LoTWに登録しようと何度も思ったが、やっとその気になって登録した。 手順はARRLのLoTW導入サイトにあり、またネットで検索すると多くの日本の局が詳しく紹介しているので当方の行った内容を簡単にメモしておく。
- ARRLのLoTWにアクセスし Get Started に入る。ステップ1からステップ6まであるのでこの手順にしたがって登録した。
- TQSLと言うソフトをダウンロードし、初回なので Request a certificate for your callsignを行う。これはTQSLでログデータをARRLサーバにアップロードするとき認証を行う。 そのため事前に自分が使っているPCデータをARRL側で確認する。
- このリクエストはWeb上で行える。コールサインがメールアドレスなどを記入してWeb上で送信する。この時点でTQSLには自分のコールサインが見える。
- 送信後しばらくたつと(当局の場合一日くらいだった?)ARRLよりTQSLソフトに読み込ませるファイル(コールサイン.tq6)とLoTWのWebにログインすつためのUsernameおよびパスワードがメールで送られてくる。 このファイルは重要なので必ずバックアップをとっておく。
- このファイルをTQSLに読み込ませるとtQSL Certificateの表示が黄色に変わり準備完了となる。
- 上記各ステップをクリックすると詳しいやり方が丁寧に説明されているので事前にそれらをコピーしじっくり読んでおくとスムースに登録できると思う。
LoTWで自分のログをアップロードすればすでにアップロードしている局と突合せ処理をし、データが一致していればQSLとなる。 実際にログデータを送信しWebにログインすると送った交信局数に対しQSLできたのは25%だった。 また、この25%の交信データをDXCCやWAZアワードデータに整理した表示がでるのでとてもFB。
登録からアップロードまでで発生した問題(と、言うほどのことではないですが)をメモ代わりに。
- tq6ファイルがCertificate要求してすぐに来た。Step2の説明を見るとCertの要求をemailにtq5ファイル(Cert要求をWebではなくメールで行う場合、要求内容がtq5ファイル形式で作成される)を添付して送る場合は別途郵便で局免やパスポートコピーを送る必要がある。 Webでやると早い。
- アップロードするログデータはADIF形式(決まったデータの並べかたの一つ)なのでハムログで作成できる(作り方はハムログのヘルプ参照、古いVerのハムログはダメ)。 このADIFファイルを出力するとき問題発生。 出力先はPCのCドライブにあるProgram Filesに作ったTQSLフォルダに子フォルダをつくりそこに出す設定をしたが、ハムログ側ではxxxx件変換OKと出ているにかかわらずエクスプローラで見ると見えない。ネットでPC関係サイトを調べた結果、Window7の場合、作成されたファイルはCドライブのUsers配下にあるProgram Fileフォルダに格納され(このフォルダはUsersから何階層もしたにある)見ることができる。これがわかるまで結構時間を要した。 C:¥ProgramFileフォルダのセキュリティーを変更すればOKになるみたいですが深追いせず(一度やってPC全体がおかしくなったので余分なことはしないと言う教訓)
- アップロードするファイル名をQSO番号とアップした日付けにするとかで後で混乱しないようにするのが長く利用する場合はいいと思う。
LoTWで使っているTQSLソフトの説明にAA6YQのコールが出てきますが、彼はログソフトDXLabの開発者なのでLoTWには彼が関係しているかもしれません。DXlabをハムログとセットで使用していますが、非常に便利です。このソフト導入時にメールで何回も問い合わせしましたが、丁寧に対応してくれました。
無料で使用できる便利な道具です。 アップしたデータはARRLが使おうと思えば使え(Q&Aにでています)ますが、どこかの無線連盟の様に自分のWebサイトも外注、挙句の果てにごたごた騒ぎなどに比べると無線界の役に立つデータとして使用してもらうのはいいのではないでしょうか。 ソフトの開発も同じハムだし、LoTWの担当者も同じハムです。
eQSLとLoTWで交信確認はできるので、当局の様に紙QSLに興味があまりない場合はこれで十分ですね。 必要があれば郵便ベースでやればいいだけです。 どこかの連盟に入っている意味がだんだんなくなってきました。