今日のえびの高原は晴れのち曇り
アカマツに真新しい角とぎの跡があります。
オスジカが角や体をこすり付けて樹皮に傷をつけたものです。
シカの毛が付いていることもあります。
ところで、角とぎ跡の樹皮のアップです。
傷をふさごうと樹液がたくさん出ています。
この樹液に小さな羽虫やアリがつかまって固まっています。
木の樹脂(ヤニ)が地中に埋没し、長い年月により固化したものが琥珀(英語: amber)です。
琥珀の中に虫や鳥の毛などが入っていることがあって、大昔の生物のことを知る手がかりとなります。
映画『ジュラシックパーク』でも、琥珀の中のカから恐竜のDNAを取り出すというシーンがありましたね。
アカマツの樹脂から琥珀ができるわけではないようですが、
虫入りの琥珀はこんな風にできるのですね!とまじまじと見てしまいました。