エバ夫婦の山紀行ログ

道産子60代、四季を通じて主に夫婦で登った北海道の山を中心に紀行文を載せています。アウトドア大好き夫婦。

悪条件でも生きる力感じて・・・

2024年04月23日 | 鹿公園
悪条件でも生きる力感じて
【4月22日 (月) 】
鹿公園の中には幾つもの湿地帯があり、そこは毎年ミズバショウの群生地となっている。
しかし、昨今その湿地帯の変化に気付く。「水不足」「倒木の多さ」で、以前は小さな池のように
水面が広がりそこからところ狭しと延びて来るミズバショウたちの元気な姿を見る事が出来た。そ
れなのに今は、池と言うより「涸れる寸前の湿地帯」というイメージ。水気がほとんど無いところ
からもミズバショウが顔を出し、なんとか咲いている姿に「生きる力」を感じてしまう。

ミズバショウにとって、どんな環境が一番好まれるのか、少し知る事が出来たら解決策があるかも
知れないと思った。ただ、ここは「保健保安林」という変な縛りがあって、何かアクションをした
くても肝心の役所が動かないのが悲しい・・・。

素人の私が思う今の解決策は、湿原を作る小川の源頭 (湧き水) からの流れをスムーズにしてあげる
事で池のような湿原が復活してくれそうな気がする。そのためには、流れを止めている倒木を処理
したり人工的に水路を作って湿原に水が行き渡る仕組みを作ってあげたらベストな環境になるのか
な?と。



すっかり満開の時期を迎えた鹿公園のミズバショウだが・・・


水気の少ない湿地帯になんとか咲いているミズバショウたち・・・


こうした群生地は少なくとも数ヶ所ある。

★ 驚くほどに点在するエンゴサクの群落・・・
いつもはあまり歩かない鹿公園の遊歩道を歩いて見た。
するといきなり咲き誇るエゾエンゴサクが歩道脇に発見する。そして、さらに進むと驚くほどの群
落を成しそれがあっちにもこっちにも点在して咲いていた。ついカメラで撮ってしまうが、上手く
撮れないのが悔しい。

広い公園内にはこれから色々に野花が咲く時期となり、歩く度に新しい花を発見するのが楽しい。
もうすぐにカタクリが咲き、ベニバナイチヤクソウやヤナギランも・・・その前に小さな蘭たちも
観るのが楽しみな公園散策だ。

ただいつも言ってしまうが、素晴らしい公園なのに「放ったらかし・・」のまま何も手を入れない
保健保安林になんの意味があるのかと時々憤りさえ感じている。



遊歩道の両脇を草刈りした場所だったり、倒木を避けて障害物を除いた場所に多く咲いていた。




ここは、エンゴサクにとっての別天地かも知れない・・・


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