江花和郎@ブログ

2005~2011年連合新潟会長を務める間書いたブログをその後も時々更新しています。

政治家

2011年08月30日 | 政治
2年前のあの国民の政治への期待感はどこへ行ってしまったのでしょう。
8.30政権交代(2009/8/31)
政権交代(2009/9/16)
政治が面白い(2009/9/22)
最近は政治の話題を遠ざけていましたが、総理大臣も代わることですし今朝考えたことを書いてみようと思います。

民主党の新代表、野田佳彦首相は松下政経塾の1期生だそうです。
最近はそういう若い時から政治家を目指す政治家養成機関出身の人が増えてきたように感じます。
官僚出身、市民運動から、労働運動など社会運動から、弁護士も多いですね。
どうして政治家になりたいかは、建前と本音で人それぞれでしょう。

国民はどうやって政治家を選ぶか。
人柄も大事だけど、やはり目指す社会像や基本政策で判断するんでしょう。
駅前に立ち続けるだけでなく、そこで国民に何を訴えているかだと思います。

菅直人前首相は、大きな政府論でした。
負担は求めるが国民に再分配する、そういった税と社会保障の一体改革を目指したのではないでしょうか。
もちろん、その負担の求め方、再分配の内容が大問題な訳ですが。

野田氏は、財政改革優先と伝えられます。
増税と財政再建、その先にある生活関連政策はどうなのかがまだ見えません。
宮城県の村井知事が昨日インタヴューで「財政再建と規制緩和を目指す考え方が同じ野田氏に期待する」と述べていました。
これまでは規制緩和=小さな政府論と見られがちでしたが、どうなんでしょう。
増税しておいて小さな政府では国民生活は窮乏します。

民主党は、党の綱領を持ちません。
基本的な政治理念で合意した集団ではないわけです。
有権者が投票先を決めるとき候補者の所属政党は重要です。
政党のマニフェストは判断材料になりますが綱領はあまり注目されません。
面倒な話はすっ飛ばして政権を獲るために集まったのが民主党なのでしょうか。
さあそこに集まった政治家たちは政権の中で何を基本に我が身を処するのでしょう。


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