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日本シリーズ 楽天まさか…田中痛恨の黒星 || 一気攻略、巨人タイ 土俵際で底力

2013-11-03 17:32:33 | スポーツ

日本シリーズ 楽天まさか…田中痛恨の黒星
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/sports/npb/snk20131103069.html
2013年11月3日(日)08:00
(産経新聞)

 今季無敗のエースが、ついに黒星を喫した。悲願の日本一に王手をかけて臨んだ大一番で、楽天の田中がレギュラーシーズンでも経験することがなかった今季最多の4失点。巨人に逆王手を許し「自分の力のなさが、こういう大事なところで出てしまった」と責任を背負い込んだ。

 不敗神話崩れ「力のなさ出た」

 落とし穴は試合中盤に待っていた。2-0とリードして迎えた五回。先頭の坂本に二塁打を浴びると、リズムが突如狂い始める。自慢の制球が定まらずロペスに同点2ラン、高橋由にも適時打を許しこの回3失点。六回にも先頭打者の二塁打から1点を失った。

 九回まで今季最多の160球を投げきったが、いったん傾いた流れは取り戻せなかった。球数を考えれば交代も考えられたが、「最後までマウンドにいくという気持ちだった」と自ら続投を志願したという。

 星野監督は「代われと言ったんだが…。エースの意地だろうな。黒星はついたが、1年間投げてくれて感謝している」とねぎらいの言葉をかけるしかなかった。

 絶対的エースで喫した痛恨の黒星は、楽天にとって今季経験のない最大の試練ともいえる。それでも女房役の嶋は「田中一人に(責任を)背負わせるものではない。あす(3日)勝てば彼も報われる」と前を向いた。

 「泣いても笑ってもラスト。選手が必ず期待に応えてくれる」と指揮官。集大成となる第7戦で、チームとしての底力が試される。(浅野英介)


日本シリーズ 一気攻略、巨人タイ 土俵際で底力
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/sports/npb/snk20131103070.html
2013年11月3日(日)08:00
産経新聞

 まるで優勝したかのようなテンションで、巨人ナインはハイタッチを繰り返した。

 負ければ終わり。今季無敗の田中を攻略し、最終決戦に持ち込んだ原監督は「ジャイアンツの力を出してくれた」と得意げにうなずいた。

 この試合も、二回に先制を許した。内野ゴロの間に1点目、さらにロペスのトンネルという失策。序盤での失点は相手先発が田中であることを考えると、あまりに重くのしかかってきた。

 だがセ・リーグ王者にはまだ底力があった。五回1死二塁、ロペスが汚名を返上する同点2ランを左翼席にたたき込む。「野球は9回やるもの。ミスはバットで返そうと思っていた」という助っ人の一発が、眠れる巨人打線を目覚めさせた。寺内、長野が続き、この日3番に起用された高橋由が「少しでも力になりたくて。打ててよかった」と逆転の中前適時打で田中を打ち崩した。

 第5戦まで打率・153だった打線が、今シリーズ最多の12安打。前日、打撃投手に約1メートル前から投げさせ全員で「田中対策」を徹底した成果が出た。村田は「やっぱりすごい投手」とたたえながらも、「つないで、つないでがうまくできた」と胸を張った。

 不可能と思われたミッションをクリア。「世紀の一戦になる。お互い死力を尽くし全力で戦いたい」と原監督。最後に笑うのは巨人だと信じている。(森本利優)


田中まさか 日本一目前、神話崩れる 日本シリーズ第6戦

2013-11-03 17:21:14 | スポーツ

http://news.goo.ne.jp/article/kahoku/sports/kahoku_K201311030A0U906B00001_091643.html
2013年11月3日(日)09:23
河北新報

