山初め恨めしく仰ぐ北の空かな・・・
エバ夫婦の山初め・・・室蘭岳 (911m)
■ 山 行 日 2016年1月11日(祝月) 日帰り
■ ル ー ト 南尾根(夏道)コース
■ メ ン バ ー 夫婦登山 №1
■ 登 山 形 態 山スキー&ツボ足
■ 地 形 図 1/25000地形図 「鷲別岳」
■ 三角点・点名 一等三角点 点名「鷲別岳ワシベツダケ」
■ コースタイム 登り 2時間 下り 1時間
<登り>
10:45 駐車場出発
11:00 白鳥ヒュッテ
12:00 スキーデポ (標高650m付近)
12:45 室蘭岳頂上
<下り>
13:00 下山開始
13:20 スキーデポ地点
13:35 スキー場最終リフト(シール外す)
14:00 駐車場着
★ 空仰ぐ悩ましき山選び・・・
新年を迎えて二度目の休みがたまたま夫婦とも三連休となり久々の山選びが楽しみだった。
しかし・・・1/10~全道的に雪の予報で天を仰ぎながら悩ましき山選びとなる。
初日の10日はとうとう山行中止、なのにわが町は快晴とは皮肉なものだ。
じっとしていられず地元の安平山までいつもの2時間散歩コースで気を静める。
11日、「厳冬期は東へ」と思い東大雪山系の未踏峰二座を選んだ。「軍艦山」と「ホロカ山」
しかし・・・この地方の雪予報は変わらず、相棒も気の進まない意見が出る。
以前なら現地まで行って「ダメなら温泉に入って帰るか?」のドライブ山行に終わってもOKだったが
今や無駄にガソリン代を消費する事も許されずいつも天気と睨めっこの山選びとなっている。
そんな中、日帰りで近場に限定し晴れそうな山となると太平洋側の山しか浮かばない・・・。
里山的「白老岳」はもう何度も登っているが、ある山岳会が白老町側から登る道道86号線
ホロホロ峠を登山口とする南白老岳ルートの記録を見て興味が沸いて来た。
少し調べて見るとこの道道は1月~4月まで「冬期通行止」期間となり閉鎖されている。
しかし、山岳会の山行は今年の1月3日だった。ゲートはホロホロ峠の手前なんだぁ~と
勝手に思い込み出掛ける事にした。
しかし、ゲートは予想外に早く現れる・・。
カーナビで調べて見るとホロホロ峠から約7㎞手前と分かり、納得の断念。
綺麗な白老三山を恨めしく見ながらUターンすることにして気持ちを切り替える。

道道86号線から望む白老三山(左から南白老岳、白老岳、北白老岳)

登山口となるホロホロ峠より約7㎞手前にあるゲートに阻まれる・・・(1月~4月冬期通行止)
★ 計画変更・・・
最初の変更案は「白老岳」いつもの国道276号線美笛峠からと稀府岳、室蘭岳が候補に上がる・・。
一番近いのは室蘭岳で冬期の登行は無くスキーでも登れるかも・・・と決まるのは早い。
カーナビで目的地を設定し走ると1時間も掛からずに登山口となるダンパラスキー場に着く。
駐車場横の広い公園では家族連れがソリやタイヤチューブなどで楽しんでいる。
登山口側にも多くの車が停まっていて先行者が多くいるかもと予測出来る。
準備をしていると隣に車を止めた地元風の登山者が私たちのスキーを見て「スキーですか?」
3日前にも登りましたがとても「スキーで登れるだけ雪は無いですよ・・・」と言われるも忠告を聞かず
「行けるところまででいいので・・・」と返して先に出発する。
言われた通りようやく登山道に雪がある程度で周りは笹が剥き出し、スキー場も営業はしていなかった。
ヒュッテまでは平坦な登山道、難なく到着するもここから斜度が増して所々岩場もあって難儀する。
いくらも登らないうちにスキーを諦め手に持ってツボ足で登る。しかし、益々斜度は増しこの先も雪は
少ないだろうとデポすることにした。標高は約600m付近だろか?
その間に何人もの下山者とすれ違い挨拶を交わす。
長靴の人、しっかりアイゼンを付けている人と様々だがその多さにちょっと驚いた。
ツボ足に替えて更に登ると少しずつ雪が深くなり登山道から斜面のトレース道に変わっていく。
すぐにデポしたことを後悔するも後の祭り・・・
笹はずっと見えていたがスキーは充分楽しめる積雪とパウダーだったのが悔しい。
ルート上にはピンクのテープが付けてあり迷うことはないと思う。
頂上まであと300mの標識も風雪強く「下山」の二文字も浮かぶが、今年最初の夫婦登山なので
頑張ることにする。
そして、ついに頂上到着。
タイム的には丁度2時間だった・・。鐘を鳴らして山頂コーラで乾杯(グッと冷えた・・!)
頂上にある温度計はマイナス11度だったが、風がある分体感温度はマイナス15度以上に感じた。
15分の滞在で下山開始。駆け足気味でどんどん降りて行く。
スキーデポ地点からシートラで更に下りスキー場最終リフトからシールを外してひと滑り・・・
今年最初のスキー滑降である。休止中のダンパラスキー場二人締めもあっという間に終了。
帰宅してから登行記録を調べて見ると室蘭岳は2004年10月以来の12年ぶりだった。
街に降りると猛吹雪となりタイミングの良さに胸を撫で下ろす。帰路の温泉は虎杖浜のホテルいずみ
海の見える露天風呂からは立派な角を持った鹿の家族が人を気にしながらも草を頬張っていた。

