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「飛鳥美人」の“本格”修復がスタート 人物部分も着手へ

2014-07-02 17:30:50 | 社会
「飛鳥美人」の“本格”修復がスタート 人物部分も着手へ
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/nation/snk20140702507.html
2014年7月2日(水)11:13
産経新聞

         

 「飛鳥美人」で知られる奈良県明日香村の高松塚古墳(7世紀末~8世紀初め)の極彩色壁画(国宝)について、文化庁が人物が描かれた図像部分を対象に、紫外線照射を含む本格的な修復作業を始めたことが1日、分かった。

 昭和47年に発見された極彩色壁画はカビなどによる劣化のため、平成19年に石室を解体して取り出され、村内の施設で修復作業が約10年計画で進められている。だが、昨年度までは、作業対象は何も描かれていない白色のしっくい部分の修復のみだった。

 奈良文化財研究所と東京文化財研究所の科学調査で、使われた絵の具は顔料(岩絵具)の可能性が高いことが判明。これまでは植物抽出の「染料」の使用も指摘され、紫外線を当てれば変色の可能性があったため、図像部分の修復作業開始については詳細な調査結果を待っていた。

 科学調査は絵の具の元素を調べる蛍光X線分析などの手法で行われ、「西壁女子群像」では赤く塗られた女性の服や唇、頬などから水銀を検出。鉱物の辰砂(しんしゃ)(赤色顔料の材料)が使われていた。緑色には緑青(ろくしょう)、青色には藍銅鉱(らんどうこう)からつくる群青が使われている可能性が高いという。

 文化庁は今後、修復を終えた後の壁画の保存方法などについても検討する。


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