 プロ野球のコナミ日本シリーズ2013は2日、Kスタ宮城で第6戦が行われ、東北楽天(パ・リーグ)が2-4で巨人(セ・リーグ)に敗れた。通算成績は3勝3敗のタイとなり、日本一決定は第7戦に持ち込まれた。東北楽天の先発田中は本塁打を打たれるなど9回4失点でレギュラーシーズン、クライマックスシリーズ(CS)、日本シリーズを通じて昨年8月19日の西武戦以来の黒星を喫した。 
 日本シリーズ2度目の先発となった田中は2-0の五回、ロペスに左越え2ランを許して追い付かれ、さらに、2死一、三塁から高橋由の中前打で勝ち越された。六回は内野ゴロの間に4点目を奪われた。 
 打線は二回、嶋の内野ゴロと敵失で2点を先取したものの、その後は巨人の継投に反撃を阻まれた。 
 3日の第7戦はKスタ宮城で午後6時半プレーボール。予告先発は東北楽天が美馬、巨人が杉内と発表された。 
 第7戦で東北楽天が勝てば球団創設9年目で初の日本一、巨人が勝てば1973年に9連覇して以来、40年ぶりの2連覇で23度目の日本シリーズ制覇となる。 

◎巨人雪辱3勝3敗/楽天、12安打浴びる 

東北楽天-巨人第6戦(3勝3敗、18時35分、Kスタ宮城、25,271人) 
巨  人000031000=4 
東北楽天020000000=2 
(勝)菅野2試合1勝1敗 
(S)マシソン4試合1勝1S 
(敗)田中2試合1勝1敗 
(本)ロペス1号(2)(田中) 

 東北楽天は田中が12安打を浴び敗れた。2-0の五回、1死二塁からロペスに同点2ランを喫し、さらに高橋由の中前打で勝ち越された。六回も1死二、三塁から内野ゴロの間に1点を失った。打線は二回に1死二、三塁から嶋の内野ゴロと失策で2点を先行したが、以降はつながらず散発3安打に終わった。 
 巨人の先発菅野は制球が良く、7回2失点の好投。八回以降は山口、マシソンが抑えた。 
◎魔の5回3失点/160球完投実らず 

 今季32度目の登板で、これまで一度もなかった光景が広がった。日本一が懸かった試合で、田中がまさかの初黒星。「自分の力のなさが大事なところで出てしまった」。エースは自らを責めた。 
 2-0の五回。先頭坂本に二塁打を許した。ボウカーは三振に仕留めたものの、ロペスに同点2ランを喫した。打たれたのはスプリットボール。第2戦で巨人打線を手玉に取った決め球が高めに浮き、左翼席に運ばれた。 
 寺内、長野にも連打を喫し1死一、三塁。重盗を防いで2死三塁までこぎつけたが、代打亀井に四球。高橋由には直球を2球続けた後、わずかに甘く入った149キロを捉えられ、勝ち越し打を浴びた。六回にも先頭村田の二塁打から1点を失った。計4失点。今季最多だ。 
 だが志願して続投した。「最後までマウンドに立ってやるという気持ちだった」。九回は2死二塁とされたが、力を振り絞って152キロの速球を投げ込み、高橋由から空振り三振を奪った。「どうやったら球場が盛り上がるか考えた」。プロ最多となる160球目。エースの意地だった。 
 米大リーグ挑戦という選択肢もあり、この夜が日本での最後の試合になる可能性もあった。しかし、日本一をつかむにはあと1勝が必要だ。「どうなるか分からないが、自分のできることをやりたい」。第7戦でのブルペン待機に含みを持たせた。(佐藤琢磨) 