登山口から白鳥ヒュッテまでの登山道・・笹が剥き出しでかろうじて登山道に雪がある程度だった

久々の白鳥ヒュッテと再会・・・

「謹賀新年」の前を通って南尾根コースを辿るも道は狭く雪が少ないのでスキーは失敗かもと思う

眼下に望むダンパラスキー場と室蘭市街地と太平洋

何故か600m付近でスキーをデポ、ツボ足に替えて登ると雪が深くなる皮肉・・・

頂上まであと300m位、見た目以上に風雪は強い・・・

登頂せずに下山も考えたが、今年最初の登行なので頂上に立ちたいと頑張る・・・

2004年10月以来4回目(チーヤンは2回目)の登頂・・・冬期登頂は初
エバ夫婦の山初め・・・室蘭岳 (911m)
■ 山 行 日 2016年1月11日(祝月) 日帰り
■ ル ー ト 南尾根(夏道)コース
■ メ ン バ ー 夫婦登山 №1
■ 登 山 形 態 山スキー&ツボ足
■ 地 形 図 1/25000地形図 「鷲別岳」
■ 三角点・点名 一等三角点 点名「鷲別岳ワシベツダケ」
■ コースタイム 登り 2時間 下り 1時間
<登り>
10:45 駐車場出発
11:00 白鳥ヒュッテ
12:00 スキーデポ (標高650m付近)
12:45 室蘭岳頂上
<下り>
13:00 下山開始
13:20 スキーデポ地点
13:35 スキー場最終リフト(シール外す)
14:00 駐車場着
★ 空仰ぐ悩ましき山選び・・・
新年を迎えて二度目の休みがたまたま夫婦とも三連休となり久々の山選びが楽しみだった。
しかし・・・1/10~全道的に雪の予報で天を仰ぎながら悩ましき山選びとなる。
初日の10日はとうとう山行中止、なのにわが町は快晴とは皮肉なものだ。
じっとしていられず地元の安平山までいつもの2時間散歩コースで気を静める。
11日、「厳冬期は東へ」と思い東大雪山系の未踏峰二座を選んだ。「軍艦山」と「ホロカ山」
しかし・・・この地方の雪予報は変わらず、相棒も気の進まない意見が出る。
以前なら現地まで行って「ダメなら温泉に入って帰るか?」のドライブ山行に終わってもOKだったが
今や無駄にガソリン代を消費する事も許されずいつも天気と睨めっこの山選びとなっている。
そんな中、日帰りで近場に限定し晴れそうな山となると太平洋側の山しか浮かばない・・・。
里山的「白老岳」はもう何度も登っているが、ある山岳会が白老町側から登る道道86号線
ホロホロ峠を登山口とする南白老岳ルートの記録を見て興味が沸いて来た。
少し調べて見るとこの道道は1月~4月まで「冬期通行止」期間となり閉鎖されている。
しかし、山岳会の山行は今年の1月3日だった。ゲートはホロホロ峠の手前なんだぁ~と
勝手に思い込み出掛ける事にした。
しかし、ゲートは予想外に早く現れる・・。
カーナビで調べて見るとホロホロ峠から約7㎞手前と分かり、納得の断念。
綺麗な白老三山を恨めしく見ながらUターンすることにして気持ちを切り替える。

