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住商、シェール損失2400億円 住商、3月期の連結業績利益予想を大幅下方修正

2014-09-30 18:28:16 | 経済
住商、3月期の連結業績利益予想を大幅下方修正
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/business/20140929-567-OYT1T50115.html へのリンク
読売新聞:2014年9月30日(火)09:09

 住友商事は29日、米国での原油開発事業などで投資の回収が難しくなったとして、2015年3月期連結業績で2700億円の損失を計上する見込みだと発表した。

 税引き後利益予想は5月時点の2500億円から100億円に下方修正した。中村邦晴社長は都内で記者会見を開き、「多額の損失を見込むことになり、重く受け止めている」と陳謝し、資源事業を抜本的に見直す考えを示した。

 同社は、米テキサス州でシェールガス開発と同様の技術を使い、頁岩けつがん層や石灰岩層などから「タイトオイル」と呼ばれる原油を採掘する事業を進めてきた。しかし、想定した生産量が見込めないと判断した。掘削地域の約8割を売却し、約1700億円の損失を計上する。

 中村社長は「石油の存在は確認できたが、掘削が難しく、効率的な採取は難しいと判断した」と説明した。売却対象としなかった残りの地域については、引き続き事業を続け、事業化の可能性を探る方針だ。

 同社はこのほか、ブラジルの鉄鉱石事業の収益悪化や、豪州の石炭鉱山の休山などでも損失を見込む。


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