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世代間意識の中のライブドア

2006-01-25 15:33:14 | Weblog
ことここに至っても続くホリエモン擁護の意見。
もうひとつ理解できないなぁ……と思っていたのだが、世代間の意識の格差、ことに若い世代における閉塞感を足掛かりにすると、しっくりくるかな、と。

これは上の世代に、ガッチリ仕組みを作られて動くに動けないよ、年金問題などすでに規定事実として進行してしまっている様々な事柄から逃げられないのか?
そういう、僕も含めた30代より下の世代を中心にした意識。

その閉塞感を打ち破る、時代のヒーロー、時代の寵児……という捉え方だ。
人によっては「俺たちの代表」「俺たちのヒーロー」そんな見方をしていたのでしょう。

ただ、僕などを含めて「胡散臭い」と感じていた人も少なくなかったはず。
大人のマネをしている無茶な子供。
資本家による労働者からの収奪(大時代な表現ですね)という意味では、他の成熟した企業たちに比べて、より以上に厳しいことをしている人物でしかなかった。(これは他のヒルズ族にも通じる)

多くの人が重石と感じている世代に、自分だけ近づいて並んで同じ立場になろう……化けの皮を剥げば、そんなところだ。


ただ、薄ら寒い事柄としては、ちょっと甘い言葉を吐いて、目新しく見せるインチキな人間に、諸手を挙げてついていこう、という層が少なからずいるということで……もっと巧妙でもっと危険な思想を持ったカリスマだったならば?
社会にどんな混乱をもたらすものか。
危うさを感じる。
(同じような結びは、ちょうど今朝の日経で使われていた……のは少し面白くない)