エ・ビ・ス Eco Business Study

環境ビジネスの研究をしています。
エコロジー・ビジネス・スタディ

産業用太陽光発電の現状、課題、今後の展望 新エネルギー利用交流セミナー(11)

2007年02月16日 08時38分05秒 | 太陽のエネルギーがいる
太陽光発電・世界一の企業、シャープさんのお話。
ついこの間まで、日本は太陽光発電普及率世界一。
ドイツに抜かれてしまいましたが。
産業界の状況はどうなんでしょう?
最近シャープさんのCMでも、
三重県亀山工場の太陽光発電システムの一端が見れますけど。

三重県亀山工場の太陽光発電システムって
すごいです。
率先して導入するのが当たり前ですが、
さすがトップ企業。

というのは、エリア別の発電量の推移をみますと、
2005年の関東・甲信越エリアの発電量は全国一で、
9,397KW。
シャープ亀山工場の発電量は、5,220KW。
関東・甲信越エリア全体の半分以上。
他のどのエリアより多いです。
そりゃ、パネルを自分で作っているんだから
なんぼでも付けれるやんか。
とはいいますが、タダじゃないんだから、
やっぱり偉いですよ。

全体の設置件数は年々順調に伸びているのは当然として、
最近の傾向としては、
「本気の設置が増えています」
とのこと。
以前はPR設置といって、発電量の小さいものを
人目につきやすいところに設置して、
イメージアップ用にしていたのが、
最近は10KW以上の大きいものになってきているとか。

さて、この導入を促進するには何が問題か?
何よりもコストなんですと。
今世界的にシリコンが高騰していて、原料費が下げられないらしい。
1KWを発電するのに、インバーターと太陽電池だけで50万円。
工事及び工事関連機器に43万円かかる。
合計で93万円。
家庭用だと66万円。
工場はオーダーメイドだから割高になるそうです。

そうすればいいのか?
シャープの対応策は?次回を乞うご期待。


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