エバ夫婦の山紀行ログ

道産子60代、四季を通じて主に夫婦で登った北海道の山を中心に紀行文を載せています。アウトドア大好き夫婦。

「MERU」で心洗われた気がする・・・

2017年01月11日 | 山へ行かない日
登山家の映画だ
『MERU/メルー』観てきました・・・
2016年12月31日封切・ユナイテッドシネマ札幌

メルー峰。中央の三角に尖った頂が、シャークスフィン。
【1月4日(水)】
新春の山は映画から・・・
仕事帰りに楽しみにしていた「MERU/メルー」を観るためサッポロ・ファクトリー内の
ユナイテッドシネマに行く。
一日3回の上映で午後4時からのチケットを購入し、時間潰しにファクトリー内のウインドー
を歩き回る。ランチに移転したばかりというラーメン奥源流「久楽」に決めると長蛇の列。
時間をもてあそんでいたので列に並び約15分後に入店。
何が美味しいのか分からずもメインの白味噌を避けて「赤味噌チャーシュー」を注文。
赤味噌どくどくの臭みと濃厚な味噌味に最初「マズイ」と直感し後悔する。
しかし、麺は黄色い弾力のある中太縮れ麺で北海道の私には馴染みの面で美味しかった。
次があれば是非白味噌にしようと決めて店を出る・・。
再びウインドーをぶらつき「好日山荘」でパスファインダーを買ってしまった・・。
オヤジ一人ぶらぶらしても仕方なくシネマに戻り時間を待つばかりしか能がない。
メルーはなんと全席自由席、シネマ内のどこにもポスターが貼っていないというレアーな
映画らしい。
私一人の貸切?と思ったが、始まって見ると40人位は座っていてちょっとホッとする。
年末から年始と山に登る機会を逃してしまい「新春の山は映画から」になってしまったが
楽しみだったので眠気も覚めて目を見開きスクリーンに集中した。


以下の写真はパンフレットから・・・








登山の映画じゃない。登山家の映画だ。・・
理由がないから、夢がある・・
命を懸ける価値がある・・

山に挑むはプロもアマもない・・・
心洗われる感動のドラマを目の当たり・・・
自分の登山を再考・・・
還暦間近も感化されやすいオヤジ・・・




誰と登るか・・
どう登るか・・

映画そのものの感想を述べようとすると、またパンプレットのパクリになりそうなので
興味のある方は是非映画を見てほしい。

自分がもし日本のトップクライマーならよりリアリティーに感想を表現出来たに
違いないだろうが、実際の自分は趣味の域を越えない夫婦で登山をしてる素人愛好家。
それでもこの映画を観て何かが変わったような気がする。
挑む者は人間でありそこにはそれぞれの人生ドラマがある。
プロだろうが素人だろうが山に登る行為に変わらりは無く、ただ付いて行く山で
なければ熱い思いと計画・準備の楽しさは同じではないだろうか。

落ちれば死ぬ世界と迷えば死ぬ世界の違いはあれど、登山と真摯に付き合い登頂を目指し
時に藪を漕ぎ時に腰までラッセルもしてロープも使えばアイゼンやピッケルも駆使し
山に登らない人生なんてもう考えられない、登山はもう自分たちのライフワークだから・・・

これまで以上に真剣に真摯に、山と向き合う気持ちと登れる楽しさ登れる事への感謝を
忘れずにしようと思った。

同じ山でも「誰と登るか」「どう登るか」でその山の楽しみ方も山そのものを知る得る事も
変わってくると改めてMERUを観て考えさせられた。

やっぱ・・山って、良いですね!