついたとでも思われたんかな～
しかし・・・親の態度は・・・
完璧私は無視され続けたけどね（笑）
たぶん…信じてないんでしょうね。

私が頼んだわけじゃないけれど当時は毎日のように担任の先生から
様子伺いの電話が我が家にかかってきてたよな～。
今じゃ、その子よりも態度も体格も息子の方がでっかいぞ（笑）

今となれば懐かしい思い出。
私は決して騒いでないのに周りでどんどん
噂が噂を呼んで怖い世界よ。

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