マイナーな話題かも知れませんが、今日は『ひかわ銅剣の日』をご紹介します!
1984(昭和59)年7月12日、島根県斐川町にある荒神谷遺跡から、弥生時代の銅剣358本が発見されました。それを記念し、発見された町名を冠して記念日に制定されています。
発見された銅剣は、
長さ:約50cm前後
重さ:約500g
とほぼ全て同じ規格で造られていたそうで、当時の鋳造技術の高さが伺える貴重な史料なのだとか。
当時、銅剣の出土数は全国の遺跡から300本程度で、それ以上の数が一つの遺跡から発見されたことは大きな注目を浴びました。どれくらいだったかというと、弥生時代の青銅器研究が見直されるほど、だったようです。
また、銅剣が出土した場所のすぐ近くには銅鐸6個と銅矛16本が見つかっています。これもまた、前例のないことでした。
これらの出土品を合わせて「島根県荒神谷遺跡出土品」として国宝指定されています。
銅剣・銅鐸・銅矛は、いずれも弥生時代に大陸から伝わり、祭器として使用されていました。銅鐸は神を招くカネとして、表面には水田に生きる動物などの絵が描かれていることがあります。一方の銅剣や銅矛は、悪霊を祓うものであったと考えられています。
ちなみに、古代出雲というと樹なつみさんの『八雲立つ』という漫画を思い出すのですが、最近母親がこれの愛蔵版を買いまして。今読んでいるんですが、なにがって重いっ!!(・_・;(重量的な意味で)