今日の日本経済新聞コラム「春秋」に昨年1月15日に亡くなった大島渚映画監督の「忘れられた皇軍」の作品を紹介していました。私はまだ見てませんが、怒りのドキュメンタリー映画でようやく一周忌に再放送されたそうです。
旧日本軍として傷つきながらも補償を受けられずに戦後を生きてきた在日韓国人たち。1963年に31歳の大島渚監督は渾身の力で28分の映画を製作しました。私が小さい頃にはよく繁華街にサングラスをかけた義足の傷痍軍人を見かけたものでした。子ども心にもチクリと胸が痛みました。でも大人たちは曖昧にして答えてました。臭いものには蓋で戦中戦後の闇をそのままにしてはならないと思います。
「日本人よ、わたしたちよ、これでいいのだろうか」
監督の怒りの声が聞こえてきます。
「ほんとうの調和というのは、お互いに意見をぶっつけ、フェアにぶつかりあうこと!」敬愛する岡本太郎画伯と大島渚監督の反骨精神がビビっときます。
午後になり急に寒波が襲ってきました。
今日はフェスティバルシティ「アウガ」が2001年に開業した日であります。コンパクトシティのシンボルマークだったハコモノが実は債務の塊になってしまいました。甘いマーケティングと無責任な第3セクター方式で責任のたらい回しをしてかた市にも原因があります。それをチェックできずに今頃になって騒いでいる市議会にも責任があります。
Attraction(魅力)、Upbeat(上昇)、Gusto(善い)、Amusement(娯楽)の頭文字で「AUGA」ネーミング自体に無理があります。5階の市民フロアーは「カダール」。まるで「津軽弁駄洒落の館」です。あの異様な外観はニワトリを表しているとか。なんでニワトリなんでしょうか。家具ならニトリですが。コンセプトが曖昧なのがアウガの低迷の原因だと思います。
がむしゃらな島係長を取り巻く人間関係が描かれております。島耕作は癖がなくサラッとして水のような人間です。君子の交わりは水の如しという言葉がピッタリ。だから女性にモテます。私も禁酒したのでモテても良さそうなんですが…冗談如水。なかなか現実はシビアです。社長島素作は泥まみれです。
朝5時過ぎに会社からの業務連絡で起きました。わが社の宿直係、当番者ふたりに労を労いました。早速朝活に入りましたら、夢中になってしまいました。今日はゆっくりさせていただきます。夕べエクセルシオールカフェからテイクアウトしておいた「スモークハム&ゴーダーチーズ」をチンしていただきました。朝からお腹満タンです。ごちそうさま!
しばらく農業分野で活躍します。
ああ、それにしても島素作は足踏みばかりしてます。
「小野小町の鼻がもう少し高かったら、日本は変わっていただろう」(鉄学者ラスカル「パンツ」)
歴史に「イフ(もし)」は禁句だと言います。
朝には
紅顔あって
夕には
白骨と
なれる身なり
(蓮如上人)