道道86号線から望む白老三山(左から南白老岳、白老岳、北白老岳)

登山口となるホロホロ峠より約7㎞手前にあるゲートに阻まれる・・・(1月~4月冬期通行止)
★ 計画変更・・・
最初の変更案は「白老岳」いつもの国道276号線美笛峠からと稀府岳、室蘭岳が候補に上がる・・。
一番近いのは室蘭岳で冬期の登行は無くスキーでも登れるかも・・・と決まるのは早い。
カーナビで目的地を設定し走ると1時間も掛からずに登山口となるダンパラスキー場に着く。
駐車場横の広い公園では家族連れがソリやタイヤチューブなどで楽しんでいる。
登山口側にも多くの車が停まっていて先行者が多くいるかもと予測出来る。
準備をしていると隣に車を止めた地元風の登山者が私たちのスキーを見て「スキーですか?」
3日前にも登りましたがとても「スキーで登れるだけ雪は無いですよ・・・」と言われるも忠告を聞かず
「行けるところまででいいので・・・」と返して先に出発する。
言われた通りようやく登山道に雪がある程度で周りは笹が剥き出し、スキー場も営業はしていなかった。
ヒュッテまでは平坦な登山道、難なく到着するもここから斜度が増して所々岩場もあって難儀する。
いくらも登らないうちにスキーを諦め手に持ってツボ足で登る。しかし、益々斜度は増しこの先も雪は
少ないだろうとデポすることにした。標高は約600m付近だろか?
その間に何人もの下山者とすれ違い挨拶を交わす。
長靴の人、しっかりアイゼンを付けている人と様々だがその多さにちょっと驚いた。
ツボ足に替えて更に登ると少しずつ雪が深くなり登山道から斜面のトレース道に変わっていく。
すぐにデポしたことを後悔するも後の祭り・・・
笹はずっと見えていたがスキーは充分楽しめる積雪とパウダーだったのが悔しい。
ルート上にはピンクのテープが付けてあり迷うことはないと思う。
頂上まであと300mの標識も風雪強く「下山」の二文字も浮かぶが、今年最初の夫婦登山なので
頑張ることにする。
そして、ついに頂上到着。
タイム的には丁度2時間だった・・。鐘を鳴らして山頂コーラで乾杯(グッと冷えた・・!)
頂上にある温度計はマイナス11度だったが、風がある分体感温度はマイナス15度以上に感じた。
15分の滞在で下山開始。駆け足気味でどんどん降りて行く。
スキーデポ地点からシートラで更に下りスキー場最終リフトからシールを外してひと滑り・・・
今年最初のスキー滑降である。休止中のダンパラスキー場二人締めもあっという間に終了。
帰宅してから登行記録を調べて見ると室蘭岳は2004年10月以来の12年ぶりだった。
街に降りると猛吹雪となりタイミングの良さに胸を撫で下ろす。帰路の温泉は虎杖浜のホテルいずみ
海の見える露天風呂からは立派な角を持った鹿の家族が人を気にしながらも草を頬張っていた。

登山口から白鳥ヒュッテまでの登山道・・笹が剥き出しでかろうじて登山道に雪がある程度だった

久々の白鳥ヒュッテと再会・・・

「謹賀新年」の前を通って南尾根コースを辿るも道は狭く雪が少ないのでスキーは失敗かもと思う

眼下に望むダンパラスキー場と室蘭市街地と太平洋

何故か600m付近でスキーをデポ、ツボ足に替えて登ると雪が深くなる皮肉・・・

頂上まであと300m位、見た目以上に風雪は強い・・・

登頂せずに下山も考えたが、今年最初の登行なので頂上に立ちたいと頑張る・・・

2004年10月以来4回目(チーヤンは2回目)の登頂・・・冬期登頂は初