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健康維持にDHA・EPA 摂取目標「中トロ5切れ」い

2014-04-26 18:23:32 | 健康
【りこめんど】健康維持にDHA・EPA 摂取目標「中トロ5切れ」
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/life/snk20140425520.html へのリンク
2014年4月25日(金)11:05
(産経新聞)

 魚が体にいいとはよくいわれる一方、実際は食生活の変化とともに摂取量が減少している。魚の油に多く含まれている脂肪酸のDHA(ドコサヘキサエン酸)とEPA(エイコサペンタエン酸)が心筋梗塞、脂質異常症、高血圧など生活習慣病の予防に役立つことは広く知られており、なるべく摂取を心がけたい。

 消費者庁の機能性評価でもDHA・EPAは、「心血管疾患リスクの低減」「血中中性脂肪の低下」「関節リウマチ症状緩和」で「明確で十分な根拠がある」レベルと報告された。最近の研究でも鬱病、認知症などの予防効果もあることが分かってきた。

 早稲田大学研究院の矢澤一良教授は、「落ち着きのない子供の集中力が高まり、精神安定性も向上するなどDHA・EPAを摂取すると精神面にも良い影響を与えるという研究成果もある」と指摘する。

 厚生労働省は、さまざまな分野の健康改善につながるDHA・EPAを1日当たり1グラム摂取することを目標に定めているが、実際の平均摂取量は目標の4割に達していない。摂取量の多い50代以上の男性でも7割強。10~20代の若年層は男女とも目標摂取量の2割程度だ。

 日本人のDHA・EPAの摂取量が少ないのは、食の欧米化で魚料理を作らなくなっているため。日本人の魚介類の摂取量は減少を続け、平成18年に肉の摂取量と魚介類の摂取量が逆転した。23年の魚介類の摂取量は20年前の約4分の3だ。1グラム摂取するには、イワシで2匹、マグロ(中トロ)の刺し身なら5切れだ。

 DHA・EPAは酸化しやすいのが欠点。市販のサプリメントはセサミンやビタミンなど抗酸化物質と一緒に摂取するよう工夫されている。「食事で取るときも海藻や緑黄色野菜と一緒に食べるとよい」(矢澤教授)という。(財川典男)


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