(まだまだしぶとい) チラシの裏日記

鉄道写真中心に、撮影行記やその思い出話、音楽鑑賞記などを

そこじゃない

2021年02月28日 | ▲EF62・EF64▲遥かなる山の呼び声▲甲信越・中央東線▲

21+44の5371レ
(脇野田~南高田間:07.02.'97)

 一度うpしたことがあると思ったが。
 96年10月以降、貨物所属の機関車は旅客会社への委託業務を引き上げて、自社の車両所で行うようになったが、篠ノ井のロクヨンも地元長野から大宮車両所で行うように改められた。
 その一番最初が21。だが"現場"と"製作"とで行き違いが生じた。
 篠ノ井区では「前面の下の方、真ん中に大きくエンドナンバー入れて。」と大宮車両所に頼んだが、細かい所までは聞き届けられなかったようで、同所はスカートの上部中央に国鉄フォントで大きく入れて送り出した。
 だが受領した篠ノ井区は位置が気に入らない。スカートでは雪塗れになった時に、エンドを確認するのに時間と手間がかかる。でもダメ出しして送り返せばもっと時間がかかる。やってしまったのはしょうがない。
 そこでスカートのはスカートで残し、別に「正規の」位置である貫通ステップ下の裾部分にも塗った方がうんと分かりやすくて良かろう。と、自区で持っていたステンシルを当ててスプレーで塗り付け、唯一の「二重表記機」として運用に就かせることになる。
 その大宮から送り返されてまもない時期に撮ったのがこの写真。貫通ステップ下にはまだエンドナンバーが入っていない。また篠ノ井区のステンシル数字は縦長で、「2」の字でその違いがハッキリしていた。
 「二重表記」になってからも撮る機会に恵まれたが、「棒が2つ」縦に並ぶ1エンドよりも2エンドを向いてきた方が、上下で違いを比較できて嬉しかったのは言うまでもない。
 

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