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e411y(回顧録)

e411yの旅でのことを書き残しておきたいと思います。

ホオジロ

2010年08月30日 | 野鳥・昆虫・野生動物
きっと頬が白いことからこの名が付けられたのだろう。


頬が赤い鳥でホオアカという鳥もいる。


今日は週末、飲み会への誘い・・・


酒を飲んだ私の顔はホオアカ?


留鳥のホオジロは、1haほどのなわばりをかまえ、

その内部で、つがい相手が死なない限り、

同一のつがいの組み合わせで一夫一妻の生活するという。

離婚話が多い今の人間社会とは大違いやなぁ・・・


私はいくら酔っぱらっても、塒(ネグラ)の自宅へと帰る。

待ってくれている人がいるから帰るのか?


それとも、そこへしか帰る場所がないのか?


まぁ~ホオジロのように、夫婦仲良く生きたいもんやなぁ~


「写真;曽爾高原のホオジロ」


不如帰

2010年08月30日 | 野鳥・昆虫・野生動物
曽爾高原で、早朝、ホトトギスの鳴く声を聞いた。



どうやら鳴きながら飛んでいる様子。



少し明るくなった空を見上げ、ホトトギスを探した。



ホトトギスにカメラのレンズを向けるが、遠くてなかなか視野に入ってくれない。



シャッターを切ったが、多分写真を見てもホトトギスとは識別できないだろう。



「ホトトギス」を表す漢字表記は、幾通りもあるという。



「時鳥」「不如帰」「杜鵑」「子規」「鵊」etc・・・



漢字表記が幾通りもあるということは、それだけ人との関わりが深かったということだ。



漢字はそれぞれ意味をもつ。



人と自然との距離が遠くなってしまった現在、



「ほととぎす」が「ホトトギス」だけになってしまうのは残念なことだ。

あの夜、誰もいない月夜の高原で独り聞いたホトトギスの鳴き声は、本当に寂しかった・・・



人から聞いた『遠野物語』にあるという話を思い出しながら、夜が明けるのを待っていた。



“むかしむかしのこと.カッコウもホトトギスも人間だった。カッコウが姉、ホトトギスが妹だった。姉のカッコウはある時、芋を掘って焼き、まわりの固いところを自分が食べて、中の軟らかなところを妹にあげた。妹は姉がもっとうまいところを食べたと思い込み、怒って包丁で姉を殺してしまった。姉はたちまち鳥になり、「ガンコ、ガンコ」と鳴きながら飛び去った。「ガンコ」とは遠野方言で「固い」という意味である。妹は姉がいいところを自分にくれたことに気づき、後悔したがもう遅い。やがて妹も鳥になって「包丁かけた」と鳴くようになった。遠野ではホトトギスのことを「包丁かけ」と呼ぶ。盛岡あたりではホトトギスは「どちゃへ飛んでた」と鳴くという。”


「写真;ホトトギス」



チュウシャクシギ

2010年08月29日 | 野鳥・昆虫・野生動物
「かめびし」のうどん店でうどんを食べ、その後、道を渡って「かめびし屋」でソイ・ジェラートも食べた。



身体が醤油ともろみの味に満足し・・・



店を出ると赤い欄干の橋が見えた。



その橋の向こうに八幡様の鳥居が見える。



神社の方向に歩いて橋の上に立ち、あたりを眺めると、潮が引いているのか海との境あたりで人 が動いているのが見えた。



もしかして・・・私の大好きな潮干狩り ?



次男は、橋の下を覗き込み「大きな魚がいてる!」と興奮気味。



釣り好きな彼のことやから、「竿を持って来ていたら釣れるのに・・・」と残念がているのやろう。



私は、河原にいる鳥が気になってしかたない。



あの嘴が長くて下に曲がっているのはチュウシャクシギ?



海の無い奈良で生活しているので、チュウシャクシギを見るのは何年ぶりやろか・・・



春の渡りの途中なんやろなぁ~



これから遙か北へ、シベリアあたりまで飛んで行くんやろかなぁ~



海辺ってええなぁ~ 釣りは出来るし,潮干狩りも・・・



それにバードウォッチングも出来る。



ところで一緒に店を出た長男は?



振り向いたら橋の上にいる白い犬と遊んでいた。



同じ家族やのに「三者三様やなぁ~」って思って気がついた。



「いったい家人はどこへ行ったんやろうか?」



“三者三様”と違ごて“四者四様”、“四人四色”やった。

「写真;チュウシャクシギ」



愛鳥週間にメジロの親子

2010年08月29日 | 野鳥・昆虫・野生動物
清々しい新緑の季節の日曜日,鳥の声で目が覚めた。


着替えて朝食までにメダカ風呂へ餌やりに。


今朝は何やら様子が変?


