江花和郎@ブログ

2005~2011年連合新潟会長を務める間書いたブログをその後も時々更新しています。

政権交代仕切り直し

2010年06月04日 | 政治
1日から東京と名古屋に出張していましたが、その間に政治が大きく動きました。
日曜日の西村ちなみさんの後援会総会でお会いした枝野幸男さんが小沢さんに代わって民主党の幹事長になるかもしれないなんていう展開は夢想だにしませんでした。

今日帰って地元紙の記者の取材に答えながらいろいろ考えました。
鳩山・小沢辞任、菅総理誕生は、政権交代の再スタートだと思います。
民主党は政権交代の原点に立ち戻ってやり直す機会を得たとも言えます。
日本で初めての政権交代、試行錯誤は仕方ないでしょう。
しかし誤りは戻ってやり直す必要があります。
一歩後退二歩前進です。

この8ヶ月で大きな変化(成果)もあります。
政策決定プロセスがオープンになり、しかもそこに(現場の)当事者が参加できるようになったことがすごい。
湯浅誠さんだけではありません。

官僚中心から政治主導への取り組みも進んでいます。
隠されていた情報も出てくるようになりました。
外交密約などは政権が変わらなければ明らかにならないものだし、天下り先の実態も隠すことができなくなりました。

一口にバラまきと言っても、自民党時代のバラまきは利権を持つ特定の人たちへのものであり、それが現政権では国民に平等に配分されているだけのことです。
国民のための政策実行は、残念ながら政治不信の陰に隠れて国民に見えなくなっていたとも言えるでしょう。

しかし大きな戦略目標が定まらないままバタバタと政策に手をつけてきたことも否めません。
政権交代によってどういう社会をどうやって実現するのかという議論をしっかりとやって、中長期的課題と短期的課題の整理もし優先順位を付けて政策を実行していってほしいと思います。
政権交代の仕切り直しに期待します。

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