e411y(回顧録)

e411yの旅でのことを書き残しておきたいと思います。

ミズスマシ

2011年06月30日 | 野鳥・昆虫・野生動物
田んぼで見かけた“ミズスマシ”。
“ミズスマシ”は“水澄”?
“ミズスマシ”を辞書で調べると,
1 甲虫目ミズスマシ科の昆虫。川や池の水面をくるくる回って泳ぎ、体長7ミリくらい。
背はやや膨らみ、長卵形で滑らかで、黒褐色。幼虫は水生で、成虫とともに肉食。
まいまいむし。うずむし。《季 夏》「風浪に描く輪小さき―/悌二郎」
2 アメンボの別名。《季 夏》

カタカナで「ミズスマシ」と記してあれば写真の昆虫のことになる。
しかし、一般には両方とも「mi-zu-su-ma-si」と発音し、「水すまし(水澄し)」と記される。両者とも他にもいろいろな表現はあるが。関西では「みずすまし」と聞き、「水すまし(水澄し)」という語を見て「アメンボ」を思い浮かべる人が多いと思う。

おたまじゃくしの飼い方

2011年06月29日 | 野鳥・昆虫・野生動物
田んぼで見かけたのはカブトエビだけではなかった。
カブトエビによく似た形、よく似た大きさ、そしてよく似た色のその動物。
それは「おたまじゃくし」でした!

@おたまじゃくしの飼い方
はっきり言ってオタマの飼育はそこまで構えるほどの難しいことはありません。
ある意味放っておけば大きくなります。
健全に成長させれば、やがて足が出て、手が出て、尻尾がなくなって小さなカエルになって上陸します。この一連の変化を「変態」と言います。が、この変態は形だけの変化ではありません。
まず、呼吸の仕方が変わります。オタマはエラ呼吸で水に溶けている酸素で呼吸をしますが、変態後は肺呼吸と皮膚呼吸になります。
しかし、最大の変化は「食性」の変化です。オタマのおなかを見てみましょう。渦巻きが見えますよね?それは植物食が強いことを示しています。ところがご存じのように変態後は完全な動物食に変化します。
このようにオタマからカエルへの変態は劇的ですので、非常に飼育が難しいのです。ですから初心者の方は変態をして小さなカエルになったら、元いた場所へ逃がしてあげましょう。

カブトエビ

2011年06月28日 | 野鳥・昆虫・野生動物
今、田んぼの中を覗きこむと賑やかだ。
そして、いくら眺めていても飽きない。
その主人公は「カブトエビ」!

@カブトエビ
日本では6-7月、水田などに大量発生する。水田への注水後3-5日程度で孵化し、孵化から10日程度で産卵を行い 1-2ヶ月の短い一生を終えるが、成長速度と生存期間は水温で大きく変化する。水田の水抜きで水が枯れる頃には泥中に卵が残っている。他の地域では頻繁に干上がるような浅い水たまりや池に生息することが多く、乾燥に強い耐久卵を持ち、水田の様な環境に適応したものと考えられる。大きさは 2-3cm で、頭部の形状はカブトガニに似ている。丸い背甲の裏面に多くの脚を持つ。いずれも鰭状の鰓脚で、歩行に適した足は持たない。雑食性で、泥中の動植物の遺体の破片や小型藻類、プランクトンを泥と共に補食する。

ミズカンナ

2011年06月27日 | 趣味の園芸
アジサイで有名な矢田寺で見かけた植物。
お地蔵さん近くの小さな池で花を咲かせていた。
葉や茎は「カンナ」に似てるのに,花は「カンナ」と違う。
それに,池に生えている?
「カンナ」のようで「カンナ」でない???
@ミズカンナ
ミズカンナは北アメリカや熱帯アフリカ原産の2メートルを超えることもある水生植物。
日本には、昭和時代の初めに渡来、最近では水質浄化として池、沼地などに植えられている。
葉がカンナに似ており、水辺に咲くことからミズカンナと名づけられたが,別名「ウォーターカンナ」とも呼ばれる。

働きアリ

2011年06月26日 | 野鳥・昆虫・野生動物
今日はのんびり過ごそう。
昨日午後からは、趣味の園芸「田の畦の草刈」。
暑さでバテてしもた。
@働きアリ
働きアリは女王の世話、卵と幼虫の世話、餌の運搬などの仕事を分担する。
外で餌を探しているアリは大抵老齢のアリである。
多くの働きアリは巣の中にとどまり、その中に食料を蓄えるなどの役目を果たす。


もみじにカミキリムシ発見!