メダカ風呂の周囲を,何羽かの緑色の小鳥(メジロ)が囀りながら飛び回っているではないか。


冬場,餌を求めて我が家の榊の古木にメジロの群れが来ているという様子ではなかった。


最初に見たメジロは嘴に小さな青虫を咥えていた。


どうして咥えたままで食べないの?


よく見ると,私のすぐそばの草叢に雛鳥が2羽 。


巣立ちの日に出くわしたのか?


私は部屋にカメラを取りに戻り,巣立ち記念撮影を激写。


確か今は「愛鳥週間」。


先日,私が所属していた大学の「野鳥の会」が,知らない間に活動を休止し廃部になっていたという記事を書いた。


この季節,学生の頃はK大学の芦生演習林によく合宿に行っていたものだ。


アカショウビンを観た時の感動は,今でも忘れない。


以前このブログに載せたが,フェリーで小倉港から対馬に渡ったこともあった。


そこで出会ったのが,高野伸二さんとイワミセキレイ,ヤマショウビンやった。

久々に昔々の野鳥の会の活動を思い出した朝やった。


そして・・・今日は「母の日」。


母鳥の子を思う姿に涙しそうな朝でもあった。


「写真;メジロの親子」

○○大学野鳥の会の部室

2010年08月29日 | 野鳥・昆虫・野生動物
先日このブログに,大学のサークルから同窓会の案内が来たことを書いた。



私はその手紙をよく読まずに,さっと目を通しただけで,また封筒に戻してしまったのだ。



同窓会を企画してくれたのは先輩で,大阪南港で探鳥会,その後場所を変えて懇親会。



日時を見て,その日は他の予定が入っているので出席は無理だとすぐに判断したのだった。



数日前,またその先輩から案内が届いた。



私は不思議に思って文面をしっかりと読んだ。



そして私はその内容に驚いた・・・



私が青春時代活動した○○大学野鳥の会は,何年 か前に活動を休止し,去年の夏に廃部になっていたのだ。

どうして部員がいなくなったからだろうか?

「野鳥の会」という活動が,今の若者には興味がない存在になっていた?



今では廃部に向かったその経過すら分からないという。



その先輩は,偶然その事実を知り,部室の明け渡し・整理を手伝ったのだという。



部室にはダンボール3箱分のアルバムと未整理の写真が残されていたという。



それは約30年間の記録と考えられるそう だ。



写真に写っていたのは,時代の異なる二十歳前後の若者たちばかり・・・



その写真のいくつかを,先輩はネットに載せてくれていた。



それを見てみると,二十歳の頃の自分が何枚かに写っているではないか!



なんとも言えない懐かしさと寂しさで,その写真をクリックし続けた。



「写真;○○大学野鳥の会の部室」


斑鳩

2010年08月29日 | 野鳥・昆虫・野生動物
今日も野鳥の話。

先日,木立の上から鳥たちの声がした。

葉を落としたクヌギの木の枝先を見上げるが,生憎の曇天,鳥の存在は確認できても形や色まで識別することは出来なかった。

キーコーキーという特徴的な鳴き声から,その鳥が「イカル」であると分かった。

頭の中では鳥類図鑑にあるような,あの「イカル」なのだが,実際見えるのはシルエットだけ。

時折留まる枝を移動するので正確な数を数えるのは難しいが,10羽以上の群れである。

「イカル」を漢字で表すと「斑鳩・鵤」となるそうだ。

「斑」のある「鳩」。

翼にある紺色の光沢の部分と白斑を確認しようと目を凝らすのだが・・・

奈良県内には,同じ漢字で「斑鳩(イカルガ)」という地名がある。

聖徳太子の建てた法隆寺のある場所である。

鳥の「イカル」と地名の「斑鳩」の関係は?

「写真;イカル」




イソヒヨドリと磯のヒヨドリ

2010年08月29日 | 野鳥・昆虫・野生動物
我が家のお向かいの家の屋根に、年に何度か珍しい鳥が来る。

ヒヨドリくらいの大きさ・形やけど、色がヒヨドリとは違う。

鳴き声だけを聞くと,オオルリのような感じなんやけど・・・

元日本野鳥の会会員の私が見る限り、この鳥は「イソヒヨドリ?」やと思う。

せやけど,ここは内陸・奈良の田舎、山が近いのに?

海の無い奈良で「磯(イソ)鵯(ヒヨドリ)」とはオカシイやんか!