◎楽天、散発3安打/阿部の巧みな配球に苦戦 

 中軸のバットから快音は生まれなかった。2-4の九回、銀次が二ゴロ、ジョーンズ、マギーは連続三振でゲームセット。逆転を信じる歓声は大きなため息に変わった。 
 二回に適時打なしで2点を先取した。四球と松井の二塁打で1死二、三塁とし、嶋の三ゴロの間に先制点を奪うと、続く聖沢の一ゴロをロペスがまさかのトンネル。労せず2点目が転がり込んだ。先発は防御率1点台の田中。序盤だけ見れば、日本一に手をかけたも同然だった。 
 しかし、巨人の先発菅野を攻めあぐねた。無安打に終わった銀次は「前回(第2戦)はフォークボールが多かったが、ストレートが増えた。工夫を感じた」。田代打撃コーチは「カーブかな。緩急を使われた。立ち上がりの調子は良くなさそうだったけど…」。阿部の巧みな配球にも苦戦を強いられた。 
 絶対的なエースが逆転されるまさかの展開。今季レギュラーシーズンでは、田中が先発した試合は平均約6点を挙げて強力に援護してきた。しかし八、九回は山口、マシソンのリレーで完璧に封じられ、終わってみれば散発3安打。反撃の糸口すらつかめなかった。 
 3勝3敗のタイにされ、決着は第7戦にもつれ込んだ。「泣いても笑っても最後の試合。気持ちを強く戦うだけ」とジョーンズ。銀次は「平常心でやれるか。楽しく、悔いのないようにしたい」。本拠地のファンの大声援を受けられる分、優位に立っていると信じたい。(佐藤理史) 

星野監督一問一答/エースの意地立派/相手褒めるしかない 

 -田中が4失点で今季初黒星を喫した。 
 「いいとか悪いとかではなく、これだけ投げてくれた。最後の最後に黒星が付いたが、この1年間、感謝している」 
 「途中で代われと言ったんだけど、最後までいきますと(言った)。じゃあ、もういけという話だね。エースの意地があるんだろう」 
 -その心意気をどう感じたか。 
 「ファンの前で投げるのは、きょうで最後だという思いがものすごくあったんじゃないか。立派だよ。(結果に結び付かなかったのは)しょうがない。勝ったり負けたりだから。でも、きょうのお客さん、テレビを見ている人は、田中の負けを見たんだから本当に幸せだぞ。こういう事はなかったんだから」 
 -打線は巨人先発菅野に苦しんだ。 
 「苦しんだんじゃなくて、菅野が良かった。相手を褒めるしかない」 
 -これで3勝3敗。 
 「あしたは泣いても笑ってもラストだから。引き分けっていうことはないだろう。決着をつけてくれると思う。(仙台で宙に舞う願いは)選手が必ず期待に応えてくれる」

 


心もとない「岩」から「島」になるEEZ基点

2013-11-03 16:11:18 | 社会
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20131103-567-OYT1T00322.html
2013年11月3日(日)14:06
(読売新聞)

 長崎県五島市は、東シナ海にある肥前鳥島を構成する「北岩」「岩瀬(中岩)」「南岩」の名称を、それぞれ「北小島」「中小島」「南小島」に変更するため、年度内にも国土地理院に申請する方針を固めた。

 2日、野口市太郎市長が明らかにした。

 肥前鳥島は五島市の福江島から南西約61キロにある無人島。国の排他的経済水域(EEZ)の基点になっており、周囲に好漁場が広がる。

 地元では「名称が岩では心もとない。将来、国境問題が起きる心配もある」との声が上がっており、五島市の経済団体などでつくる「鳥島等の保全・整備を求める期成会」が1月、名称を島にするよう市に要望していた。


職人技が起こす「革命」 予防医療 治すから防ぐへ

2013-11-03 16:09:39 | gooニュース
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/life/snk20131103532.html
2013年11月3日(日)15:08
産経新聞

 「ありがとう!」。日本製の見慣れない最新鋭コンピューター診断装置を前に、最初は不安を隠さない患者たち。しかし、検査が無事に終わると、だれもが満足そうに帰っていく。

 北海道帯広市で北斗病院などを運営する社会医療法人「北斗」が5月末、ロシアのウラジオストクに開設した画像診断センター。ここではがん、脳血管疾患、心臓疾患の早期発見を目指す「人間ドック」を受診できる。

