掛物をながめて
皐月鶴翁(皐月鶴年)は
大正時代末期から昭和初期に活躍し、
山水画や赤富士など多く描いた文人画家・儒学者。
龍安寺方丈の見どころを書いてあるページに
・・・かつて狩野派の絵師などが描いた襖絵90面があったが、
明治維新後の廃仏毀釈の際に売却されました。
現在は南画家・皐月鶴翁が1953年(昭和28年)から
5年掛かりで描いた龍と北朝鮮の金剛山の襖絵が飾られています。
日本最後の文人と謳われた富岡鉄斎に師事し、
北朝鮮の金剛山を何度も訪れて
仙人の境地を学んだとも言われています。・・・と。
愛媛新聞 季のうた 土肥あき子
一つ家に二つの余生春深し 立石ただし