エバ夫婦の山紀行ログ

道産子60代、四季を通じて主に夫婦で登った北海道の山を中心に紀行文を載せています。アウトドア大好き夫婦。

再会で得るもの得ないもの

2024年02月04日 | 日記
まるでOB会のようだった・・・
再会で得るもの得ないもの

【1月30日 (火) 】
私が退職したのは2020年12月で、まだコロナ禍の世。忘年会とか新年会の企画は全て中止と
なり退職時の送別会も中止のままで終わってしまった。仮に送別会を開催する運びになっても主賓
である私自身が苦手なので断ったかも知れないが・・・。

しかし、昨年11月に70歳で退職した同僚H氏の「送別会」から再開し、OBを含めた盛大な宴
会に私も参加させて貰った。新年会は実に4年ぶりの開催。私も退職して4年目となり再会するメ
ンバーもH氏の送別会で会ったメンバー以外は4年振りとなった。

会場は札幌市内の某ホテルで、34名の参加があり現役よりOBの方が多かったのが印象的だった。
なので実質OB会と言ったところだろうか・・。


★ 再会で得るもの得ないもの・・・
15時開催もギリギリになった私はやっぱり一番最後のようだった。
会場の円卓にはすでにみんなが座っていて、空いている席に座る。
33歳の現役組から74歳のOBまで、それぞれ個性あふれる面々との再会は懐かしくも不思議な
新年会だった。出来るだけ多くのメンバーと話をしたかったが、隣の座席が空いていないと座れず
前半は食事を楽しみながら自分の円卓メンバーと会話をしていた。以前ならどうしても仕事の話や
職場の上司の悪口みたいな会話で終始するが、今回OBが多い事もあり、退職後の生活について聞
き合う事が多かったように思える。互いに共通した話題だから、以前余り話をしなかった先輩OB
とも話す機会もあって2時間の宴会はあっという間だった。

私は63歳で退職したが、同僚は65歳を過ぎても現役で頑張っているし、退職をした先輩の中に
は働かずに家に居る人や夜間勤務をしている方も居た。40代で退職し別な会社に勤めたという後
輩や退職後に大病を患った同期は参加予定を取り止めて不参加になったと聞いて残念だった。

この後、二次会も設定され19名が参加。もちろん私も参加して結局24時4次会まで呑んでしま
った。

正直「退職したらもう会社の人間とは縁を切ろう」と思っていたし、向こうから声を掛けたり私を
訪ねて来てくれる人も居ないと思っていた。それで良いと思って新たな第二の人生を楽しもうとス
タートした生活だったはず・・・それが何故、自分から再会する選択をして参加したのか。



24.01.30 某ホテルで行った新年会にて

★ 付き合いは無くとも・・・
三次会は、札幌に来ると必ず立ち寄る居酒屋に二人で行った。
彼と二人で呑むのは始めてだったし、現役時代はあまり付き合いも無かった後輩であるが、今回の
新年会を代表する方でもある。

退職後は、会社の事も一緒に働いて来た後輩・同僚・先輩・管理者とも一切お付き合いは無い無縁
だろうと思っていたのに、同期の退職で誘われた送別会に何故か参加し、懐かしい面々と再会する
事になった。

「今、何してるの?」が私を含めた共通クエッション。
退職後の生活について聞いたところで何かが変わるものでも無いし、新たなつき合いが生まれる訳
でも無いけれど、何故か質問の始めはみんな同じだった。現役時代を懐かしむ仕事の話題はほとん
どなく、新たな仕事や生活についての話題で盛り上がった。

今は付き合いも無くなって「縁切り」状態もその昔は同じ職場で働いて来た者たち。なんか気にな
るのか、自分と比べたがるのか、ひとそれぞれの退職後の生活をちょっと覗きたくなるのだろう。

大きな組織から抜け出した後の人生は、縛りも無く自由な人も居れば、引き続き別の組織に入って
見習いから始める者もいる。再会で得たものは「それぞれの人生を垣間見た事」かと言って、得て
もなんの参考にもなっていないのは、もう自分の人生が始まっているから・・に終わる。

もっと歳を取って3年後5年後に再会したとしても、また自分の人生と比べっこして「そうなんだ
ぁ~」と思うだけなんだろうな・・・。




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