先日の伊勢志摩への旅。

初日、小雨降る賢島駅を降りて定期船乗り場へ歩いていたら、

民家の軒下に雄のイソヒヨドリを発見した。

写真を撮ろうとしたけど、天気が悪くて薄暗い・・・

結局、ええ写真撮れヘンだ。

二日目はもの凄い晴天。

灯台の下で干物を見ていたら、本物のヒヨドリを発見!

「磯」で見るヒヨドリは、私にはどこかヘンやった。

「写真;磯のヒヨドリ」

やかましく鳴く鳥

2010年08月29日 | 野鳥・昆虫・野生動物
先日、家人が病院から帰って来て、私に鳥の質問をした。

「病院の横の草むらに、やかましく鳴く鳥がいるん!」

「どんな鳴き方?」と、私が聞くと、

困った顔をして、

「どんなって言われても・・・ギチギチ?とにかくやかましいねん!」

「大きさや色は?」

「茶色でスズメほどやろか・・・ハトより小さい!」

「草むらってどんな所?」

「田んぼ荒らしたって、草がいっぱい生えてんねん。」

「その草はヨシとかアシのようなんと違うか?

それやったらきっとヨシキリっていう鳥やで。」

どうやら転院した病院でも、家人は曇って涼しそうな時?には、母の車椅子を押して病院の外を散歩しているようだ。

理由は、母に刺激を与えるためと、強烈な冷房から逃げるため。

院内の温度は25度強に設定されており、数時間いると身体の芯まで冷えてしまうのだ。

そんななか、汗をかいて動き回っているのは、少々太り気味の看護師さんのみ・・・

「写真;平城京跡で見かけたヒバリ」


石上神宮の神鶏

2010年08月28日 | 野鳥・昆虫・野生動物
昨夜より、奈良を舞台にしたTV『鹿男あをによし』がはじまった。

まだ第一話が放映されただけなので、詳しいことは分からないのだが、奈良の風景が久々に全国に流れることを嬉しく思う。

そんなことを思い出しながらTVを見ていたのだが、

去年の秋、“卑弥呼の仮面”をテーマに“山辺の道”周辺を散策したときに

“石上神宮”で出会った不思議な“神鶏”のことが脳裏に蘇ってきた。

国宝七支刀で有名な“石上神宮”の鳥居をくぐったところにある

“祓所”周辺には、たくさんの鶏がいた。

偶然七五三のカメラマンを頼まれた帰り、

たくさんいた鶏のなかの一羽の真っ白な“鶏”が、私の横を歩き、

神社の参道を200mほど見送ってくれたのだ・・・


あの“鶏”は、私になにかを伝えたかったのだろうか?

もっと私がしっかり聞いていれば、その声が聞こえたのかもしれない。

でも、その声が聞こえてたら、私は“鶏男あをによし”なのだろうか?


追記

本日、職場では『鹿男あをによし』の話題で盛り上がった。

主人公の玉木宏を奈良の喫茶店で見かけただとか、

奈良ビブレの駐輪場に鹿が繋がれていただとか・・・


ジャッジとアカショウビン

2010年08月27日 | 野鳥・昆虫・野生動物
私はここのところ、毎週土曜日夜9時からの



『ジャッジ』というNHKのドラマを楽しみにしている。



今週は最終回・・・



なにを楽しみにしてるのかって?



それはストーリーもそうなのだが、



かわいいかわいい“アカショウビン”の映像。



私は昔、“アカショウビン”を見たくて



京都大学芦生演習林に篭ったことがある。



それに奈良・春日原生林へも・・・



それで思い出したのが、この夏の台湾旅行。



帰国直前の台北の空港で野鳥の写真が展示されていた。



私は搭乗手続きが始まっていうというのに、写真を眺めていたのだ。



南の島の野鳥たちは、本当に鮮やかな色だった。



日本でも裁判員制度が導入されるのだとか・・・



私が指名されたらどうしよう・・・




カワセミ

2010年08月27日 | 野鳥・昆虫・野生動物
今朝から髪がのびていたので、気分転換も兼ねて散髪に。

いつもの店はご近所だから、息子の自転車を借りて出掛けた。

ポケットには、ブログのネタでも見つかれば・・・と、デジカメ。

散髪が終わって自転車を漕ぎ自宅に向かっていると、

橋の上に小さなエメラルドグリーンを発見!

