e411y(回顧録)

e411yの旅でのことを書き残しておきたいと思います。

崇廣堂

2011年02月28日 | 建築物
「上野高校」の校庭に沿って、通りを西へ行くと、隣にあるのが旧藤堂藩藩校「崇廣堂」。
正門の西側に「赤門」と呼ぶ朱塗りの長屋門があり、門を入ると、正面に入母屋造の式台玄関をもつ創建時の玄関棟(玄関、母屋)がある

1821年(文政4年)津藩十代藩主藤堂高兌により藩士の育成の為に建てられ、なお、津藩には津城内に、前年に設立した「有造館」があったが、伊賀上野に支校として開設された。
「崇廣」は「書経」の「功の崇きは惟志なり、業の廣きは惟勤なり」から取り、七間四面、入母屋造の「講堂」では、教師約10名で、約300名の生徒に、作詩、作文、医学、算術を教えたという。

俳聖殿

2011年02月27日 | 建築物
「伊賀流忍者博物館」の直ぐ西隣が、下層八角形の「俳聖殿」。
地元出身代議士の川崎克氏が、俳聖松尾芭蕉生誕300年を記念して、昭和17年私財を投じて建てられた。
ユニークな形の建物は「奥の細道」を歩き、生涯旅をした芭蕉の姿を模し、二階の正面に掲げられている木の額が芭蕉の顔をアレンジし、檜皮葺の丸い屋根は旅笠、八角形の庇が袈裟、それを支える柱は行脚する時に用いていた杖と芭蕉の脚に見立てたという。

「俳聖殿」内には伊賀市指定文化財で、伊賀焼等身大の松尾芭蕉像が安置され、毎年彼の命日である10月12日「芭蕉忌」に開扉される。

伊賀上野城

2011年02月26日 | 
昔、上野盆地の北側に聳える丘の上に「平楽」と云う伽藍があったが、1581年(天正9年)織田信長の「伊賀の乱」で焼かれて、1585年(天正13年)筒井定次が大和郡山より伊賀に移って築城したのが始りで、1608年(慶長13年)彼が失政を理由に改易となった後、大阪方に備え、築城名人藤堂和泉守高虎が城郭を拡張し、西側に日本一高い石垣を築き、また、町屋を南へ移し、完全武装の城下町を造ったけど、1612年(慶長17年)9月2日竣工直前の天守閣が暴風雨で倒壊し、その後、大阪夏の陣で豊臣方が敗れ、城の必要性がなくなりました。
なお、城は津の支城で、1615年(元和元年)武家諸法度による城普請の禁止により、再び建てられる事はなく、1640年(寛永17年)から城代家老の藤堂采女(服部半蔵の甥)が預り、明治維新を迎え、そして、昭和10年川崎克代議士が私財を投じ、3年の歳月をかけ、往時の基台に桃山建築の粋を集めて、三層三重総丈76尺(23m)を模擬復興され、我が国で最後の木造天守閣です。

碧緑の上に見える城郭の美観は、あたかも鳳凰が翼を休めた安らぎを思わせるので、雅名を「白鳳城」と呼ばれ、高虎が自ら縄張りをした濠は深く、築かれた石垣は高さ31mで日本一高く、梯郭式の堅固な城は昔五層の大天守閣でした。

鍵屋辻界隈

2011年02月25日 | 自宅から東へ
「数馬茶屋」の南側の直ぐ奥に「鍵屋ノ辻伊賀越資料館」がある。
相手は11人だったのに,36人も切ったと云われる荒木又衛門は,その後、歌舞伎や浄瑠璃に登場して、日本三大仇討ちの1つ「伊賀越仇討」で有名になり、その仇討に関する資料を多数展示している。

なお、この界隈は度々水害に見舞われ、昭和28年9月25日の台風13号では地上から2.5mまで浸水したという。

コゲラ

2011年02月24日 | 野鳥・昆虫・野生動物
コゲラ(小啄木鳥、学名:Dendrocopos kizuki あるいは Picoides kizuki )
キツツキ目キツツキ科に分類される鳥類の一種。
英名は "Japanese Pygmy Woodpecker" で、日本にいる小さなキツツキの意。
学名の内、種名の「kizuki」は、本種を記録した時の標本の採集地が豊後の杵築(大分県杵築市)だったことからつけられた。
伊賀上野のお城でキツツキのドラミングの音を聴いたので探したんやけど,
カメラのピントが手前の枝に合ってしまった。

カイツブリ

2011年02月22日 | 野鳥・昆虫・野生動物

琵琶湖は古くから本種及びカイツブリ目の構成種が多かったことから、「鳰海(にほのうみ)」の別名がある。
これは水鳥が集まる湖の意味で、その由縁から、カイツブリは滋賀県の県鳥に制定されている。
本種の脂肪は、刀のさび止めに使われたという。
標準和名「カイツブリ」は水を「掻いて潜る」が転じたか、潜る時の水音が「つぶり」に転じたとする説が有力。
漢字「鳰」も「水に入る鳥」を意味する会意字。

神鶏

2011年02月22日 | 野鳥・昆虫・野生動物
神宮には神鶏(しんけい)と呼ばれる鶏がいます。
天の岩戸開きにちなむ神のお使いとされ、古くから大切にされてきました。

式年遷宮で神が新殿にうつられるときも、「鶏鳴三声(けいめいさんせい)」という行事があります。「カケコー、カケコー」という声に続いて勅使が「出御(しゅつぎょ)」の声をかけて神はうつられます。
神宮の森ではキツネやイタチに命をねらわれるため、神鶏は木の上をねぐらにしています。

人間ドックの昼食

2011年02月17日 | グルメ
今日は人間ドックの日。
もちろん朝食ヌキ。
昨夜の9時以降,飲食をしていない。
楽しみは,ドックが終わってからの昼食。
病院近くにある寿司屋のお昼のセット「アラカルト」!
自分好みの寿司ネタを選ぶことができるから。
受診中,ネタをなににするかばかり考えてた。
すべて終わって,人間ドック受付窓口で昼食券をもらってわかったコト。
それは,近くの寿司屋が定休日やってこと・・・
がっかりや・・・
それで替わりに行った店で食べたのが,写真のこれ。
お腹に温かいモン入れたかったから。

マヒワの群れ?

2011年02月14日 | 野鳥・昆虫・野生動物
あの日,海龍王寺の山門をくぐって参道を歩いていたら,
参道両側の木立から小鳥の囀りが聞こえた。
梢を飛びまわっているようやけど,鳥の種別を識別できず・・・
「カラ?」か「ヒワ?」
目を凝らして小鳥の動きを追いかけた。
どうやら白と黒の色ではなさそうや・・・
もしかしたら“マヒワ”?
カメラにおさめようとしたんやけど,押すだけのカメラでは無理やった。
@マヒワ
夏季にヨーロッパ北部やアルプス山脈、中華人民共和国北東部やウスリーで繁殖し、冬季はアフリカ大陸北部やヨーロッパ、中華人民共和国東部、日本、朝鮮半島で越冬する。
日本では冬季に越冬のため飛来(冬鳥)し、北海道や本州中部以北で繁殖(留鳥)する。
全長12-12.5cm。尾羽は黒い。翼は黒く、羽縁は黄色。
嘴は細く、色彩は薄いオレンジ色。
オスの成鳥は喉と額から後頭が黒い羽毛で覆われる。顔や胸部、腰は黄色い羽毛で覆われる。後頸から背中は黄緑色、腹部は白い羽毛で覆われ黒褐色の縦縞が入る。メスの成鳥は上面が緑褐色の羽毛で覆われ、黒褐色の縦縞が入る。