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日本株買い越し 外国人保有率30%超 : 日本株買い越し 年金基金、運用改革先取り

2014-06-20 19:19:21 | 経済
日本株買い越し 年金基金、運用改革先取り
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/business/snk20140620108.html
2014年6月20日(金)07:57
産経新聞

 昨年の大幅な株高を呼び込んだ海外投資家と主導権を争うかのように、国内の年金基金による株買いが活発化してきた。6月第2週(9~13日)まで7週連続の買い越しで、5月の買越額は5年2カ月ぶりの高水準。日経平均株価は19日、約4カ月半ぶりの高値をつけており、年金の買いが下支えしている。約129兆円を運用する年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の国内株への投資割合を高める改革が動き出す中、これを先取りした動きが出てきているようだ。

 19日に東京証券取引所が発表した6月第2週の部門別売買状況によると、GPIFなどの年金基金から運用を受託する信託銀行の買越額は892億円。5月第1週以降、買い越しが続いており、5月の買越額は6873億円と、平成21年3月に次ぐ大きさだった。

 買越額が増えた5月第4週は、平均株価が上昇に向けて反転した時期と重なる。足元でも株高は続き、19日の平均株価は前日比245円36銭高の1万5361円16銭と、1月29日以来の高値。年金は基本的に、下がったところで買う「逆張り」だが、5月以降は上昇局面でも買っている。三菱UFJモルガン・スタンレー証券の藤戸則弘投資情報部長は「投資パターンからみてありえない動き」と、政府がGPIFの株式運用比率を高めるなどの改革を打ち出したことが背景にあると指摘する。

 GPIFの目標となる資産構成割合の中で、国内債券60%などに対して12%にとどまる国内株式の比率を高める方向が固まっており、安倍晋三首相は見直し作業の前倒しを田村憲久厚生労働相に指示。新しい資産構成決定後に大量に株を買えば相場への影響が大きいため、今から少しずつ買い増しているという観測が市場で高まっている。現在の枠組みでの国内株運用比率の上限までまだ、余裕があるとみられる。

 他の公的年金などもGPIFの投資姿勢に追随する傾向が強く、年金の巨額の株買いが入ってくるとみた海外投資家も再び日本株への投資を増やす「年金買い、外国人買い」(三菱モルガンの藤戸氏)の様相。GPIF改革を契機に、昨年とは異なる国内投資家主導の株高が進んでいる。(高橋寛次)

日本株買い越し 外国人保有率30%超
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/business/snk20140620107.html
2014年6月20日(金)07:57
産経新聞

 東証は19日、平成25年度末時点の日本株の時価総額に占める海外投資家の保有比率が前年度比2・8ポイント高い30・8%だったと発表した。調査を開始した昭和45年度以降で最も高い水準。一方、個人投資家については、株式や投資信託への年100万円までの投資が非課税となる「少額投資非課税制度」(NISA)が1月から始まったものの、保有比率、株主数ともに減少となった。

 東証によると、25年度の海外投資家の日本株の買い越し額は9兆5387億円で、17年度の10兆572億円以来の高水準。

 個人投資家の保有比率は前年度比1・5ポイント低い18・7%。NISA導入の影響などで今年1、3月は買い越しとなったが、優遇税制が昨年末で打ち切られるのを前にした大量売却が響いた。個人株主数は前年度比18万2千人減の4704万人で、昭和60年度以降で最大の減少幅となった。

 日本では、長年にわたって個人投資家や都銀、生損保などが海外投資家の保有率を上回っていたが、9年ごろから表面化した金融危機以降、国内の金融機関が徐々に保有株を放出。代わって、海外投資家が日本株の保有率を増やしている。


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