准看護師遺棄 日系ブラジル人の女に逮捕状、死体遺棄容疑

准看護師遺棄　日系ブラジル人の女に逮捕状、死体遺棄容疑
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2014年6月7日（土）08:53
(産経新聞)

　大阪市西成区の准看護師、岡田里香さん（２９）が３月下旬から行方不明になり、東京都八王子市のトランクルームで遺体で見つかった事件で、岡田さんの遺体の遺棄に関与した疑いが強まったとして、大阪府警捜査１課が元同級生の日系ブラジル人の女について、死体遺棄容疑で逮捕状を取ったことが６日、捜査関係者への取材で分かった。元同級生は中国公安当局に身柄拘束されており、今後、外交ルートを通じた身柄引渡しに向けた協議が本格化するとみられる。

　府警はこれまで、岡田さん名義でパスポートを取得したとして有印私文書偽造・同行使と旅券法違反容疑で逮捕状を取得。元同級生の居住先だった八王子市内のマンションを死体遺棄容疑で家宅捜索した。

　捜査関係者によると、岡田さんは３月２１日に勤務先の医療施設から帰宅したのを最後に行方が分からなくなった。母親が５月４日に西成区内の自宅を訪ね、多量の血痕を発見。府警に行方不明者届を出したが、同２１日に八王子市内のトランクルームでビニールシートに巻かれた状態の岡田さんの遺体が見つかった。

　遺体は、３月２４日に何者かが発注した宅配会社が大阪から運び出し、同２５日に八王子市内のマンションに届けられた。遺体がトランクルームに遺棄されたのは４月下旬だったという。その後の捜査で、元同級生が岡田さん失踪後の３月下旬、岡田さんの戸籍謄本を悪用してパスポートを不正に取得していたことが判明。これを使って５月３日に上海に渡航し、同２７日、上海の日本総領事館に出頭した。