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厚さラップの10分の1…世界最薄級の電子回路

2014-07-02 17:32:55 | 科学
厚さラップの10分の1…世界最薄級の電子回路
http://www.yomiuri.co.jp/science/20140701-OYT1T50167.html?from=ycont_top_txt
2014年07月02日 08時11分
読売新聞

フィルム状の電子回路を手にする山形大の福田助教(左)と時任教授

 山形大は1日、食品用のラップよりも薄い、フィルム状の電子回路を開発したと発表した。

 同大によると、電子回路としては世界最薄級。丸めたり、折り畳んだりしても正常に作動することから、体に貼り付けて使用するバイオセンサーなどへの応用が考えられるという。

 開発したのは、山形大有機エレクトロニクス研究センターの時任静士しずお教授と福田憲二郎助教らの研究グループ。電子回路は近年、軽さや柔軟性を追求した開発競争が行われており、時任教授らが開発した回路は厚さ約1マイクロ・メートルを実現した。ラップの厚さの約10分の1に当たり、同様の例は世界的にもほとんどないという。

 作製には、特殊なインクジェットプリンターを活用。導電性を持つインクも開発し、ガラス板に貼り付けたフィルムに回路などを印刷した上で、剥がし取る手法を確立させた。研究成果をまとめた論文は、英科学誌「ネイチャー」の出版社が発行する学術誌「ネイチャー・コミュニケーションズ」に6月20日付けで掲載された。

 研究グループでは、腕や膝などに貼り付けて曲げ伸ばししたり、くしゃくしゃに丸めたりしても、性能に変化がないことを確認している。時任教授は「これだけ柔らかければ、体に付けていても、違和感を感じることはない。体調をチェックするセンサーなどにも活用できる」と話している。

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