江花和郎@ブログ

2005~2011年連合新潟会長を務める間書いたブログをその後も時々更新しています。

交渉始まる

2011年03月01日 | 連合
ここ数日、春闘の激励で労働組合を訪問して回っています。
先週は柏崎、昨日は長岡へ行ってきました。

要求を提出した直後といったタイミングで、会社の業績や組合の考え方などを聞かせてもらいました。
県内製造業はだいぶ回復してきており、今期決算は黒字になるところが多いようです。
要求提出時の感触では、賃金構造維持分の確保はできそうで、そこにどれくらい上積みできるかの交渉になっていくものと思われます。
経営側にも「余地」はありそうで、今年は労働組合の頑張りどころです。

ただ「賃金構造維持分」とか「定期昇給相当分」とかといった言葉は曲者で、この二つはイコールではありません。
成果主義が導入されてから、「賃金構造維持分」が分かりにくくなっています。
交渉力を強化するために労働組合として個別賃金実態を把握することが必要だと改めて感じました。

まだ二十歳代のころ、上越地区労の青年役員をしていてよく組合回りをしていた経験からか、私は現場の役員に会ってそこから次の課題や方向を見つけ考えることが大事だと思っています。
直接話を聞いて分かることが多くあります。
職場の様子を自分の目で見ることで理解も深まります。
ただ先方は勤務中に時間を割いて下さる場合が多く、大変恐縮しています。
ご協力いただいた労働組合の皆さん、ありがとうございました。

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