(まだまだしぶとい) チラシの裏日記

鉄道写真中心に、撮影行記やその思い出話、音楽鑑賞記などを

鈍亀三遷・・・94レ、今もここにあり

2014年03月07日 | 一般型、特急型|\EF65総合/|客貨どっちも
 午後のいい時間を走った94レがもうすぐ高崎線から消える。但し、廃止ではなく異動だが。

↓確か、PF2121の牽引。


 元より青函トンネル開通後の貨物ダイヤ枠拡大によってできたスジで、当時はダイヤが過密ぎみになっていた東北本線を避けて常磐線廻りで設定され、以来長らく同線を走ってきた。
 下り95レと共に同線回りだった同レだが 2011.3.11の震災当日から従前のルートを走れなくなった。
 東北線が復旧すると、次の改正まで同線回りの臨時列車で走り、翌2012年の改正で日本海縦貫、上越、高崎線回りに変更される。これが正直、見た目いいダイヤではなかった。
 95レからして梶ヶ谷タを出てから熊谷タで夜明けを迎えて、札幌タは発日の翌々日到着・配達だったし、94レに至っては同タを朝方出て翌日夜半に梶ヶ谷着(因みに朝出るという事は夜中の仕分が終わった後を意味する)。恐らく前日の引き受け分丸々が翌日出発扱いだから、顧客への配達は着日の深夜以降。早い話、最悪引受から配達まで4日かかるという近年稀にみる鈍い「高速貨物」列車だ。これで大丈夫か?と疑問に思うのも当たり前だった。
 確かに改正当初はスカっていた。
 しかし、道内のどこかから大口利用があったのだろう、翌4月に入ってからは積載率も上がって日によっては満載ということもあった。
 さらに秋の野菜収穫時にはカツテンも実施されて、本来なら走らない火曜日にも走るのが見られた。
 2013年12月、次の改正の概要が公式に発表された。
 94レは95レと共に距離の短い東北線回りに変更される事になる。距離は短縮したがダイヤは相変わらずスローなままで、半可通からしたら「(´・ω・)…」な内容に変わりない。何、その札幌タ昼前発ってのは。もう少し時間遅くすりゃ、発日午前中の受付分も取り込めるだろ?道南の五稜郭だって時間もよくなるだろうに。

( ´ー`)。oO でも、遅いのにもそれなりに理由があるんでしょ。

 時は金なりのこのご時世では、効率が悪いと一発で廃止される。だが、どっこいそれはどうかと異を唱えてもいいじゃないか。時間より大事なものがあるとしたら、それは多分94レが教えてくれるに違いない。
 高崎線は寂しくなるが、その分は東北線で。新しいダイヤでの成功を祈りたい。

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