エ・ビ・ス Eco Business Study

環境ビジネスの研究をしています。
エコロジー・ビジネス・スタディ

煮込みとオッサンとエ・ビ・ス

2007年06月28日 15時24分52秒 | エ・ビ・スの環境雑感
先週土曜日の話だが、久しぶりに京都市内へ出向いた。
親戚のお見舞いが目的だったが、何やかんやしているうちに、
ふと時間を見たら、5時を回っていたので一寸一杯引っかけて帰ろうと思い、
京都駅前の「へんこつ」へ寄ることにした。
5時40分頃着いたら、もうカウンターはほぼ満席だったが、
何とか待たずに座ることが出来た。
ここのメニューは、牛テールやすじ肉を豆腐やタケノコ、ごぼう天などの
おでんだねと一緒に八丁味噌ベースの出汁で大鍋(もう60年使っているらしい)で
コトコト煮込んだ物と、漬け物くらいしかない、
日によっては、生レバーもあるが。
煮込みは、一見八丁味噌のせいで、ドス黒く濃い味に思えるが、
見た目よりは、あっさりして旨いので、結構量も食べられる。
まずテールとタケノコと漬け物3種森りを注文しビールで流し込み
口福感に浸っていた。
「おいおいこのページ、グルメのブログ違うやろ環境のブログやないんか」と
お怒りの皆様、ここから関連記事に入っていきますので今暫く我慢して読んでね。
そうこうしてると、右隣のオッサンが声をかけてきた。
大鍋と食べることに気をとられていたため気づかなかったのだが、
以前ここで、数回隣り合わせたオッサンだった。
オッサンの「久しぶりやなあ、どないしとってんな」から始まれり、
お互いの近況を語り合った後、私の近況話からエコロジー話題になった。
そこでオッサンが「兄ちゃん、エコロジー言うたらこの店も結構エコロジーやで」
何がエコロジーなのかと訝る私にオッサンは
「ここの客が使う食器の量を見てみいな。
この店は煮込みを入れる深皿は、一人一枚しか使わへんし、酒もコップ酒やし、
生ビールも瓶しか置いてへんから一人コップひとつか二つで済むねん」
確かにおっさんの言うとおり、煮込みをお変わりする際はその皿を渡し、
そこに追加して貰うし、生ビールもないから、一人でジョッキ何杯も使う必要もない。
他のメニューも漬け物くらいしかないので、客の使用する皿は、
一人平均2枚程度で他の飲食店に比べ食器類の使用量は少ない。
オッサンは「使う食器が少ないっちゅう事はやで、洗いもんが少ないっちゅう事や。
そやから、洗剤とか水とかも少のうて済むんや。
水を汚す事も少ないし、節水にもなる。
これもエコロジーと違うんか?なあ兄ちゃん。」と一気にたたみかけてきた。
確かにエコライフで呼びかけている事でもあるし、
なるほどオッサンの言うことも一理あるなあと感心していた、
オッサンは言うだけ言って、「ほな、又」と店を出て行った。
オッサンが出て行った後、ふと自分の前に置かれた物を見て愕然とした。
私の前には、煮込み用の深皿と別に注文した味噌で味を付ける前の「シロ」と
呼ばれる筋煮込みの深皿、漬け物の皿、そしてビールグラスと
酒用のコップあげくの果てに生レバーの皿が並んでいた。
一人で他の人の二人分の食器を使っていたのである。
けど美味しいもんの誘惑には勝たれへんよなあ。
エコとグルメの両立は難しいわ。
これからは、もっと考えて注文しなければと反省しつつ店を後にした。
ツライのお~。

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by エ・ビ・ス




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