2011年06月25日 | 趣味の園芸
今日、もみじの木にカミキリムシ発見!
今年は、もみじにたくさんのミノムシがつくし、それにカミキリムシまで・・・
もみじ大丈夫やろか?
@テッポウムシ
テッポウムシは木の樹皮や枝の中に隠れており、気づいた時には手遅れとなることもあります。
テッポウムシとは、カミキリムシの幼虫で被害にあう木は主にもみじ、イチヂクなどの果樹。発見方法は木の枝や幹からが出ていたり、樹液が出ていれば、テッポウムシに食害されています。
対策:スミチオン1000倍を注射器で粉が出ている穴に注入する。また、カミキリムシを見かけたら捕殺する。モミジなどは太い幹からも新芽が吹いてきますが、このような新芽や葉で幹が隠れる部分に卵を生み付けますので、幹元ですと木全体に大きなダメージを受けます。地際からの幹部分は新芽を掻きとっておきます。枝先でしたら食害されても大した事はありません。

ヒバリの囀り

2011年06月24日 | 野鳥・昆虫・野生動物
写真は,ゴルフ場で見かけたヒバリ。
囀りを日本語に置き換えた表現(聞きなし)として「日一分、日一分、利取る、利取る」というものがあり、この聞きなしと飛翔しながら囀る生態から太陽に金貸しをしているという民話もある。

春季に縄張りを主張するために鳴き声を挙げることから春の風物詩とされることもあり、本種をモチーフにした詩(例としてパーシー・ビッシュ・シェリーの「ひばりに寄せて」)などもある。

アジサイ

2011年06月22日 | 趣味の園芸
毎日雨が降る。
アジサイの季節。
アジサイの名前は藍色の花が集まるという意味の「あづさあい(集真藍)」が変化したものと言われている。
属名のハイドランジアはギリシア語のハイドロ(水)とアンジェイオン(容器)からなり「水の器」「水がめ」と解釈される。 これはアジサイが根から非常に水をよく吸うから、果実の形が水がめの形に似ているからなど諸説がある。

シーボルトはアジサイにハイドランジア・オタクサという学名を付けたが,現在では使われていない(シーボルト以前に違う学名を命名・発表していた人がいたので)。 また、オタクサの名前はシーボルトの愛人「楠本滝~通称、お滝さん」の名前から付けられたと、植物学者の牧野富太郎は推測しているという。

山振と家持と道灌と

2011年06月21日 | 薀蓄
写真は,二上山中で見かけた万葉歌碑“やまぶき”。
「ヤマブキ」は万葉集の中では「山振」と書いて「ヤマブキ」と読ませており、
山の中で風に吹かれている姿を表現していたのが、
いつのまにか「山吹」に変わったといわれている。
“花咲きて 実はならねども・・・”
大伴家持か~
いやいや・・・家持と違ごて・・・
「山吹は実がならない」話あったよなぁ・・・
ん・・・ 
誰やったかなぁ~ 

@道灌の山吹伝説
太田道灌は扇谷上杉家の家宰でした。
ある日の事、道灌は鷹狩りにでかけて俄雨にあってしまい、みすぼらしい家にかけこみました。道灌が「急な雨にあってしまった。蓑を貸してもらえぬか。」と声をかけると、思いもよらず年端もいかぬ少女が出てきたのです。そしてその少女が黙ってさしだしたのは、蓑ではなく山吹の花一輪でした。花の意味がわからぬ道灌は「花が欲しいのではない。」と怒り、雨の中を帰って行ったのです。
その夜、道灌がこのことを語ると、近臣の一人が進み出て、「後拾遺集に醍醐天皇の皇子・中務卿兼明親王が詠まれたものに【七重八重花は咲けども山吹の(実)みのひとつだになきぞかなしき】という歌があります。その娘は蓑ひとつなき貧しさを山吹に例えたのではないでしょうか。」といいました。
驚いた道灌は己の不明を恥じ、この日を境にして歌道に精進するようになったといいます。

