エ・ビ・ス Eco Business Study

環境ビジネスの研究をしています。
エコロジー・ビジネス・スタディ

屋台村「みろく横丁」地方都市 八戸の大いなる挑戦

2007年01月28日 18時56分45秒 | エコ・ビズ・ウォッチング
10年前の平成9年9月1日、八戸エコ・リサイクル協嶺会が設立された。
地球環境問題に、地域住民・企業・行政の三者の協力で、環境保全、資源有効活用促進、
ゴミ資源化による「地域循環型」のリサイクルシステムの構築を目的としたものであった。
そのプロジェクトの1つに、地域特性を重視した地方都市に於けるまちづくりの研究
「環境対応型 まちづくり構想プロジェクト」が発足した。
また平成12年4月に、「食文化の環境プロジェクト」も発足させた。
これは、八戸の食材を活用したオーガニツクのオリジナルメニュー開発、及び食物のみでなく
施設・食器・椅子・テーブルも含めた、食全体を一つの環境としてとらえたものだ。
この2つのプロジェクトにより、究極的に考え出されたものが、「環境対応型 屋台村構想」で
あった。
これが「みろく横丁」誕生への布石となったのである。
この構想実現のため。最終的に4つの項目がキーワードに選択された。

1. 八戸への来訪者に対する「おもてなし」の目玉となり、中心商店街の活性化への貢献すろもの。

2. 全国に誇る八戸の食材・農産物及び八戸の新名物料理、郷土料理を一堂に集結させ、紹介する。

3. 日本初リサイクルシステムを構築した、「地域循環型」かつ「バリアフリー型」を
  取り入れた環境対応型屋台の実現。

4. 誰でも安心して食べられるオーガニツク商品の販売と、食材の提供。

これらをふまえて環境に配慮した屋台村のモデルケースを模索した結果、水回りには、
人体への影響、環境汚染への配慮から、優れた洗浄力。脱臭力を発揮するにもかかわらず、速やか微生物分解され自然に還元する、オート麦・トウモロコシ・リンゴ・大豆・菜種等から
作られる、植物の持つ自然の力を生かした洗剤、SC-1000を採用した。
建材には自然環境保護の面から再生品を使用。
又、割り箸を再生し生ごみも肥料へリサイクルする、廃棄物を出さない
「ゼロ・エミッションのモデルケース」を実践している。
環境と、スローフードの2本柱が八戸屋台村「みろく横丁」のコンセプトである、
ここで私見を述べさせて戴くとマイ箸持参の推奨や、廃棄物によバイオマス自家発電など,
今後取り入れることが可能な対策を視野にいれた、より進歩的なプロジェクトへの発展を望む。
又、このプロジェクトは、若手企業家の創出若手企業化の育成も屋台村のコンセプトの一つで
あり、若い人が屋台村をステップに本当の店を持てるように、教育や資金調達支援などに
力を注いでいる。
その為、出店可能期間も決められている。
このような面からも自治体の環境、経済復興対策として、優れたビジネスモデルだと思う。
最後に参考資料として「ミロク横丁」のリサイクル実績を紹介しておく。
みろく横丁のリサイクル実績表


「環境」人気ブログランキングはコチラ

banner_02[1].gif


にほんブログ村 環境ブログへ

にほんブログ村 環境ブログへ

by エ・ビ・ス




最新の画像もっと見る

コメントを投稿