虎(黄にゃんこ)と馬と猫

競馬とタイガースと時たまねこのお話

浅田真央優勝

2005-12-17 20:50:05 | Weblog
朝日は「VTR」表示を出さないけれど、録画放送なので速報ではないわけですが……まあいいでしょう。

直前のスルツカヤが、昨日とは段違いの出来で、さすがに楽ではないとは思ったが、ノーミスで、いい演技だった。
コロコロこける注目の選手(らしい)安藤美姫との対比がまた明暗クッキリ。



ここでマスコミに苦言。
今朝の新聞では、毎日が見出しは「浅田1位」ながら写真は安藤と男子二人。
その他、見たスポーツ紙も扱い最悪。
事前に男子や安藤を注目しておくのは、まあ許すとしても、別に時差があって締め切りギリギリだったというものでもなし。
「報道」が目の前にある事実に誠実でなくてどうするのか。

朝日放送の構成といい、選手に対して失礼を感じるような「報道」は本当になんとかして欲しい。

小松左京 女シリーズ

2005-12-17 06:09:02 | 読書日記(映画)
かつて筒井康隆のエッセイの中で非常に気になったやりとり。

編集「もしかして、女シリーズって凄い作品なんじゃありませんか?」
筒井「なにを言っているんだ、今さら」

73年前後に書かれたこのシリーズ、生まれたばかりの自分には読めるはずがなかったが……。徳間文庫からまとめて編集の上、加筆修正されたものとして復活し、本屋で見掛けて慌てて買ったのがこの春。
実にダラダラと時間をかけて読み終った。
分厚いんだもん。持ち歩きにくくて。

それはさておき、当時でさえ「もう見掛けなくなった仕草を持つ」女たち。主に枯れかけた中年男の視線で描かれる。今はなおさら、絶えて見られなくなった色気の描写……となるのか。

しっとりだったり、SFチックだったり、怪談風だったり。様々のシチュエーションで、濃淡様々な男女の関わりの中で女が描き出される。

リアルタイムで読めたら…これは生まれた頃の作品に対して無理な相談だが、そうでなくても学生時代に読めたらな…ちょっぴり悔しく、もったいない。

「日本沈没」といった名作大作を含め、復活が目立つのは最近。学生時代には図書館や古書店でもみつかりにくかった。
小松左京と僕は、どうもズレというか、すれちがいが多いものである。