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新庁舎再び入札中止 期限内申し込みなし 秋田市

2013-08-23 17:13:59 | 社会

新庁舎再び入札中止 期限内申し込みなし 秋田市
http://news.goo.ne.jp/article/kahoku/nation/kahoku_K201308220A0EA0XX00006_222354.html
2013年8月22日(木)06:10
河北新報

 指名を受けた全ての共同企業体(JV)が辞退し、6月の入札が不調に終わった秋田市新庁舎建設工事で、同市は21日、再公告した入札でも、期限内にJVからの参加申し込みがなかったとして、入札の中止を決めた。市は年度内の契約を目指し、遅くとも12月市議会までに、関連工事を加えた一括発注や新庁舎予定価格の増額などを含め、入札方法全体の見直しも視野に再検討する。 
 入札は、総合評価落札方式による公募型指名競争入札。6月には参加を申し込み、指名を受けた全5JVが、予定価格が低すぎるなどとして、入札を辞退していた。 
 市は7月、予定価格を1割増の105億円に設定し直して再公告していた。20日が参加申し込みの締め切りだった。 
 市は今後、図面貸与を申し込んだ11社から事情を聴き、検証を進める。市は「最新の工事単価から算出しており、市民に説明がつかない」として予定価格のさらなる引き上げには慎重な姿勢だ。 
 6年かけた議論の経緯や防災拠点としての役割などを理由に、庁舎本体を縮小する設計変更はしないが、関連工事を含めた当初予算の130億円を維持するため、外構や駐車場工事、分館改修費用などを見直していく方針。 
 今回の入札中止によって、当初、ことし夏に着工し、2015年夏の完成を目指していた新庁舎建設は、大幅に遅れる見込み。 
 また、9月末までに契約すれば消費税を5%で計算するが、10月以降では来年4月に予定されている消費税増税後の税率で計算するため、さらに大きな負担増も見込まれる。


秋田市役所新庁舎工事、2度目の入札も中止
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130822-OYT1T00379.htm
2013年8月22日14時51分 
読売新聞

 秋田市は21日、再公告した市役所新庁舎建設工事の入札について、20日の期限までに業者から申し込みがなかったため、再び入札を中止したと発表した。

 再度、業者に聞き取り調査をして3回目の公告を行い、今年度内の契約締結を目指すという。だが、完成は大幅に遅れ、消費税が増税された場合、増税分が負担増となる。2度の入札中止に、関係者からは市の不手際を指摘する声が出ている。

 秋田市は5月、1回目の入札を公告したが、約96億円(税抜き)の予定価格に対し、指名通知した市内の全5共同企業体(JV)が「見積価格が予定価格を超過する」として辞退したため、中止した。東日本大震災からの復興需要などで、資材単価や人件費が高騰しており、各JVが申告した見積価格は約27億~34億円超過していた。

 市は、当初の算定で使った2012年度の資材単価や人件費を、13年度のものに変更し、予定価格を約105億円(税抜き)に増額。市内企業に限っていたJVの代表者企業に、市外企業の参加も認めるなどして参加要件を緩和、7月29日に再公告した。設計資料の請求は11社からあったが、入札の申し込みはなかった。

 市は21日、石井周悦副市長を委員長とする市工事請負業者選定審議委員会を開いて対応を協議。その後、穂積志市長が記者会見した。穂積市長は会見で、「非常に残念。今後、(資料を請求した)11社に聞き取りした上で、単価や発注方法、本庁舎以外の工事で削れる部分があるかなどを検討し、年内に方向性を決めたい」と述べ、再度公告をやり直し、入札を目指す考えを示した。

 新庁舎の設計は「防災拠点機能などを備え、市民の理解を得ており、見直す考えはない」とした。予定価格の引き上げは「聞き取りの結果を踏まえて検討する」と述べるにとどめた。

 市の計画では、新庁舎建設の総事業費は130億円。再公告での計画では、開札は9月4日、仮契約は同9日。当初の完成予定は15年8月だったが、同10月に変更していた。14年4月に消費税率が引き上げられた場合、増税の半年前までに契約しなければ増税分だけ市の負担増となるが、半年前までの契約は困難となった。

 市は分館など本庁舎以外の仕様を全面的に見直して、「削れる分がないか検討する」としているが、総事業費が130億円を超える可能性もあるとした。

 1回目の入札を辞退したある市内企業は、今回も応札を検討したが、見送った。「こちらと市の見積額には、依然10億円ほど開きがある。企業努力で削減できる範囲を超えている」という。「(1回目に)聞き取った内容が反映されていない上、この2か月間にも単価は上がっている。市は現状をよく判断して見積もってもらいたい」としている。

 市議の一人は「(入札中止は)増税前に間に合わせようと急いだ結果。(市外の)ゼネコンなら応札してくれるのでは、という考えもあっただろうし、見通しが甘かった」と指摘。「新庁舎の設計を身の丈にあったものにするなど、抜本的な見直しが必要だ」とした。


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