八つ頭の水栽培

2011年06月20日 | 趣味の園芸
写真は,室から出したばかりの「八つ頭」。
しばらくの間,水を張ったタライに入れて根と芽を出させているところ。
「八つ頭」はサトイモの品種の一つ。
サトイモはサトイモ科に属する古い作物で、インドを含む東南アジア原産で、山に自生する山芋(ジネンジョ)に対して里で栽培されることからこの名前が付いたとされている。
植物名「八つ頭」の由来も親イモの周りに付いた小イモや孫イモからも芽を出して、全部で一塊りとなることから来ているらしい
「八つ頭」の原産地は熱帯地方であるから、生育は比較的高温で、しかも多湿の状態を好む。
わが国でイモの肥大が始まるのは暑い7~8月ごろからで、葉が枯れるまで続く。
栽培は至って簡単、水のたまる水盤に入れてイモの下部が少し水に浸かるようにするだけ。

ジャガイモ掘り・雨天中止

2011年06月19日 | 趣味の園芸
本日予定していた趣味の園芸“ジャガイモ掘り”は、
雨天のため中止?となりました。
親父の話では、
「まだツル(茎)が青いし、しっかりしとるんで、掘るのはもうすこし先やろなぁ~」
とのこと。
そしたら一週間ほど前から顔を見るたび、
「この土曜日か日曜日はジャガイモ掘りやから、空けといてや!」
と言ってたんは、一体何やってんやろう???
そんなんやったら、今日で高速道路休日1000円が終わるんで、
どこかにドライブ行けたのに・・・
【写真】我が家のジャガイモ畑(5月中頃)

テッセン

2011年06月16日 | 趣味の園芸
テッセンといわれればテッセン,
クレマチスといわれればクレマチス,
カザグルマといわれればカザグルマ・・・
なかなか見分けがつきません。
テッセンは日本には寛永年間に渡来したそうです。
つるが鉄線のように強いと言うことが命名の由来です。
この写真は,おふさ観音で撮影したもの。

花弁(正確には萼)が4枚なんやけど???

宇陀の黒大豆:宇宙の旅 1年ぶり帰還

2011年06月15日 | 趣味の園芸
昨日のニュースによると,宇陀の黒大豆が宇宙から帰還したという。

宇陀の黒大豆:2011年、宇宙の旅 1年ぶり帰還
昨年5月、スペースシャトルで国際宇宙ステーションへ打ち上げられていた宇陀市特産の「黒大豆」が、宇宙空間での植物生育研究の旅を終え、今年3月、地球に戻ってきた。
12日、同市中央公民館で約1年ぶりに里帰りした宇陀黒大豆の帰還式(同市地域活性化・宇宙大豆プロジェクト委員会など主催)があった。
宇宙大豆プロジェクトは、科学教育ベンチャー企業「リバネス」など2社(本社・東京)が企画。同市の「宇陀地区黒大豆小豆生産部会」(120農家)が栽培した黒大豆15粒を、全国12カ所の大豆とともに宇宙へ打ち上げ、国際宇宙ステーションの日本実験棟「きぼう」で約10カ月保管していた。
帰還式では、このうちの7粒が企業代表から竹内幹郎・宇陀市長、的場善治郎・同市生産部会長に渡された。
この宇宙黒大豆は生産部会が譲り受け、同市立大宇陀小6年生の児童らと栽培。無重力の空間で宇宙線を浴びた大豆と、通常の大豆との生育状態を比較・観察し、学習に役立てる。
実験結果が楽しみや!

【写真】①我が家の黒豆
②丹波で見かけた黒大豆発祥の碑。

アサザ

2011年06月14日 | 趣味の園芸
おふさ観音を拝観したあと駐車場へ戻ろうと歩いていたとき,道沿いにある民家の軒下で「アサザ」を見かけた。
アサザは「阿耶左」(あざさ)の名で『万葉集』巻十三・3295の長歌一首に登場する。
一首は「三宅の原」(奈良県磯城郡三宅町?)で詠まれた歌で、
お前が通い詰める娘はどんな娘なのかと父母に問われるのに対して,
息子が髪をアサザのように結った身だしなみのよい娘であると答える問答形式の歌である
アサザはリンドウ科の多年生水草で、ハナジュンサイの別名を持ち、夏から秋にかけて水面に伸ばした花茎の先端に黄色い五弁の一花を開く。
その名は水深の浅いところに生え、花が朝開いて夕方しぼむのでこの名がつけられたようである。
                     
うちひさつ 三宅の原ゆ 直土に 足踏み貫き 夏草を 腰になづみ
いかなるや 人の子ゆゑぞ 通はすも我子 うべなうべな 母は知らじ
うべなうべな 父は知らじ 蜷の腸 か黒き髪に 真木綿もち あざさ結ひ垂れ
大和の 黄楊の小櫛を 押へ刺す うらぐはし子 それぞ我が妻