エバ夫婦の山紀行ログ

道産子60代、四季を通じて主に夫婦で登った北海道の山を中心に紀行文を載せています。アウトドア大好き夫婦。

法要を前に・・・

2012年02月25日 | 日記
父の七回忌・・・法要を前にお墓の除雪終了

家族だけの供養祭

 時間(とき)の経つのは早く親父が亡くなった2006年2月27日からもう七回忌を迎える年になった。

時間と共に自宅にある仏壇にでさえお参りしない日が多くなり亡くなった者への供養も形としては減って
行く事が情けない気もする。しかし、その親父に対する想いは忘れることは無い。
96年に新築した現在の二世帯住宅には10年間伴に暮らし、登山が好きだった親父と良く二人で登った
記憶も鮮明に思い出す。

同居した96年6月に新緑の「尻別岳」に登ったのを始め、その年だけでも夕張岳、空沼岳、札幌岳そして
現在個人では登れないキリギシ山にも登っていた。翌年には十勝連峰のオブタテシケ山まで一泊縦走を
したのも思い出す。

そして、最後に登ったのが2005年7月24日、町民登山に参加した「塩谷丸山」だった。
この時すでに心臓などに疾患があり無理の出来ない状態だったが、同行スタッフの理解とチーヤンも付き
添う形で参加出来一番最後に登頂したのもつい先日の様に思い出す。

登頂して楽しい昼食時にはしっかりとビールを飲んで「下りは強いぞ!」と私たちを置いて一番先に下山し
たのも親父らしいわがまま登山だった。


それから僅か4ヶ月後に緊急入院、そして3ヶ月後に旅立ってしまった。

進行性の「膀胱がん」で発見の時はすでに末期状態「余命3ヶ月」と告げられていた。


ある意味節目となる「七回忌法要」だが、親戚縁者を呼ばない娘夫婦と孫が加わっただけの家族だけで
営む法要にした。



親父と祖母が眠るお墓もこの時期完全に雪に埋もれている・・・

供養も楽し・・・

家からママさんダンプとスコップを持ってお墓に行く。

「久しぶりだな・・」と声を掛けながらコツコツと掘り出すルートを決める。

普段あんまり世話をしていないから今日くらいは面倒見るか・・の調子である。

2時間30分で終了・・・

氷付いたガチガチの所はちょうど車に積んでいたピッケルで砕き、車用の除雪ブラシできれいにする。

訪れる人は誰も居ない静かな墓地でひとり除雪にいそしむのも悪くない・・・

チーヤンがお茶の差し入れをしてくれたのは助かった。




積雪は1m20cmくらいはあったかな?

明日またな・・・

・・・と言うことでなんとか墓掻き出し除雪は終了。

「明日、また来るわ・・・」とつぶやいて自宅に戻る。



雪に埋もれていたわが家の墓も顔を出して嬉しいのか悲しいのか?・・・