エ・ビ・ス Eco Business Study

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エコロジー・ビジネス・スタディ

アジェンダ21は進んでいるのか?

2007年01月09日 09時52分09秒 | ニュース拾読み
各国が国連憲章などの原則に則り、自らの環境及び開発政策によりその資源を開発する活動が他国の環境汚染をもたらさないよう確保する責任を負うよう求めるリオ宣言が1992年6月8日に採択された。このリオ宣言を実現するための行動計画をアジェンダ21と呼ぶ.


リオ宣言にあわせて、1992年採択のアジェンダ21。
当初予定された2002年に新たなアジェンダが出されることもなく、
繰り返しその実行が叫ばれさまざまな国際会議で引用されている。
しかし、現実にはあまり進捗していない。
旭硝子財団が専門家に対して各地域で何がどのように進められているかを
アンケート調査した。
その結果、2001年と2006年とでどの程度進行したと受けとめられているか
を見ると、最も重要な地球温暖化とエネルギー問題については、
「進展した」と捉える割合が低いという結果であった。
特に温暖化に対しては、アメリカが京都議定書から離脱した事や
イラク戦争も大きな要因のひとつと考えられる。
国際社会は果たして地球環境に有効な活動をしているか否か?
この調査結果を見る限り、アジェンダ21のような文書を出す程度では
足りないことが明らかである。
ある程度の強制力をもった世界基準の条約が必要だろう。

いずれにしても、地球環境問題もそれぞれの地元の環境問題から出発している。
それぞれの地域で異なる優先的な取り組み課題がある、
それをグローバルにどのように協力して取り組むことが出来るかを探ることが、
アジェンダ21を進める有効な手段だと思われる。


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