エバ夫婦の山紀行ログ

道産子60代、四季を通じて主に夫婦で登った北海道の山を中心に紀行文を載せています。アウトドア大好き夫婦。

山装備の老朽化・・・

2022年03月09日 | 山へ行かない日
山装備の老朽化・・・
使い切る山装備の老朽化
登山を始めて早31年目に突入。職場の先輩に誘われて登った「紋別岳(866m)」が初登山だった。
あの時は、登山の装備と言うものが一つも無く靴も下着も服関係も普段着のままだったし、ザッ
クはどうしたのかもう記憶もない。

最初は、月一回程度から始まり徐々に増えて行く・・と言うよりハマって行く。登山道のある山
からテント泊を含む縦走もするようになり、沢・岩・アイス登り、冬山、藪山と四季を通じて登
るようになった。その度に新たに必要な装備を買い揃え、夫婦で登るようになってからの装備は
二人分となるので互いに古くなれば買い替えるのも二人分だ。

ただ、いつでも二人分を買い替える現実は無く我慢しているのは妻チーヤンだった。
沢登りを始めれば、当然の如く「沢靴」が必要だし、専用の靴下やスパッツ、スワミベルト、カ
ラビナ、エイト環、ロープだって欲しくなる。同時期に岩登り(クライミング)も始めるとヘルメ
ットやハーネス類も必要になるものだ。妻も山岳会に席を置いていた頃は沢も岩も行く事があっ
たので最低限必要な装備だけは買う事になる。唯一手を出さなかったのは、アイスクライミング
で一緒に行く時に必要なバイルなどは共用で使っていた。

一番高価な装備は、やっぱり冬山に集中する・・。
アウター上下、山スキー、靴、テント、シュラフ、スコップ、ビーコン等々高額なものが多い。

しかし、ライフワークとなっていった登山だから頑張って買い揃えるのも楽しみだったのだ。

靴下1足2,000円、パンツ1枚3,000円、下着のTシャツだって5,000円を超える
のも珍しくない。山スキー関係をセットで買えば30万円、アウター上下も10万円の値が付く。
物と値段をあげればキリがないが、よくもまぁ~買って来たものだと逆に感心する。

全シーズン、全ジャンル?の山行を楽しんで来たが、装備というものは一度買えばもう良いと言
うものでも無い。どんなに高価な物でも使ううちに壊れるものもあれば、擦り減って破けるもの
もある。出来るだけ壊れるまでギリギリ我慢をしてから買い替える事も多いが、冬山装備や沢装
備などは、失敗が直接命に関わる事もあるのでギリギリまでのリスクは大きい事を承知で使って
いる。

パンツや靴下は、穴が開いていても使っているし、中間着などは10年以上がほとんどである。
昔履いていたプラブーツでスキー場に行った時、滑っている途中でいきなりブーツが割れて破損
した事があった。仕舞い込んでいた昔の登山靴を履いて山に登り、下山時の途中で両足のソール
が剥がれ薄皮一枚で帰って来た事もあった・・。我慢をする事のリスクは一応身をもって体験し
ているのである。

あと何年登山が出来るのか分からない。
でも続けている以上それなりの装備は必要で、老朽化すれば買い替える必要もあるのだ。
年金生活になって、ふと装備の事を整理して見ると「あれもこれも・・」と老朽化している装備
が目立つようになって来た。

さぁ~どうする?



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