(まだまだしぶとい) チラシの裏日記

鉄道写真中心に、撮影行記やその思い出話、音楽鑑賞記などを

ときに

2006年03月16日 | 管理人のきまぐれ日報
ウチの局で仕事してると
記憶の奥からあの名調子が
ふっと聞こえてくるときがある。

「はい~中野ぉ~・・・おつぎはぁ~あ~、デンチョオォ(※)・・・」

漏れがウチの局に転勤してきたばかりのころ
お世話になったSさんの
有証パレットの局名を謡うように読み上げる声だ。
他の人は単に局名だけを読み上げるだけだったが
Sさんはいつも、独特の節回しでもって読み上げていた。

最初、漏れには「駅弁の立ち売り」の
客寄せの節回しみたいに聞こえたが
Sさんの出身が鉄郵(東京鉄道郵便局)と聞いた途端
すぐに汐留や隅田川の、
薄暗くてだだっ広い構内にたたずんでいるような
そんな雰囲気になったものだ。
漏れはそのとき、「ここにきてよかった・・・」と
しみじみ思ったもんだった。
録音してうpできればなおのことよかったのだが
残念なことに、その当時の漏れにはそれを録音できる
モノとかチャンスとかがなかった。

今はもう、多摩の方に転勤して
おそらくは退職なさったろうとは思うが
もし機会があるのならまた披露していただきたい名調子。
漏れがSさんの現役当時に一緒に勤務していて
それを聞けたのは幸いだったけれど
それが記録にできないのが、はなはだ惜しい。

(※:田園調布局のこと。)

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