 「人間ドック」は日本で誕生した予防医療の切り札だ。ロシアに“輸出”した意義について鎌田一理事長は「予防は先制医療。発症前に見つかればそこに医療のエネルギーを注ぎ込める」と強調する。

 「治ればよい」という段階を脱しつつある現代医療。「『治す』から『防ぐ』へ」-。日本では当たり前となった「予防医療」などの得意分野に世界の目が集まる。「日の丸医療」に、新たなブランドが確立されてきた。

 予防医療と並び、日本が得意とするのが、患者の特性に合わせて治す「オーダーメード医療」だ。

 人間のDNA配列を病気予防や治療法確立に役立てるヒトゲノム解析は、その代表格。文部科学省が支援する「実現化プロジェクト」で、47疾患20万人という世界最大規模のバイオバンクを構築するなど基礎研究が進む。

 ■オーダーメード

 しかし、こうした最先端医療を待つことなく、個々の患者に対応する職人技もある。

 40年前から、個人に合った商品を届けることにこだわってきた義肢・医療器具メーカー「中村ブレイス」(島根県大田市)は、世界最高水準の技術を使い、世界に2つとない人工乳房や義手を作り上げる。シリコーン製の義指ではマニキュアがはげるため、爪だけを別素材で作り、おしゃれを楽しめるようにした。義足カバーは、本人のすね毛を使い加工する徹底ぶり。もはや、医療機器というよりアートである。

 中村俊郎社長が「本当に必要とする人に喜びの輪が広がればいい。ものづくりの強さと優しさを伝えたい」と話す通り、その使い心地と見た目の自然さは世界中の患者にファンを広げている。

 オーダーメードが最も問われる歯科では、中東や中国に拠点を構える「デンタルサポート」(千葉市)が世界最高レベルの日本人歯科技工士の腕前を海外の患者に届ける。

 コンピューターでインプラントなどの技工物が歯型なしに製作できるようになったことから、インターネットでデータを取り寄せ、患者にぴったり合う技工物にして送り返す計画だ。

 手術中の患者のリンパ節を“透視”するカメラは患者の身体的負担が小さく、米国でも評価が高い。

 高知大医学部の佐藤隆幸教授らは、近赤外光線を当てると発光する色素「インドシアニングリーン」(ICG)に着目。モニター上のICGの光を頼りにリンパ節を取り出し、がんの転移を検査する世界初の技術だ。佐藤教授は「リンパ節の位置が正確に分かり、コイン大の小さな傷を皮膚につけるだけで済む」という。

 ■別の分野からも

 医療とは畑違いの技術も新風を吹き込む。電化製品や自動車部品の試作品を作る「クロスエフェクト」(京都市)は、構造が複雑で難しいとされてきた心臓レプリカのオーダーメード製造に成功した。

 患部や複雑に張り巡らされた血管まで、患者ごとに忠実に再現。ポリウレタン製で弾力が本物に近いことから、竹田正俊社長は「医師は実物を手にする感覚でレプリカを実際に切り、手術のリハーサルができる」と語る。心臓以外の臓器でもレプリカ作りは進んでおり、国内外の医療現場で“革命”が起き始めた。

 ものづくりの技術を医療ニーズに生かす「医工連携」の動きは、さらなる広がりをみせる。

 14学会が集結し、一般社団法人「日本医工ものづくりコモンズ」が立ち上がった。理事を務める早大ナノ理工学研究機構の谷下一夫教授は「医療現場のニーズは患者の声」と語る。

 世界に貢献する「日の丸医療」。その種は、われわれの足元に落ちている。

 「先進国による手助け」から「個々の患者に寄り添う」段階に入った国際医療では、日本人が見過ごしがちな「日本らしさ」が高く評価されている。第3部では「日の丸医療」の新たなモデルと可能性を探る。


相続増税で“相続貧乏”増える? 支援ビジネスに乗り出す住宅各社

2013-11-03 16:09:13 | 経済

http://news.goo.ne.jp/article/sankei/business/snk20131103511.html
2013年11月3日(日)09:17
(産経新聞)

