エ・ビ・ス Eco Business Study

環境ビジネスの研究をしています。
エコロジー・ビジネス・スタディ

一般家庭218世帯分の太陽光発電 奈良県御所浄水場

2008年04月28日 10時46分25秒 | 太陽のエネルギーがいる
奈良と言えば「セントくん」
世間をお騒がせしております。
奈良は何かとお騒がせなエリアというイメージがあります。
あくまでエ・ビ・スのイメージです。
念のため。

多かれ少なかれ、どのエリアもこの手の情報を広めるのが下手で、
知らない人が多いですよね。

奈良県御所(ごせ)市戸毛にある浄水場には、
日本最大級の太陽光発電システムがあります。
稼動が開始したのは平成17年。
累計で240万kWhの電気が発電されました。

浄水場は大事な施設ですが、
普段は市民になじみのない施設ですから、
日本最大級といっても、地味なイメージですよね。
でも、写真で見ると相当巨大なパネルです。
最大出力790kW、年間81万kWh。
発電量は一般家庭218世帯分の使用電力に相当します。
パネル総数4740枚、面積6272㎡。
サッカーのグランドと同じぐらいの広さ。
このぐらいの場所を確保しようと思うと、
この手の公共施設でないと難しいですからね。



発電された電力は、施設内で使用されます。
浄水場の年間使用電力の7%。
そう、日本最大級なのに、たった7%です。

皆さんは、どんな感想を持たれるでしょう?
「なんと電気のいる生活をしていることか・・・」
「太陽光発電は効率が悪い・・・」
「それでも電気の地産地消は重要だ」
「浄水場の省エネ対策はどうなっているのか?」

調べてみたら、小水力発電も取り入れてますね。
年間で67万kWh。
太陽光発電とあわせると、その二酸化炭素削減量は、
甲子園球場の40個分に相当する森林の吸収量に匹敵します。

一見地味な取り組みですが、
日本中の全ての施設に導入されれば、
相当大きな量になると思いますけどね。


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