土手猫の手

《Plala Broach からお引っ越し》

見解

2008-09-21 04:40:16 | 随筆
今、TBS の「エンプラ」という番組で映画「イキガミ」の紹介をしています。(いました。)

昨日あたりから、ネットのトピックスや新聞等で取り上げられていたので、ご存知の方も多いと思いますが。

原作の漫画「イキガミ」が、星新一さんの小説「生活維持省」に酷似している。との問題。
娘の星マリナさんは既に(作者・出版社への)抗議を終え。判断は読者の方々に委ねるという形で落ち着いてる様ですが。

この小説、七月に読了した「ボッコちゃん」に収録されていたので、読んでいる者として私も一言。


私は「イキガミ」を読んだ事がありませんが。
(なので宣伝等からの、知っている範囲で書かせて頂きます)

私は数週間前か、この映画の広告(紹介)を見ましたが。
その時そっくりだと、いえ星新一作品原案なのか、はたまた同作品へのオマージュなのかと思いました。


今回、改めて記事を読んで。例えば、
「イキガミ」サイドの『イキガミ=赤紙』という主張はともかくとして。
「国家繁栄維持法(イキガミ)」の言葉一つ取っても、疑問符が。付けてしまうのが普通の感覚では無いかと思います。
やはり元なるアイデア・設定が似ている、と感じます。


ですが、
それ以上に気になったのは。
『読んだ事が無い』という出版社の公式見解。
いくら畑違いとは言え、(とも言えないと思いますが)
星新一(作品)を知らないと公然と平然と言う…
作者と担当者は元より、(「ともかく」と譲っても)
出版社は <出版社> として、それを不見識と思わないのかと。
(作者と担当者しか居ない訳でもあるまいに)

昨今、似た様な話は業界を問わず、なのですが…



さて判断を委ねられて…ですが。

私は。
「イキガミ」を見に行きません。(読みません)


両方を読まれた方は、どうお感じになったのでしょう。

ご覧になりますか?(映画)



星新一公式サイト
http://www.hoshishinichi.com/ikigami/index.html



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