単組激励訪問

昨日は春季生活闘争の激励のため中越地協の９単組を訪問してきました。
地協の小林副議長と金子事務局長が１日ついて案内して下さり、感謝しています。

電機部品製造関係は、よく社名が変わります。
カタカナ・アルファベットの社名だけでは、どんな会社なのか分かりません。
直接訪問して、生産品の内容、資本関係や全国拠点など会社のしくみを説明してもらい、とても勉強になります。

そういう中で、労使交渉も単純ではなくなってきています。
全国展開の大企業ほど賃金のしくみは複雑ですし、逆に地場の中小企業は賃金体系そのものの不備も目立ち、どちらにしても組合役員の苦労を感じさせられました。

しかし今年の春闘は、昨年の反転の兆しをより確実なものにするのか、また停滞に戻るのか、今後の流れを左右する重要な闘いではないかと思います。

要求の集約状況は、昨年より高目となっており、ガソリンや小麦など生活関連の価格高騰もあって賃金引上げに対する期待が強くなっていると分析できます。

一方、経営側も、個人消費の伸び悩みや格差拡大、国民の貧困化がこれ以上すすめば日本社会そのものが崩壊して経済の基盤が失われるという危機感を持ち始めたのではないでしょうか。

今年は、労使双方とも分配の是正が必要との認識は一致していると思いますので、労働側はその要求に確信を持って交渉に臨んでほしいというような趣旨で激励してきました。

各単組の役員の皆さん、それぞれお忙しい中を対応いただき、ありがとうございました。