エ・ビ・ス Eco Business Study

環境ビジネスの研究をしています。
エコロジー・ビジネス・スタディ

燃料電池の時代がキター!(前編)

2009年03月03日 11時57分23秒 | エコ商品ウオッチング
エコの面から注目を浴びている燃料電池。
自動車や住宅設備への応用が主流となっている。

そんな中去る2月25日~27日まで行われた「第5回国際水素・燃料電池展」
(太陽電池展と併設)で注目されたのは、シンガポールに拠点を置く
燃料電池開発会社ホライゾン・フュエルセルの水だけで走るミニカー「H-racer」

東京貿易機械の家庭用ガスコンロのボンベを使う「ポータブル燃料電池」
神奈川のFC-R&Dの、わずか20グラムの燃料電池をつけたロボットなど
日用品やおもちゃに燃料電池を使った製品。

場内で即売されたものもあり、実用化が近づいていることを感じさせた。

「H-racer」は太陽電池と水素電池をあわせたミニカーで、
付属のタンク(水素ステーション)に水を入れスイッチを押せば、
太陽電池パネルが水を電気分解し、発生した水素をミニカーに補給する。



その発生させた水素と酸素の化学反応で発電し、モーターを回して走る。
電気分解に約5分かかり、一度の水素補給で4分ほど走る。

夜や太陽光の弱い時は単三電池を使用して、水素ステーションを
稼働することも出来る。

水素や酸素が水中で生成される様子が見え、遊びながら燃料電池の仕組みを
学べるという利点もある。
ただ、水道水は使えず純度の高い薬局などで販売している純水を
使わなければならないと言うのがやや難点だ。

リモコンの有無などで3モデルあり、消費税込みで価格は16400円~22800円。
会場で即日販売されたが、現在ネット通販でも購入は可能だ。

又ホライゾン・フュエルセルではこの技術を応用した水500ミリリットルを入れると
発電が始まり、30Wの電力を9時間供給できる持ち運び用燃料電池
「ハイドロパック」も開発し今秋発売を予定している。



ガソリンを使う発電機に比べ、重量3.6キロと軽く、音も静か。
こちらは「H-racer」とは違い不純物の入った水や海水でも動くため、
災害時などの非常電源などの幅広い使用が可能でより実用的だ。

今後地震や台風時の停電の際にも活躍が期待される。
別の2製品については次回紹介したい。


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by エ・ビ・ス







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