エ・ビ・ス Eco Business Study

環境ビジネスの研究をしています。
エコロジー・ビジネス・スタディ

あおもり市民風力発電所 市民風車わんず 環境土曜講座

2007年03月19日 13時21分19秒 | 風のエネルギーがいる
関西からは大変遠い青森県鯵ヶ沢町に、
市民の風車が廻っています。
NPO法人グリーンエネルギー青森が設置した風車「市民風車わんず」。
ドイツの風車で、発電容量は1500KWが1基。
太陽光とはケタが違いますね。
2003年から発電しています。

設置費の総額もケタ違い。
1基の建設費総額は3億8000万円。
半分はNEDOが補助しています。
それでも市民の出資金は1億7820万円。
1口10万円で1782人の出資がありました。
このうち青森県民は1200人。
どのくらいの期間で集まったのでしょうかねぇ。

売電価格は、11.5円。
17年間かけて元金を出資者に返却します。
配当金として鯵ヶ沢町民には3%、
青森県民には2%、
他府県からの出資者には1%を出します。

年間発生発電量は370万KWh。
約1100世帯分にあたります。

風車はメンテナンスが大変だと思うのですが、
そのあたりの予算はどのくらいなのだろう?
このくらいの発電量だと予算もとりやすいか。
2004年の12月には、628,223KWhの発電を記録。
7,224,564円の売電額。

風車の脇には石碑が建っているようで、出資者の名前が彫られています。
大儲けできるわけではないですが、
使い道のないお金のある人には、いいですね。
名も残るし。


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