 増税と言えば、来年4月の消費税増税が大きな関心を集めているが、実はその後にもうひとつの増税が待っている。平成27(2015)年1月以降の相続税増税だ。現在は相続税を支払う必要がないレベルまで相続遺産額の基準が引き下げられるためで、相続税を支払う必要がある課税対象者が増えると予想されている。納税に困る“相続貧乏”に陥る人が増えるとみられる中、早くも住宅各社が相次ぎ支援事業に乗り出しており、関連ビジネスは盛り上がりをみせている。

 今年3月の国会で決まった税制改正の関連法案。この中に、相続税の課税強化も含まれていた。平成27(2015)年1月以降に発生した相続分から、相続税を支払う必要がない「基礎控除額」について、現状の基準から4割程度縮小されることになる。立田博久税理士事務所(大阪府吹田市)の小林健二税理士は「課税対象者が1.5倍~2倍程度に広がる可能性がある」と指摘する。

 基礎控除額の計算式はこうだ。現状なら「5000万円+(法定相続人の数×1000万円」だが、27年1月以降は「3000万円+(法定相続人の数×600万円)」の基準に変更される。例えば、相続人が3人の場合、現状ならば8000万円まで相続税の課税対象にはならないが、27年1月からは4800万円まで課税免除の基準額が下がることになる。

 国税庁によると、相続税の納税額はバブル経済で盛り上がった時期には年間4兆円程度あったが、平成23(2011)年度には1兆2500億円前後と、ピーク時の約3割まで減少している。バブル崩壊後の土地価格の下落など日本経済の低迷の影響が色濃く出ており、今回の相続税強化には課税対象者を増やすことで少しでも税収増を図ろうという政府の思惑が垣間見える。

 実は、「相続」は良いことばかりではない。相続人である遺族にとっては、相続税を納める条件は厳しいものだ。というのも、相続人は財産所有者の死亡を知ってから10カ月以内に、現金で相続税を納付しなければならない。しかし、遺産額は現金だけでなく、土地や有価証券なども評価対象に含まれる。

 相続人に手持ちの現金があれば別だが、相続税相当額がなければ、土地や有価証券を売却するなどして現金化するしかない。だが、うまくいかず「相続税滞納」となり、高い利子に苦しむ例もある。滞納が長期間続くなど、最悪の場合は資産差し押さえなどにもつながるケースもあるという。こうした“相続貧乏”に陥る可能性のある人が増えると見込んだ住宅関連各社は、早くも支援ビジネスに相次いで乗り出し始めた。

 大和ハウス工業は11月から、グループ会社の日本住宅流通(大阪市北区)を通じ、首都圏と近畿圏で、相続税の納付に必要な資金の立て替え融資や土地売却などの支援サービスを始めた。日本住宅流通の南浩史・執行役員事業部長は「(相続人は)納付期限までに急いで土地をたたき売る必要はない」と新サービスの意義を強調する。依頼者に対する立て替え融資額は、500万円~3億円に設定。また、現金化する土地の売却支援も行い、相続税の納付期限に間に合わない場合は、大和ハウスグループで査定価格の9割を上限に土地を買い取り、現金化を保証する。初年度は100件程度の利用を想定している。

 大和ハウスグループにとっては、土地を買い取ったとしてもグループ内の事業で必要になる土地が確保できるというメリットがある。日本住宅流通の藤田実社長は「国税庁の統計によると、相続人の3分の2は三大都市圏で占める。今後は名古屋など中部圏での展開も進めたい」と事業拡大に意欲を見せる。住友不動産販売も三井住友銀行と連携し、今年8月から首都圏で、融資額の上限を3億円に設定し、相続税の立て替え融資サービスを始めた。9月以降は関西、名古屋圏でも同様のサービスを拡大している。