元日本野鳥の会会員は、久々に活動開始。

気付かれないように静かに近づき、カメラを構える。

でも、ポケットに入るようなデジカメでは・・・


愛鳥週間

2010年08月27日 | 野鳥・昆虫・野生動物
“愛鳥週間”の期間ですね。


先日、ある方のブログで長崎の記事を拝見しました。


昔、学生の頃の話ですが、長崎には忘れられない思い出があるのです。


それは以前ブログに書いた“春の渡り”を観に対馬に行った帰りのこと。


周遊券を持っていたので、折角九州まで来ているのだからと、


大学の後輩と二人、佐賀平野までカササギを観に行きました。


その後、佐賀まで来たのだから・・・と、大阪行きの始発駅である長崎へ観光を兼ねて移動しました。


長崎を少し観光し、財布中の残金で旅の終わりに少し贅沢な食事でも・・・ということで、


満足するほど飲んで食べ、駅へと戻ったのですが、


改札に入ろうとすると後輩が、“先輩・・・切符・・失いました・・・”と云うのです。


いろいろ探し、食事をした店にも聞いたのですが見つかりません。


二人の財布とポケットに残っていたお金を合わせて、やっと大阪まで帰って来ることができました。


結局、土産も列車の中での飲食も無いままでした。


今となっては、懐かしい思い出です。


甲子園浜

2010年08月25日 | 野鳥・昆虫・野生動物
5月21日(日)の毎日新聞朝刊の1面に

兵庫県西宮市にある甲子園浜で羽を休める

ハマシギたちの写真が載っていた。

まだ甲子園浜は干潟として残っていたのだ・・・と思うと・・・感動した。

今から30年近く前

その甲子園浜干潟保護運動とやらに先輩に連れられ参加し

この甲子園浜は阪神間で唯一の干潟であり渡り鳥の休憩場所!!

って訴えていた学生時代を思い出した。

当時 野鳥の会? それ何? って時代に

何年かにわたり甲子園浜で

春・秋の野鳥の渡りを観察し記録し その貴重さを訴えたのだ。

残っていて良かった! 

昨日新聞で野鳥の元気な姿が見れたのだから・・・

昨夜はこの土日に帰宅していた息子を送って神戸へ・・・

是非、阪神高速湾岸線を神戸へ走ってみたいと思った。

「写真;ロンドンの公園」


高野伸二

2010年08月25日 | 野鳥・昆虫・野生動物
先日 ある方のブログで野鳥の絵を見つけた。 

元日本野鳥の会会員の私は 今でも“野鳥”に反応してしまう。

今日は「高野伸二」さんに関する 思い出話。

25年以上前の4月末、野鳥の“春の渡り”を観察しにO駅から夜行電車、北九州からフェリーに乗り対馬、港からはさらにバス、最後はかなりの距離を歩いて目的地の海辺の集落(天気のよい日は山から朝鮮半島が見える)に到着した。私たちはその集落の公民館に泊まり、憧れの“ヤマショウビン”http://birdmuromi.cool.ne.jp/zukan/japan/yamashoubin.html

が、約束の日にその集落のあの川の横のあの木のあの枝に止まるのを待っていた。いくら待っても(約1週間)その年は“ヤマショウビン”は現れなかった。私たちは毎日毎日その集落の周辺(海辺・川・山等)を野鳥探して歩きまわっていた。

そんなある日、神社の境内で尾を左右に振るイワミセキレイhttp://birdmuromi.cool.ne.jp/zukan/japan/iwamisekirei.htmlを観察しての帰り、双眼鏡を持った上品な老夫婦に出会った。その紳士にイワミセキレイを観たことを告げると、その紳士は子どものように目を輝かせ神社の方に行こうと小さな小川を飛び越えようとした。でも向こう岸には着いたのだが・・・足元滑り小川に・・・さらに身体のバランス崩し転倒、頭から帽子が・・・帽子の落ちた跡(頭)は・・・その光景を見て我々は失礼ながら笑ってしまった。(彼の子どものような行動に感動した笑いだったと記憶している。)

翌日だったか、野鳥観察の途中でまたその紳士に出会った。その紳士に対し同じ公民館で泊まっていた早稲田や慶応の学生が大変な敬語を使い態度を改めていたのが不思議に思えた。

遅れてやって来た“ヤマショウビン”を観ての帰りのフェリーで我々は苦手な海鳥の観察をしていた。分からない海鳥を調べようと鳥類図鑑の索引を繰ろうとしたら、なんとあの紳士の写真を発見してしまった。当時私が使っていた鳥類図鑑の著者は“高野伸二”さんだったのです。私の会費も彼に納めていたなんて・・・。

「写真;改築前の我が家の瓦 梅に鶯?」