統合小学校計画 断念 茨城新聞

１２月６日、茨城新聞記事から、



稲敷市東地区の３小学校、
統合計画、市長が断念、

稲敷市は、同市東地区にある３小学校の統合事業計画を断念した。
筧信太郎市長が、５日開会した市議会定例会の本会議冒頭で表明した。
統合が予定されていたのは、
あずま北小学校、あずま西小学校、あずま東小学校の市立小３校。
市は当初、あずま生涯学習センターに近い市有地を、
統合校の建設予定地とし、２０２７年の開校を目指していた。

しかし、地盤が軟弱な上、浸水予定区域にあり、
建設費が当初の見込み額を大幅に上回ったため、市は計画の見直しを進めていた。

計画を断念した理由について、
筧市長は「長引く物価高騰の影響により、事業費の縮減が難しくなった」などと説明。
児童数の最も少ないあずま北小学校が複式学級となるのを避けるため
「稚拙に事業を進めてきた面もあった」とし、
「東地区の児童や関係者には
多大ななるご心配、ご迷惑をおかけし、深くお詫びをする」と陳謝した。

また、２４年度から複式学級となる見通しの同校について、
筧市長は「市で講師を雇い、実質的な単式学級の対応を取るなど、
適切な対策を講じる」と述べた。