 東急リバブルは今年7月から首都圏のみで、融資額1億円を上限に立て替え融資を行うサービスを始め、問い合わせは「増えてきている」(同社)という。関西での展開は検討中といい、今後の商機拡大を虎視眈々(たんたん)と狙う。一方、積水ハウスは、アパートなどの賃貸住宅を経営すれば「相続時の課税対象額が圧縮できる」という形で、遺産相続の“節税”についての指南を行い、新たな住宅の建設需要を掘り起こそうとしている。今後、支援サービスの形はさらに進化しそうだ。(西川博明)


中国人男、引き渡しへ…八王子射殺の事情知る?

2013-11-03 16:08:27 | 社会
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20131103-567-OYT1T00210.html
2013年11月3日(日)09:22
読売新聞

 東京都八王子市のスーパー「ナンペイ大和田店」で1995年7月、アルバイトの女子高生ら3人が射殺された強盗殺人事件で、事件に関与した人物を知る可能性があるとして警視庁が身柄引き渡しを求めていたカナダ在住の中国人の男(43)について、カナダ当局が引き渡しに応じることが関係者への取材でわかった。

 警視庁と警察庁は近く捜査担当者をカナダに派遣。男の身柄を移送後、旅券法違反容疑で逮捕する方針。

 警視庁は、男が2002年に他人名義の旅券で日本を出国したとする同容疑の逮捕状を用意。カナダと日本には身柄引き渡しに関する条約がないため、外交ルートを通じて日本の要請を受けたカナダ側で、同国の「犯罪人引き渡し法」に基づき、逮捕状の容疑がカナダで処罰に値するかなどの審理が続いていた。

中国人引き渡しを決定=スーパー3人射殺、実行犯知る?―カナダ上級裁判所


復興の嵐山いよいよ紅葉の季節…見頃は中旬

2013-11-03 16:04:24 | 社会
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20131102-OYO1T00615.htm?from=newslist
2013年11月2日
読売新聞

 近畿地方は紅葉の季節を迎えた。記録ずくめだった夏の猛暑、秋に相次いだ台風にもかかわらず、各地の名所では落葉樹が順調に色づき始める。色鮮やかな紅葉を演出する冷え込みがこれから期待できるといい、12月初めにかけて錦のカーテンが山から降りてくる。

 3連休初日の2日朝、高野山(和歌山県高野町)の標高約900メートルにある金剛峯寺周辺は7~8割のモミジが赤く染まった。今年は猛暑の影響か、平年より1週間ほどゆっくり色づいた。

 岡山市東区から訪れた男性(41)は「落ち着いた緑の中に、突然、目が覚めるような色鮮やかなモミジ。来てよかった」と声を弾ませた。

 京都・嵐山は、山の木々がそろりと色づき始めた。参道約200メートルに並ぶモミジが有名な二尊院の羽生田寂裕住職(81)は「例年通り、今月15~20日頃に真っ赤になりそうです」と言う。

 9月の台風18号で桂川が氾濫し、旅館・飲食店が浸水被害を受けたが、大半は営業を再開。地元の飲食店や土産物店などでつくる「嵐山保勝会」では「元気になった嵐山に安心しておいで下さい」としている。

 10日には、嵐山保勝会が恒例のもみじ祭を開く。

 明治の森箕面国定公園(大阪府箕面市)で登山客に森林解説などを行うNPO法人「みのお山麓保全委員会」によると、いい色に紅葉するには晩秋らしい冷え込みと、日中と朝晩の大きな寒暖の差が必要だ。

 気象庁によると、9日以降、日本の北側の高気圧から冷たい空気が流れ込み、平年並みか寒くなりそうという。中瀬さんは「しっかり冷え込めば楽しめる」。同公園の見頃は平年並みの今月下旬になりそう。

 全国でモミジの色づき具合を調べる気象情報会社「ウェザーニューズ」は、近畿平野部での見頃は11月中旬~下旬と予想する。